三頭山の雪、再び。
こんばんは。
昨秋、突如山歩きを始めてから丸1年が経ちました。昨年11月10日には初めての奥高尾縦走、同11月23日には初めての奥多摩登山となる川苔山登山。そこから始まって、あれよあれよという間の1年間です。この1年、もっぱら奥多摩・高尾界隈を中心に歩いてきましたが、歩いたことのある登山道も大分増えてきて、2度以上登った山も多くなってきました。こうなるとやってみたくなるのが「奥多摩・高尾の全登山道歩き尽くし」。まだまだ道は遠いと思いますが、マイナールートを含めて「もう歩いていない道がない」という境地を目指してみたいと思います。果たして達成できるのはいつ頃になりますことやら。
さて。先日の三連休の中日です。昨年の川苔山登山からちょうど1周年となるこの日、奥多摩三山のひとつである三頭山に登ってきました。この山は昨年12月28日、初めての雪山登山の体験をした山ですが、無雪期に登るのは初めてです。今回はこの三頭山登山に絡めて、3つの課題をクリアしようと考えていました。
まず最初は、奥多摩湖に浮かぶ「麦山浮橋」、通称ドラム缶橋を渡ること。バスの中などからその姿を見たことはあるものの、これまで一回も渡ったことのない麦山浮橋を一度渡ってみたいと以前から思っていたんですが、今回三頭山登山のルートにこちらを使ってみました。
二つ目は、奥多摩三大急登の一つにも数えられるヌカザス尾根を歩いてみること。麦山浮橋を渡ると必然的にこのヌカザス尾根を登ることになります。まあ、奥多摩はどこを登っても大抵急登なんですが、そのなかでもオツネノ泣坂を擁するヌカザス尾根の急登加減はどれくらいのものなのか、実地に体験してみたいというのがありました。
そして最後の、実は今回の最も大きな目的であるのが、三頭山の先、ムシカリ峠から浅間峠(せんげんとうげ)に至る笹尾根の未踏区間を踏破することです。昨年の12月14日、笹尾根の陣馬山から浅間峠までの区間を子供を連れて歩いたことがありますので、今回は三頭山から浅間峠まで歩きとおすことで、笹尾根から未踏部分をなくしたいとうのがありました。
ちなみに今回のコース、当ブログからリンクさせていただいている悠さんが、9月27日に途中の西原峠までの区間を歩かれています。また、同じくリンクさせていただいているkouさんが、昨年12月14日、私が子供連れで陣馬山から浅間峠まで歩いた日と同じ日に、麦山浮橋から三頭山を超えて笹尾根を歩かれています。あとでkouさんに確認して頂いたら、私と子供が浅間峠から下山を始めた30分後くらいにkouさんが三頭山方面からやってきて浅間峠を通過したようです。ちなみにkouさん、その後なんと高尾山口まで全長44kmのコースを一気に歩き通していますから凄いですよね。超人的な体力です。
というわけで、11月23日日曜日、始発電車に乗って出発。7時37分、奥多摩駅に到着です。

すぐに駅前に停まっている峰谷行きのバスに乗り込みます。発車は7時45分。あまり時間はありません。このバス、9月末までは7時55分発だったんでトイレなんかを済ますにはちょうどよかったんですけどね。今回下車する峰谷橋のバス停にはトイレがありますが、トイレのない登山口から山に入る場合には、この短い乗り換え時間のうちに駅のトイレに寄っておかなければなりません。男性はともかく、女性はちょっと大変だと思います。

8時15分過ぎ、峰谷橋バス停に到着。ここには数台停められる駐車場とトイレ、東屋があります。麦山浮橋(ドラム缶橋)に一番近いのは一つ先の小河内神社バス停ですが、今回乗ってきたのはそちらへは行かず、ここから山間の峰谷集落(鷹ノ巣山などの登山口)へ向かうバスですのでここで降ります。ただし、小河内神社バス停の周辺にはトイレがないようなので、そちらを通るバスの場合でもここで降りた方がベターかもしれません。何せ、歩いて数分の距離ですから。
さて。本日はここから笹尾根の浅間峠を目指しますが、ひとつ大きな問題があります。山と高原地図の標準CTを積算すると、ここから三頭山西峰までが3時間35分。三頭山西峰から浅間峠までが4時間50分。合計8時間25分です。私の峰谷橋バス停の出発時間は8時25分ですが、単純計算だと標準CTで歩いた場合、休憩なしで歩いても浅間峠に到着するのが16時50分になります。本日の東京地方の日没時刻は16時30分ですから、日没の20分後ですね。足の遅い私ですが、否応なしに標準CT以上のペースで歩かないと日没前に浅間峠に着くことが出来ません。
浅間峠から先、上川乗バス停までの下山路は一度歩いたことがありますが、「関東ふれあいの道」にもなっていて整備されており、危険な場所はありません。ヘッドライトを点けて歩くのも難しくないと思います。そこで、本日の目標として、日没前に浅間峠に到達する、ということにしました。途中、経過時間などを見ながら、日没までに浅間峠に到着できる見込みがない場合には適当なところでエスケープして下山することにします。

8時25分、出発です。実はこの出発の際にGPSのロギングを開始したんですが、夕方、歩き終わってから確認するとデータがすべて消えていました。どうやらメモリの空き容量が足りなかったようです。今回のコースと所要時間もヤマレコに登録してありますが、GPSからデータを送るだけで記事が作れていたのが、手作業でコースをトレースする羽目になりました。なんか、一度コースの登録を始めると、GPSのデータが飛んだ場合でもやらずにはいられなくなりますね(笑)。そちらもあわせてご覧ください。
昨秋、突如山歩きを始めてから丸1年が経ちました。昨年11月10日には初めての奥高尾縦走、同11月23日には初めての奥多摩登山となる川苔山登山。そこから始まって、あれよあれよという間の1年間です。この1年、もっぱら奥多摩・高尾界隈を中心に歩いてきましたが、歩いたことのある登山道も大分増えてきて、2度以上登った山も多くなってきました。こうなるとやってみたくなるのが「奥多摩・高尾の全登山道歩き尽くし」。まだまだ道は遠いと思いますが、マイナールートを含めて「もう歩いていない道がない」という境地を目指してみたいと思います。果たして達成できるのはいつ頃になりますことやら。
さて。先日の三連休の中日です。昨年の川苔山登山からちょうど1周年となるこの日、奥多摩三山のひとつである三頭山に登ってきました。この山は昨年12月28日、初めての雪山登山の体験をした山ですが、無雪期に登るのは初めてです。今回はこの三頭山登山に絡めて、3つの課題をクリアしようと考えていました。
まず最初は、奥多摩湖に浮かぶ「麦山浮橋」、通称ドラム缶橋を渡ること。バスの中などからその姿を見たことはあるものの、これまで一回も渡ったことのない麦山浮橋を一度渡ってみたいと以前から思っていたんですが、今回三頭山登山のルートにこちらを使ってみました。
二つ目は、奥多摩三大急登の一つにも数えられるヌカザス尾根を歩いてみること。麦山浮橋を渡ると必然的にこのヌカザス尾根を登ることになります。まあ、奥多摩はどこを登っても大抵急登なんですが、そのなかでもオツネノ泣坂を擁するヌカザス尾根の急登加減はどれくらいのものなのか、実地に体験してみたいというのがありました。
そして最後の、実は今回の最も大きな目的であるのが、三頭山の先、ムシカリ峠から浅間峠(せんげんとうげ)に至る笹尾根の未踏区間を踏破することです。昨年の12月14日、笹尾根の陣馬山から浅間峠までの区間を子供を連れて歩いたことがありますので、今回は三頭山から浅間峠まで歩きとおすことで、笹尾根から未踏部分をなくしたいとうのがありました。
ちなみに今回のコース、当ブログからリンクさせていただいている悠さんが、9月27日に途中の西原峠までの区間を歩かれています。また、同じくリンクさせていただいているkouさんが、昨年12月14日、私が子供連れで陣馬山から浅間峠まで歩いた日と同じ日に、麦山浮橋から三頭山を超えて笹尾根を歩かれています。あとでkouさんに確認して頂いたら、私と子供が浅間峠から下山を始めた30分後くらいにkouさんが三頭山方面からやってきて浅間峠を通過したようです。ちなみにkouさん、その後なんと高尾山口まで全長44kmのコースを一気に歩き通していますから凄いですよね。超人的な体力です。
というわけで、11月23日日曜日、始発電車に乗って出発。7時37分、奥多摩駅に到着です。

すぐに駅前に停まっている峰谷行きのバスに乗り込みます。発車は7時45分。あまり時間はありません。このバス、9月末までは7時55分発だったんでトイレなんかを済ますにはちょうどよかったんですけどね。今回下車する峰谷橋のバス停にはトイレがありますが、トイレのない登山口から山に入る場合には、この短い乗り換え時間のうちに駅のトイレに寄っておかなければなりません。男性はともかく、女性はちょっと大変だと思います。

8時15分過ぎ、峰谷橋バス停に到着。ここには数台停められる駐車場とトイレ、東屋があります。麦山浮橋(ドラム缶橋)に一番近いのは一つ先の小河内神社バス停ですが、今回乗ってきたのはそちらへは行かず、ここから山間の峰谷集落(鷹ノ巣山などの登山口)へ向かうバスですのでここで降ります。ただし、小河内神社バス停の周辺にはトイレがないようなので、そちらを通るバスの場合でもここで降りた方がベターかもしれません。何せ、歩いて数分の距離ですから。
さて。本日はここから笹尾根の浅間峠を目指しますが、ひとつ大きな問題があります。山と高原地図の標準CTを積算すると、ここから三頭山西峰までが3時間35分。三頭山西峰から浅間峠までが4時間50分。合計8時間25分です。私の峰谷橋バス停の出発時間は8時25分ですが、単純計算だと標準CTで歩いた場合、休憩なしで歩いても浅間峠に到着するのが16時50分になります。本日の東京地方の日没時刻は16時30分ですから、日没の20分後ですね。足の遅い私ですが、否応なしに標準CT以上のペースで歩かないと日没前に浅間峠に着くことが出来ません。
浅間峠から先、上川乗バス停までの下山路は一度歩いたことがありますが、「関東ふれあいの道」にもなっていて整備されており、危険な場所はありません。ヘッドライトを点けて歩くのも難しくないと思います。そこで、本日の目標として、日没前に浅間峠に到達する、ということにしました。途中、経過時間などを見ながら、日没までに浅間峠に到着できる見込みがない場合には適当なところでエスケープして下山することにします。

8時25分、出発です。実はこの出発の際にGPSのロギングを開始したんですが、夕方、歩き終わってから確認するとデータがすべて消えていました。どうやらメモリの空き容量が足りなかったようです。今回のコースと所要時間もヤマレコに登録してありますが、GPSからデータを送るだけで記事が作れていたのが、手作業でコースをトレースする羽目になりました。なんか、一度コースの登録を始めると、GPSのデータが飛んだ場合でもやらずにはいられなくなりますね(笑)。そちらもあわせてご覧ください。
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