KATO「なめくじ」の小工作。
こんばんは。
D51と言えば、KATOが古くから模型化している他、マイクロエースからも多数リリースされています。また、リアルライン・天賞堂などからも出ていますが、それぞれに一長一短があり、決定版と呼べるものはまだないように思います。
その中で、とにかく「デカい(笑)」ことでは定評の、KATO「なめくじ」ですが、数年前に再生産されたものを、遅ればせながら今年の6月ごろ入手しましたので、小工作を施してみました。
ただし、工作の経過のご報告ではなく、既に完了している工作の紹介になってしまいます。そのあたりはご勘弁を。

外観です。
・・・なんか、ピントが変なところに合ってますね。被写界深度も浅くて、テンダー付近はボケボケです。しかも、埃だらけ・・・どうも、静物の接写は苦手です。下手な写真でスミマセン。
製品そのままの状態と異なる箇所は、1.ライト点灯化、2.エンドビームをステップ付きのAssyに交換、3.KATO・C62(新)の解放テコ取りつけ、4.レボリューションファクトリーのナンバー「D51 4」の取りつけ、以上4点です。
ライト点灯化は、ライトに穴を開けて、熱で端部を潰したファイバーを通す、というセオリー通りの手法です。ただ、同じKATOの標準型と異なり、ライト後方に給水暖め器が着いていないので、穴の角度がかなりシビアになります。前後にはみ出さないよう、慎重に作業する必要があります。
私の場合は0.8mmの穴を開け、0.75mmのファイバー(エスカ)を通しました。もちろん、太い方(1mm以上)がいいのですが、穴明けがさらにシビアになるので妥協しました。運良くはみ出さずに開けられましたが、同じ作業をもう一回やるのは嫌です(笑)。
ナンバーはレボリューションファクトリーから出ている、D51用の古いバージョンのものを使用しました。あらかじめ塗装はされていませんので、青く色入れしてあります。D514の中津川機関区時代(1966年以前)という設定です。ちなみに、KATOの標準型の方も、付属ナンバーに青を色入れして、中津川所属機(D51125)に仕立ててあります。
D514は、北海道時代の写真なら比較的あちらこちらで目にします。切り詰めデフ・密閉キャブのいわゆる北海道重装備ですが、そういう写真を見ると煙室扉の下にスカートが付いています。ただ、中津川時代のD514の写真がどこにもなく、確認できないのですが、あのスカートは果たしてどの時点で取り付けられたのでしょうか?
もし、ご存知の方がいらっしゃれば、ご教示いただければ助かります。

内部です。
・・・この写真も肝心なところがピンボケですみません。
ライト点灯化のためにLEDを取り付けてあります。ホビーセンターKATOの点灯化改造などでは、LEDの取り付けスペース確保のため、ウェイト前部を大きく切り取ってありますが、ウェイトが減るのは嫌だったので、最小限になるようにしてみました。
大阪の模型屋さんで同様の改造を請け負っているようで、Web上で紹介されている写真を参考にしました。ウェイト前部の突起だけを切り取り、極薄の基板上に3mm角のチップLED・15mAのCRD・シリコンダイオードを乗せたものを貼り付けてあります。
また、電源は、ウェイトの上に極細のテフロンワイヤーを通してモーター端子から取っています。

極小のライト基板作成に使用したユニバーサル基板です。
私がこの手の工作に常用しているもので、「八ヶ岳クラブ」という、電子キットのガレージメーカーがリリースしています。鋏で簡単に切れ、Nゲージ工作には大変便利で重宝します。
製造している「八ヶ岳クラブ」は、かなりマニアックなキットのメーカーで、大昔に流行ったAM用ワイヤレスマイクの復刻版キットや、超小型の真空管を使った名刺サイズの真空管アンプキット等をリリースし、電子工作界でその名が知られています。ただ、Webサイトなどが一切なく、謎の多い団体でもあります。
私は秋葉原の千石電商で購入しましたが、おそらく日本橋や大須でも扱っているところがあるんじゃないかと思います(日本橋ならシリコンハウス、大須なら第2アメ横の店あたりにいかにもありそうな・・・)。
なお、Googleで「八ヶ岳クラブ」を検索すると、八ヶ岳山麓にある、俳優の柳生博氏経営のレストラン兼ギャラリーばかりがヒットするのでご注意ください(笑)。
【初出・鉄道模型のコミュニティサイト『トレイン・トレイン』(2015年12月18日閉鎖)】
D51と言えば、KATOが古くから模型化している他、マイクロエースからも多数リリースされています。また、リアルライン・天賞堂などからも出ていますが、それぞれに一長一短があり、決定版と呼べるものはまだないように思います。
その中で、とにかく「デカい(笑)」ことでは定評の、KATO「なめくじ」ですが、数年前に再生産されたものを、遅ればせながら今年の6月ごろ入手しましたので、小工作を施してみました。
ただし、工作の経過のご報告ではなく、既に完了している工作の紹介になってしまいます。そのあたりはご勘弁を。

外観です。
・・・なんか、ピントが変なところに合ってますね。被写界深度も浅くて、テンダー付近はボケボケです。しかも、埃だらけ・・・どうも、静物の接写は苦手です。下手な写真でスミマセン。
製品そのままの状態と異なる箇所は、1.ライト点灯化、2.エンドビームをステップ付きのAssyに交換、3.KATO・C62(新)の解放テコ取りつけ、4.レボリューションファクトリーのナンバー「D51 4」の取りつけ、以上4点です。
ライト点灯化は、ライトに穴を開けて、熱で端部を潰したファイバーを通す、というセオリー通りの手法です。ただ、同じKATOの標準型と異なり、ライト後方に給水暖め器が着いていないので、穴の角度がかなりシビアになります。前後にはみ出さないよう、慎重に作業する必要があります。
私の場合は0.8mmの穴を開け、0.75mmのファイバー(エスカ)を通しました。もちろん、太い方(1mm以上)がいいのですが、穴明けがさらにシビアになるので妥協しました。運良くはみ出さずに開けられましたが、同じ作業をもう一回やるのは嫌です(笑)。
ナンバーはレボリューションファクトリーから出ている、D51用の古いバージョンのものを使用しました。あらかじめ塗装はされていませんので、青く色入れしてあります。D514の中津川機関区時代(1966年以前)という設定です。ちなみに、KATOの標準型の方も、付属ナンバーに青を色入れして、中津川所属機(D51125)に仕立ててあります。
D514は、北海道時代の写真なら比較的あちらこちらで目にします。切り詰めデフ・密閉キャブのいわゆる北海道重装備ですが、そういう写真を見ると煙室扉の下にスカートが付いています。ただ、中津川時代のD514の写真がどこにもなく、確認できないのですが、あのスカートは果たしてどの時点で取り付けられたのでしょうか?
もし、ご存知の方がいらっしゃれば、ご教示いただければ助かります。

内部です。
・・・この写真も肝心なところがピンボケですみません。
ライト点灯化のためにLEDを取り付けてあります。ホビーセンターKATOの点灯化改造などでは、LEDの取り付けスペース確保のため、ウェイト前部を大きく切り取ってありますが、ウェイトが減るのは嫌だったので、最小限になるようにしてみました。
大阪の模型屋さんで同様の改造を請け負っているようで、Web上で紹介されている写真を参考にしました。ウェイト前部の突起だけを切り取り、極薄の基板上に3mm角のチップLED・15mAのCRD・シリコンダイオードを乗せたものを貼り付けてあります。
また、電源は、ウェイトの上に極細のテフロンワイヤーを通してモーター端子から取っています。

極小のライト基板作成に使用したユニバーサル基板です。
私がこの手の工作に常用しているもので、「八ヶ岳クラブ」という、電子キットのガレージメーカーがリリースしています。鋏で簡単に切れ、Nゲージ工作には大変便利で重宝します。
製造している「八ヶ岳クラブ」は、かなりマニアックなキットのメーカーで、大昔に流行ったAM用ワイヤレスマイクの復刻版キットや、超小型の真空管を使った名刺サイズの真空管アンプキット等をリリースし、電子工作界でその名が知られています。ただ、Webサイトなどが一切なく、謎の多い団体でもあります。
私は秋葉原の千石電商で購入しましたが、おそらく日本橋や大須でも扱っているところがあるんじゃないかと思います(日本橋ならシリコンハウス、大須なら第2アメ横の店あたりにいかにもありそうな・・・)。
なお、Googleで「八ヶ岳クラブ」を検索すると、八ヶ岳山麓にある、俳優の柳生博氏経営のレストラン兼ギャラリーばかりがヒットするのでご注意ください(笑)。
【初出・鉄道模型のコミュニティサイト『トレイン・トレイン』(2015年12月18日閉鎖)】
スポンサーサイト