山道具も海外通販。
こんばんは。
ここのところ忙しい日々が続いています。25・26日の土曜・日曜は両日とも出勤、しかも帰りは午前様でした。今日は一区切り付いたので割と早く帰って来れましたが、明日からまた午前様になります。今週末くらいは土曜か日曜のどちらかで一日くらい山に入りたいんですが・・・難しいかもしれませんね。女房は今週末は珍しく土日とも休みらしく、「パパはどうせ今週末も仕事でしょ?」などと言いながら、先ほどから女房とチビの分のガーラ湯沢行きのチケットを予約しています。おのれぇ!!
・・・閑話休題。さて、先日の山道具に関する記事の最後でファイントラックのツェルト2を購入した話を書きましたが、それ以来、ちょっと気になっていたのがツェルトをテント風に張る場合に使うポールです。ファイントラックでは純正のポールはリリースしていませんが、アライテントやヘリテイジといった、ツェルトを製造している他のメーカーでは専用のポールもリリースしています。しかし、見ようによってはこれくらい無駄なものはありませんよね。ツェルトとポール、張り綱、ペグなどを合わせればすぐに重量は1kg近くになります。アライやダンロップの一般的なテントでも1.3kgくらいだったりしますから、「テント持って行けばいいじゃん」という話になってしまいます。
一方で、ツェルトを張る際にトレッキングポール(ストック)を使うことも一般的に行われています。ただ、私はトレッキングポールの類は今のところ一切使っていないんですよね。岩場ではひたすら邪魔になりそうですし、下り坂でも欲しいと思ったことがありません。ただ、三頭山の雪の中では「あれば便利かな~」と思いましたし、思いがけず足を痛めた時などにはあれば心強いかもしれません。そこで、このような要件を満たす手頃なトレッキングポールがないか、探してみました。
取り敢えず、要件を列挙するとこんな感じです。
・常用はしない。基本的に非常用として携帯する。
・ツェルトのポールとしても使うので、長さが調節できるほうが望ましい。
・雪の中では使う可能性があるので、スノーバスケットのオプション設定があること。
・できる限り軽量であること。
・できる限りコンパクトであること。
・高いものはいらない。価格は6,000円から1万円程度。
そんな都合のいい製品あるかいっ!とツッコミが入りそうですが、まあ探してみるのも楽しみのうちです。
最初に目に付いたのはシナノさん扱いのHelinox(韓国・DAC社)製FL-120です。重量148g、収納長53.3cmですが、残念ながら強度がありません。スノーバスケットも使えません。トレラン専用のようです。これはちょっとパスですね。次に目に付いたのが、FREELIGHTさん扱いのTREKKING COMPACTです。イタリアのFIZAN社の製品で、FREELIGHTさんで日本限定仕様のモデルを特注して販売しているようです。重量158g、収納長58cmとなかなかよさげですが、残念なことに価格が13,200円、私にとってはちょっと高すぎます。ただFIZAN社自体はイタリアの老舗で、ヨーロッパ方面ではポピュラーなメーカーのようなので、もっと安いモデルや安売りをしているサイトがないか探してみました。
まずは本家FIZAN社のサイトですが・・・ちょっと探すと、FREELIGHTさんが日本仕様の特注品として入れている「COMPACT」の他に、「COMPACT 4」という製品があるようです。COMPACTの3セクション構成に対し4セクション構成で重量はCOMPACTより11g重い169gですが、収納長はなんと49cm。いいですねぇ。FIZAN COMPACT 4 で検索するとあっちこっちのショップや、ブログでのレビュー記事なんかがヒットします。全く読めないチェコ語やフランス語のサイトはパスして、英国内のショップなどを回ってみると、COMPACT 4の定価は65ポンド程度。この日(1月15日)の英ポンドの為替レートは171円前後だったので、買いが180円として11,700円。但し、英国ではVAT(付加価値税=消費税)の内税表示が義務付けられており、EU域外からのオーダーの場合に免税措置をしてくれるショップならもっと安くなります。直近の英国のVATの税率は20%だったはずなので、うまく免税してくれれば9,750円。送料がつくと足は出ますが、まあ予算の範囲内です。

早速COMPACT 4が買える通販サイトを探してみます。条件は海外からのオーダーに対応していて、しかも免税措置をやってくれるところ。そして支払いはできるだけPayPalが使えるところ。まあ、PayPalといえど絶対安全ではないのですが。
取り扱っているショップは結構見つかります。50ポンドちょっとまでディスカウントしているショップもあったりしますが、海外発送や免税について一切触れられてなかったりするのでパスしました。メールで問い合わせればOKの返事が来るのかもしれませんが、経験上、英国の通販会社は免税できる場合には最初からサイトにきちんと書いてあることが多いです。
そうこうしているうちに見つけたのが、こちらの「Ultralight Outdoor Gear」というショップさん。店名に「通販」という日本語を足してGoogle先生で検索すると、日本からも結構利用している人がいるようで、悪い話も見当たりません。COMPACT 4はほぼ定価の64.99ポンドですが、免税あり、海外発送OK、PayPalまで使えます。試しに商品をカートに入れて清算してみると・・・発送先に「Japan」を選んだ段階で商品価格は54.16ポンド、約9,750円に変わりました。送料は6.45ポンド、約1,160円です。英国と言えど、この金額では国際小包は出せないはずですが、どうやら国内送料無料を謳っているのでその分を国際小包の料金から引いてあるようです。以前からよく利用しているリヴァプールの鉄道模型店があるのですが、そちらも同じようなシステムになっています。
一旦清算をキャンセルし、COMPACT 4本体のほかにオプションの85mmスノーバスケットをカートに追加。改めて清算しなおしました。COMPACT 4が54.16ポンド、スノーバスケットが3.33ポンド、送料が6.45ポンド、〆て63.93ポンドです。PayPalで決済しましたが、最終的にPayPalから来た請求は11,417円でした。1ポンド178円前後で清算されたようです。
なお、日本国内に到着してからの関税が気になるところですが、個人輸入の場合、送料込みの価格が日本円換算で1万6,000円程度までは免税となります。これを超える場合はそれぞれの商品ごとに定められた関税+消費税を取られます。ラジコンヘリや鉄道模型のような「玩具」に分類される商品の場合は関税3%+消費税5%、「1万6,000円を超えたら税金を1割近く取られる」と覚えておけばいいので簡単なのですが、山用品の場合は様々な品目の商品が混じっていますから複雑ですね。革靴のように免税適用が一切なく、関税も30%、または4,300円の高いほう・・・などというものがあったりしますから要注意です。また、Tシャツやセーターなどの衣類も免税適用のないものが結構あるようです。きちんと調べておかないと、日本国内で買うより高くついた・・・ということになりかねないのでご注意ください。
※追記:以上に紹介した海外通販事例ですが、私も素人ですので思わぬところに間違いがある可能性があります。また、免税適用や税率など、頻繁に変更されるものもあります。海外通販に取り組む場合は、必ず各自で最新の情報を確認した上で行うようにお願いします。
ここのところ忙しい日々が続いています。25・26日の土曜・日曜は両日とも出勤、しかも帰りは午前様でした。今日は一区切り付いたので割と早く帰って来れましたが、明日からまた午前様になります。今週末くらいは土曜か日曜のどちらかで一日くらい山に入りたいんですが・・・難しいかもしれませんね。女房は今週末は珍しく土日とも休みらしく、「パパはどうせ今週末も仕事でしょ?」などと言いながら、先ほどから女房とチビの分のガーラ湯沢行きのチケットを予約しています。おのれぇ!!
・・・閑話休題。さて、先日の山道具に関する記事の最後でファイントラックのツェルト2を購入した話を書きましたが、それ以来、ちょっと気になっていたのがツェルトをテント風に張る場合に使うポールです。ファイントラックでは純正のポールはリリースしていませんが、アライテントやヘリテイジといった、ツェルトを製造している他のメーカーでは専用のポールもリリースしています。しかし、見ようによってはこれくらい無駄なものはありませんよね。ツェルトとポール、張り綱、ペグなどを合わせればすぐに重量は1kg近くになります。アライやダンロップの一般的なテントでも1.3kgくらいだったりしますから、「テント持って行けばいいじゃん」という話になってしまいます。
一方で、ツェルトを張る際にトレッキングポール(ストック)を使うことも一般的に行われています。ただ、私はトレッキングポールの類は今のところ一切使っていないんですよね。岩場ではひたすら邪魔になりそうですし、下り坂でも欲しいと思ったことがありません。ただ、三頭山の雪の中では「あれば便利かな~」と思いましたし、思いがけず足を痛めた時などにはあれば心強いかもしれません。そこで、このような要件を満たす手頃なトレッキングポールがないか、探してみました。
取り敢えず、要件を列挙するとこんな感じです。
・常用はしない。基本的に非常用として携帯する。
・ツェルトのポールとしても使うので、長さが調節できるほうが望ましい。
・雪の中では使う可能性があるので、スノーバスケットのオプション設定があること。
・できる限り軽量であること。
・できる限りコンパクトであること。
・高いものはいらない。価格は6,000円から1万円程度。
そんな都合のいい製品あるかいっ!とツッコミが入りそうですが、まあ探してみるのも楽しみのうちです。
最初に目に付いたのはシナノさん扱いのHelinox(韓国・DAC社)製FL-120です。重量148g、収納長53.3cmですが、残念ながら強度がありません。スノーバスケットも使えません。トレラン専用のようです。これはちょっとパスですね。次に目に付いたのが、FREELIGHTさん扱いのTREKKING COMPACTです。イタリアのFIZAN社の製品で、FREELIGHTさんで日本限定仕様のモデルを特注して販売しているようです。重量158g、収納長58cmとなかなかよさげですが、残念なことに価格が13,200円、私にとってはちょっと高すぎます。ただFIZAN社自体はイタリアの老舗で、ヨーロッパ方面ではポピュラーなメーカーのようなので、もっと安いモデルや安売りをしているサイトがないか探してみました。
まずは本家FIZAN社のサイトですが・・・ちょっと探すと、FREELIGHTさんが日本仕様の特注品として入れている「COMPACT」の他に、「COMPACT 4」という製品があるようです。COMPACTの3セクション構成に対し4セクション構成で重量はCOMPACTより11g重い169gですが、収納長はなんと49cm。いいですねぇ。FIZAN COMPACT 4 で検索するとあっちこっちのショップや、ブログでのレビュー記事なんかがヒットします。全く読めないチェコ語やフランス語のサイトはパスして、英国内のショップなどを回ってみると、COMPACT 4の定価は65ポンド程度。この日(1月15日)の英ポンドの為替レートは171円前後だったので、買いが180円として11,700円。但し、英国ではVAT(付加価値税=消費税)の内税表示が義務付けられており、EU域外からのオーダーの場合に免税措置をしてくれるショップならもっと安くなります。直近の英国のVATの税率は20%だったはずなので、うまく免税してくれれば9,750円。送料がつくと足は出ますが、まあ予算の範囲内です。

早速COMPACT 4が買える通販サイトを探してみます。条件は海外からのオーダーに対応していて、しかも免税措置をやってくれるところ。そして支払いはできるだけPayPalが使えるところ。まあ、PayPalといえど絶対安全ではないのですが。
取り扱っているショップは結構見つかります。50ポンドちょっとまでディスカウントしているショップもあったりしますが、海外発送や免税について一切触れられてなかったりするのでパスしました。メールで問い合わせればOKの返事が来るのかもしれませんが、経験上、英国の通販会社は免税できる場合には最初からサイトにきちんと書いてあることが多いです。
そうこうしているうちに見つけたのが、こちらの「Ultralight Outdoor Gear」というショップさん。店名に「通販」という日本語を足してGoogle先生で検索すると、日本からも結構利用している人がいるようで、悪い話も見当たりません。COMPACT 4はほぼ定価の64.99ポンドですが、免税あり、海外発送OK、PayPalまで使えます。試しに商品をカートに入れて清算してみると・・・発送先に「Japan」を選んだ段階で商品価格は54.16ポンド、約9,750円に変わりました。送料は6.45ポンド、約1,160円です。英国と言えど、この金額では国際小包は出せないはずですが、どうやら国内送料無料を謳っているのでその分を国際小包の料金から引いてあるようです。以前からよく利用しているリヴァプールの鉄道模型店があるのですが、そちらも同じようなシステムになっています。
一旦清算をキャンセルし、COMPACT 4本体のほかにオプションの85mmスノーバスケットをカートに追加。改めて清算しなおしました。COMPACT 4が54.16ポンド、スノーバスケットが3.33ポンド、送料が6.45ポンド、〆て63.93ポンドです。PayPalで決済しましたが、最終的にPayPalから来た請求は11,417円でした。1ポンド178円前後で清算されたようです。
なお、日本国内に到着してからの関税が気になるところですが、個人輸入の場合、送料込みの価格が日本円換算で1万6,000円程度までは免税となります。これを超える場合はそれぞれの商品ごとに定められた関税+消費税を取られます。ラジコンヘリや鉄道模型のような「玩具」に分類される商品の場合は関税3%+消費税5%、「1万6,000円を超えたら税金を1割近く取られる」と覚えておけばいいので簡単なのですが、山用品の場合は様々な品目の商品が混じっていますから複雑ですね。革靴のように免税適用が一切なく、関税も30%、または4,300円の高いほう・・・などというものがあったりしますから要注意です。また、Tシャツやセーターなどの衣類も免税適用のないものが結構あるようです。きちんと調べておかないと、日本国内で買うより高くついた・・・ということになりかねないのでご注意ください。
※追記:以上に紹介した海外通販事例ですが、私も素人ですので思わぬところに間違いがある可能性があります。また、免税適用や税率など、頻繁に変更されるものもあります。海外通販に取り組む場合は、必ず各自で最新の情報を確認した上で行うようにお願いします。
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