英国国鉄標準型・Class 4MT機関車。
こんにちは。
一昨日の金曜日、英国のHattonsに注文してあった英国型Nゲージの車両が届きました。最近では月に1回、Hattonsで大体100~120ポンドをまとめてお買い物。それ以外は他では品切れになっているようなレア品を1~2両、地方の小さなショップで探し出して注文する・・・というパターンに落ち着いてきています。送料込みで日本円だと15,000~16,000円で機関車1両、客車が3~4両くらい買えますから、コレクションのペースとしてはちょうどいいのではないでしょうか。もちろん、日本型やラジコン関係で出費がかさみそうな月はパス・・・ということになると思いますが。
今回、Hattonsに注文したのは先週の土曜日の深夜です。通常、土曜・日曜は発送業務を行っていませんから、「発送したよ」メールが届いたのは月曜の夕方です。火曜日朝にはRoyal Mailでトラッキング可能になり「海外へ向けて発送準備中」、夕方には「日本へ向けて発送済み」になっていました。そして水曜深夜に成田に到着して日本郵便のトラッキングに引っかかるようになり、木曜朝9時から通関開始、11時には地元の集配局に向けて発送。翌金曜日に配達という次第です。以前に較べると、随分早くなっています。
今回の注文品の中での目玉はGraham Farish社の品番372-651、英国国鉄標準型(BR Standard)・Class 4MT蒸気機関車です。軸配置は2-6-0。同じClass 4MTには、一回り大きい軸配置4-6-0の機関車もありますから要注意です。この機関車は小型の客貨両用機で、旧LMSのIvatt Class 4機関車の設計を受け継いでいます。客車を牽引する場合は、3~4両の支線運用に使われたようです。気軽に数量の客車をつないで走らせるのにちょうどよさそうですので、購入しました。


実車は英国国鉄発足後の1952年から1957年まで、115両が製造されました。英国国鉄標準型(BR Standard)機関車の多くは、連結されたテンダー(炭水車)の違いで幾つかのバリエーションが存在します。この機関車は9Fのような大型機でも使われている、一番大型のBR1Bテンダーを連結したタイプです。115両のうち、17両がこのタイプでした。もちろん、模型的にはテンダードライブ(テンダーの中に走行モーターを仕込んである)ですから、テンダーが大きければ大きいほど模型化するのが楽(大きい→重い→摩擦係数大→空転しにくく集電しやすい)なんでしょうね。Wikipediaによると、このタイプの機関車はすべてSouthern Region(イングランド南部)の配置だったらしく、厳密に言うとグリーン塗装のMark 1客車を牽引するのが正解のようです。私はこれまで述べてきたとおり、どちらかというとイングランド北部やスコットランド方面を中心に客車を揃える考えですので、ちょっと蒐集方針には合わないんですが・・・ま、どうせ誰にも分らないからいいか(笑)。

これは、貨物専用機でありながら客車牽引でも活躍した、日本の9600形蒸気機関車(KATO製)と並べてみたところです。手前がClass 4MT、奥が9600形です。9600形の製造年代は1913年から1941年までで、総生産数828両。40年ほど先に設計されていますが、ご覧のとおり、エンジン部分はほぼ同じ大きさです。動輪部分が隠れて見えませんが、9600形の軸配置は2-8-0(動輪が4軸)なので足回りには結構違いがあります。また、9600形は製造当初は英国と同じ真空ブレーキだったのですが、後にすべてエアブレーキに置き換えられています。そのため空気タンクやコンプレッサーが後付されて結構雑然とした印象を与えています。テンダー部分には大きさの差が結構ありますが、Class 4MT(BR1B)の石炭7.11トン・水19.3トンに対して9600形は石炭6トン・水13トンですから、大きさが違っていて当然ですね。
一昨日の金曜日、英国のHattonsに注文してあった英国型Nゲージの車両が届きました。最近では月に1回、Hattonsで大体100~120ポンドをまとめてお買い物。それ以外は他では品切れになっているようなレア品を1~2両、地方の小さなショップで探し出して注文する・・・というパターンに落ち着いてきています。送料込みで日本円だと15,000~16,000円で機関車1両、客車が3~4両くらい買えますから、コレクションのペースとしてはちょうどいいのではないでしょうか。もちろん、日本型やラジコン関係で出費がかさみそうな月はパス・・・ということになると思いますが。
今回、Hattonsに注文したのは先週の土曜日の深夜です。通常、土曜・日曜は発送業務を行っていませんから、「発送したよ」メールが届いたのは月曜の夕方です。火曜日朝にはRoyal Mailでトラッキング可能になり「海外へ向けて発送準備中」、夕方には「日本へ向けて発送済み」になっていました。そして水曜深夜に成田に到着して日本郵便のトラッキングに引っかかるようになり、木曜朝9時から通関開始、11時には地元の集配局に向けて発送。翌金曜日に配達という次第です。以前に較べると、随分早くなっています。
今回の注文品の中での目玉はGraham Farish社の品番372-651、英国国鉄標準型(BR Standard)・Class 4MT蒸気機関車です。軸配置は2-6-0。同じClass 4MTには、一回り大きい軸配置4-6-0の機関車もありますから要注意です。この機関車は小型の客貨両用機で、旧LMSのIvatt Class 4機関車の設計を受け継いでいます。客車を牽引する場合は、3~4両の支線運用に使われたようです。気軽に数量の客車をつないで走らせるのにちょうどよさそうですので、購入しました。


実車は英国国鉄発足後の1952年から1957年まで、115両が製造されました。英国国鉄標準型(BR Standard)機関車の多くは、連結されたテンダー(炭水車)の違いで幾つかのバリエーションが存在します。この機関車は9Fのような大型機でも使われている、一番大型のBR1Bテンダーを連結したタイプです。115両のうち、17両がこのタイプでした。もちろん、模型的にはテンダードライブ(テンダーの中に走行モーターを仕込んである)ですから、テンダーが大きければ大きいほど模型化するのが楽(大きい→重い→摩擦係数大→空転しにくく集電しやすい)なんでしょうね。Wikipediaによると、このタイプの機関車はすべてSouthern Region(イングランド南部)の配置だったらしく、厳密に言うとグリーン塗装のMark 1客車を牽引するのが正解のようです。私はこれまで述べてきたとおり、どちらかというとイングランド北部やスコットランド方面を中心に客車を揃える考えですので、ちょっと蒐集方針には合わないんですが・・・ま、どうせ誰にも分らないからいいか(笑)。

これは、貨物専用機でありながら客車牽引でも活躍した、日本の9600形蒸気機関車(KATO製)と並べてみたところです。手前がClass 4MT、奥が9600形です。9600形の製造年代は1913年から1941年までで、総生産数828両。40年ほど先に設計されていますが、ご覧のとおり、エンジン部分はほぼ同じ大きさです。動輪部分が隠れて見えませんが、9600形の軸配置は2-8-0(動輪が4軸)なので足回りには結構違いがあります。また、9600形は製造当初は英国と同じ真空ブレーキだったのですが、後にすべてエアブレーキに置き換えられています。そのため空気タンクやコンプレッサーが後付されて結構雑然とした印象を与えています。テンダー部分には大きさの差が結構ありますが、Class 4MT(BR1B)の石炭7.11トン・水19.3トンに対して9600形は石炭6トン・水13トンですから、大きさが違っていて当然ですね。
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