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雨の日は、東京23区で山めぐり。

こんばんは。

唐突ですが、「纐纈」さんという苗字があります。読み方をご存知でしょうか?「こうけつ」さん、と読みます。関東地方ではほとんど見ない苗字ですが、岐阜県・愛知県ではかなり一般的で、読めない人はまずいません。逆に言えばこれが読める人はこの両県の出身者か、親戚などがいる可能性が高いです。

女房の出身地である岐阜県内の町でもこの苗字はかなり多く、小学校では一クラスに一人は必ずいる苗字だそうです。確かに女房の実家の近所にもこの苗字の表札が幾つか懸かっています。

何年か前、一緒に仕事をしていた人にこの苗字の方がいました。本人は東京出身なんですが、親御さんが岐阜出身だそうです。プロジェクトが始まった際の最初のミーティングで、ホワイトボードに苗字を大書きして「これでコウケツ、と読みますので皆さんよろしくお願いします」と何度も繰り返していました。なかなか正しく読んでもらえなくて苦労しているようです。

翻って私の場合ですが、全国的に非常に多い苗字にありきたりな名前の組み合わせ。間違って読まれたことは一度もありません。そのため同姓同名もたくさんいます。タレントやら、政治家やら、小説の主人公やら。その昔、共通一次試験なんてものを受けたことがありますが、受験票の発行が氏名順になっているので教室の半分くらいが同じ苗字、前の席は漢字まで同じ同姓同名でした。

同じ頃、当時は無条件に契約者が全員掲載されていた東京23区版の個人別電話帳で同姓同名を数えてみたら・・・漢字まで一致する人が43人載っていました。掲載されているのは世帯主だけでしょうから、実数だとこの倍くらいいるんじゃないでしょうか。まったく、読み間違えられないのはいいのですが、これは困りますよね。

というわけで。かなり強引に導入部から繋ぎますが、今回は東京23区内での山めぐりです(笑)。6月8日日曜日、朝から天候不順な一日でしたが、東京23区内で「山」の名を持つ場所を4箇所、回ってきました。

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山歩きをする時は欠かせない国土地理院・2万5千分の1地図です。買ってきたのは「東京首部」「東京西部」「東京南部」「東京西南部」の4枚ですが、今回登る予定の4座をすべて含む「東京首部」と「東京西部」だけ持って出かけました。万が一の道迷いの際にもこれで大丈夫。・・・実はコンパスを持っていくのを忘れていたんですが。しかしこの地図、面白がって買ってきたものの、この後使うことは絶対にないでしょうね(笑)。

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山歩きをする時には足元が大切です。ちゃんと登山靴を履いて出かけました。まあ、今日は土砂降りも予想されるので、普通の革靴を履いて出かけるより雨に強そうですけどね。でも、前回の山歩きの後のクリーニングを忘れていたので埃だらけですね。こんな靴で都心を歩きます(笑)。

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お昼前に自宅を出て、まずは総武線で秋葉原まで。東京メトロ日比谷線に乗り換えて約20分、着いたところは・・・神谷町駅です。一つ手前の駅が霞ヶ関、一つ先の駅が六本木というロケーションですね。こんなところにある山と言えば・・・。

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八犬伝の里を往く。

こんばんは。

先週末、18日土曜日は女房も休みで一家揃って山登りの日・・・だったのですが、天気予報があまり芳しくありません。毎度おなじみの奥高尾、奥多摩方面はどうも雪のようです。私一人ならともかく、女房子供を連れて悪天候の山に入るのは躊躇われますので、以前から温めてあった企画を実行に移すことにしました。その企画とは・・・県内登山(笑)。

我が千葉県の平均標高は海抜43m、最高標高地点でも408m、日本一平べったい県、文字通りの山無し県なのですが、千葉市から東金市方面に向かって走るフォッサマグナの東縁のラインを境として南側は若干標高が高く、200~300m台の山っぽい地形が連なっています。特に南部に行くに従ってその傾向が顕著で、観光地として有名な鋸山(329m)や県内最高峰の愛宕山(408m)などがあります。しかしながらこの地域の山々を指す山地名はなく、「房総丘陵」、分類上はあくまで丘陵地帯です。

今回、この房総丘陵の山の中から、曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」に登場することで有名な富山(とみさん・349m)と、その隣の伊予ヶ岳(336m)に登ってみることにしました。伊予ヶ岳は県内の山では唯一、山名に「岳」の字がつく嶮しい山で、頂上付近には鎖場まであることで有名です。

八犬伝と言うと、私などの世代は小学生の頃にNHKでやっていた「新八犬伝」がどうしても思い出されます。今はなき坂本九さんのナレーションが秀逸でしたし、作品に一貫して登場する悪役、怨霊・玉梓(たまずさ)は文楽人形の操演を取り入れていて迫力がありました。おどろおどろしく「我こそは玉梓が怨霊~」と登場するシーンをご記憶の方も多いかと思います。

18日土曜日の朝7時、自宅を車で出発。車の方が電車よりも早く現地に着きますし、万が一天候が悪くても他の観光地に振り替えが効きます。山登りスタイルで鴨川シーワールドというのも何だか間が抜けていますが(笑)。

館山自動車道を南下し、途中の木更津付近では雪が降っていたので先が危ぶまれたのですが、富津館山道路に入って鋸南富山インターで下りた頃には薄日が差すくらいの天候に回復していました。8時半には富山南西麓の無料駐車場に到着。ところが、朝食を調達する予定のコンビニが周辺に一切なく、仕方がないのでふたたび車を出して駐車場から国道127号まで走り、それでもコンビニが見つからないので国道127号を木更津方面に2km程走ってようやくセブンイレブンを発見。朝食購入後、再び駐車場まで戻ってやっと出発することができました。

18 Jan. 2014 01

車を置いた無料駐車場。南房総市の市営です。地元の自治体であった富山町(とみやままち)は2006年に周辺の町村と合併して「南房総市」になっています。この時点で駐車してあったのは数台でした。

18 Jan. 2014 02

無料駐車場からの登山ルートは二つ。一つは駐車場向かいの道を進んで八犬伝の伏姫と八房が篭っていたと言われる伏姫籠穴を経由し、林道を登っていくルート。もう一つは県道をしばらく東に進み、福満寺から尾根道に入って登っていくルートです。伏姫籠穴・・・八犬伝は馬琴の創作だろうが、と突っ込みたくなりますね。見てみたい誘惑にも駆られましたが、林道歩きは面白くなさそうだし、そのうち観光ででも再訪することにして、ここは登山らしく福満寺からの尾根道コースを選択しました。県道を800mほど歩きます。

18 Jan. 2014 03

福満寺に到着。境内には入らず、山門の前を右に進むと登山道入り口です。

18 Jan. 2014 04

登山道を歩き出して間もなく出現した「一合目」の道標。「九合目」まで「四合目」を除いて揃っていましたが、間隔はかなりいい加減のようです。登山口から一合目までの間隔が一番長いのではないかと思います。

18 Jan. 2014 05

登山道はよく整備されています。遊歩道という感じですね。

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プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

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