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浅間嶺まで日溜りハイク・・・の筈でしたが。

こんばんは。

以前、アマチュア無線の国家試験の受験の話を書いたとき、戴いたコメントへのお返事の中でちょっと触れたんですが、この4月に実施される第二級アマチュア無線技士(2アマ)の国家試験を受験しようかと思っています。現在所持している資格は第三級(3アマ)ですから、一つ上のクラスになります。

そもそも、クラスが上がると何が違うの?という疑問を持たれる方も多いと思いますが、クラスが上がるごとに限定されている操作範囲が解除されていきます。自動二輪の運転免許みたいなものですね。例えばこんな感じです。

第四級・・・使える電波形式に制限(モールス符号が使えない)、使える周波数帯に制限(海外通信に最も適した周波数帯は使えない)、送信出力10W(VHF帯以上は20W)まで。
第三級・・・すべての電波形式を使用可能。使える周波数帯に制限(やっぱり海外通信に最も適した周波数帯が使えない)、送信出力50Wまで。
第二級・・・すべての電波形式、すべての周波数帯を使用可能。送信出力200Wまで。
第一級・・・すべての電波形式、すべのて周波数帯を使用可能。送信出力制限なし(現実には1KW=1000Wあたりまでしか許可されませんが。ちなみに1KWでも発展途上国だったら放送局レベルの出力です)。


なお、VHF帯以上は上位資格でも出力に制限があります。特にマイクロウェーブでは数ワット以下。マイクロウエーブで1KWなんか出したら・・・電子レンジみたいなものですから、アンテナの傍にいるだけで頭の中身が沸騰します。

私の場合、どうせマンション住まいでまともなアンテナは建てられないので、送信出力がアップしてもあまり意味はありません。現在使える50Wで十分なんですが、周波数帯の制限が解除されるのが大きな魅力です。最初に電話級(現第四級)の免許を取った子供の頃、上位資格でないと出られない14MHz帯などの国際バンドは憧れの的でした。それがどうした、と言われるかもしれませんが、やっぱり子供の頃からの夢にはこの機会にチャレンジしてみたい。試験のレベルも昔と較べると大分落ちたようですし・・・ってそれが一番の動機かい(笑)。ちなみに第二級の試験には第三級までみたいな当日申し込みの制度はありません。事前の申請が必要です。次回の試験は4月5日、申し込みは2月20日までとなっています。

さて。お話変わって今回のお題。東京都檜原村の浅間尾根です。同じ名前の尾根が奥多摩町の鷹ノ巣山にもありますが、それとは別物。そもそも、「浅間(あさま、あそ)」とは古語では火山全般を指し、転じて狭義の意味では富士を指すので、富士を祀った浅間(せんげん)神社が私の地元を含め、関東地方のいたるところにあります。また、富士の見える尾根に浅間神社が置かれることも多かったようで、その場合には尾根の名前も浅間尾根になったようです。鷹ノ巣山の浅間尾根、檜原村の浅間尾根、ともに尾根上に浅間神社が置かれています。

今回のルート、実は当ブログからもリンクさせていただいている悠さん1年ちょっと前に歩かれていますが、私はある目的のために悠さんのルートを逆方向に辿ってみました。その目的とは・・・また後ほど(笑)。

というわけで1月24日土曜日、地元を始発の電車で出て、午前7時前に武蔵五日市駅にやって来ました。

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夜が明けたばかり、朝日を浴びてモルゲンロートに染まる(笑)武蔵五日市駅。

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数馬行きバスは7時20分発。登山姿の乗客が10人ほど乗り込みます。一昨年の暮れ、三頭山に登ったときも同じバスを使っていますが、あの時より乗客が少ないようです。やっぱり1月だからかな。

1時間近くバスに揺られて(!)笹の平バス停までやってきました。ここは終点・数馬のひとつ手前です。登山姿の乗客もここまでの間に大半が下車、笹の平バス停では私一人でした。バスの中にはあと一組、2名の登山客がいましたが、おそらく数馬から三頭山に登られる人たちじゃないかと思います。

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身支度を整えてさあ出発!の前にトイレに駆け込みました(笑)。笹の平バス停から数馬寄りに70mほどいった先の右側にログハウス風の立派なトイレがあります。まだ里なので自動水洗(あ、男子用だけね)、手洗い場つきです。

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登山道入口はバス停とトイレの間にあるのですが、GPSロガーの記録開始を忘れていたので、一旦バス停まで戻ってロギングをONに(笑)。改めまして・・・出発です。本日のルートとタイムの詳細も、ヤマレコに登録してあります。併せてご覧ください。

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ジャンル : 趣味・実用

権現山は、天然の展望台。

こんばんは。

私が普段仕事をしている秋葉原近辺には最近、加賀カレー系のお店が幾つかできていますが、そのうちの一つのお店のカレーが時々無性に食べたくなって、10分ほど歩いて食べに行くことがあります。まあ、取り立てて旨いと言うほどのカレーでもないとは思うんですが、あのカラメルを効かせたカレーが何故か食べたくなるときがあるんですよね。

そうそう、何故か無性に食べたくなるカレーと言えば・・・今から30年以上も昔の話になりますが、JR御茶ノ水駅の西口を出てスクランブル交差点を斜め、すなわち対角線上に渡ったところに「カレーの店マコ」という個人経営の小さなお店がありました。確か置いてあるメニューは3つ、ビーフ、ポーク、チキンをそれぞれ具材に使ったカレーだけだったと思います。ここのカレーもやはり無性に食べたくなるときがあって、わざわざ御茶ノ水まで食べに行ったりしていたんですが、ちょうど30年前の1985年ごろに店を畳んで跡地は薬局になってしまいました。

このマコのカレー、その後も思い出すたびに「もう一回食べてみたい」なんて思っていたんですが、秋葉原の私がよく行くお店で初めて加賀カレーを食べた時に感じたのが、「これ、マコのカレーに近い!」だったんです。まったく同じ味ではありませんが、カラメル系の味に共通するものを感じます。マコが健在だった当時、カレーにグラニュー糖を入れていた・・・という話を聞いたこともありますし。まあ、今となってはどういう人がどういう経緯でお店を出していたのか、調べようもないですけどね。

ところで、加賀カレーの看板を出しているお店、本当に現地と同じ味のカレーを出しているんでしょうか?同じご当地グルメの讃岐うどんの場合、東京辺りでは相当かけ離れたものしか出てきませんが(特にはな○・・・伏字になってないな・笑)、状況は同じなんじゃないかという気もします。

さて。今回の山行はこちらです。

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これは昨年の11月23日、奥多摩・三頭山から笹尾根を浅間峠まで歩いたとき、途中の数馬峠から南西方向を撮った写真ですが、笹尾根の南西側を平行に走っている山稜の上、画面のほぼ中央にちょこんと突き出たピークがあります。このピークを見たときから「行ってみたいな」と思っていたんですが、今回、小仏峠以西の中央線沿線の山々に足を延ばすにあたって、このお山、権現山を攻略してみることにしました。

ただ・・・調べてみるとこの権現山、アクセスはあまりよくないようです。主な登山ルートは以下の通り。
(1)中央線上野原駅からバスで用竹バス停まで行き、ここから尾根伝いに二本杉、雨降山を経由して権現山へ。
(2)同じく上野原駅からバスで用竹の先、初戸のバス停まで行き、ここから雨降山へ登って(1)のルートへ合流、権現山へ。
(3)中央線大月駅から浅川バス停まで行き、ここから扇山と権現山の間の浅川峠へ登って権現山へ。
(4)同じく大月駅から富岡バス停、または杉平入口バス停まで行き、長尾根または鋸尾根を経由して麻生山。あとは尾根伝いに権現山へ。
どのルートもバス利用が必須です。でも、どのルートも1日に数本のバスしかありません。奥多摩あたりなら1時間に1本程度はバスが出ていますから、東京都から一歩出ると一気に交通の便が悪くなります。

こういう状況で、行きも帰りもバス利用というとコースのプランニングがかなり面倒ですよね。行きと帰りのどちらかは鉄道駅に直接アクセスするルートを考えるのが無難です。そこで考えたのが、中央線の鳥沢駅に始発電車で向かって朝の7時過ぎに駅前を出発、まずは鳥沢駅の北にある扇山に登り、ここをそのまま乗り越えて浅川峠経由で権現山に向かうコース。帰りは権現山から東へ尾根沿いに進んで用竹バス停へ下ります。

出かけるのは3連休の初日、1月10日土曜日にしました・・・が。年初来、少々忙しくて疲れが溜まっていたようで、見事に寝坊。翌11日は前回記事でも触れた通り、習志野演習場へ行く予定だったので、12日の成人の日に改めて出直すことにしました。

ただ、その間にちょっと計画を変更。用竹バス停からの帰りのバスの時刻は15時10分と16時53分なんですが、15時10分に着くのはちょっと難しそう。どうも、中途半端な時間に用竹に到着して、1時間以上、寒いところでバスを待つ羽目になりそうです。だったら、反対方向に回ればどうなんだろう?と考え直しました。用竹へ行くバスは12月に鶴峠経由で三頭山に向かったときに乗ったのと同じルートですが、今は冬季ダイヤなので8時30分発のみ、しかも飯尾どまりとないっています。もちろん用竹までならこれで十分なんですが、時間がかなり遅めですよね。ただ、扇山からの下山路はあまり時間もかからず、里に出てからの一般道歩きが長いようなので暗くなっても問題なさそうです。というわけで回る方向を反対にし、用竹バス停から権現山に登り、帰りは鳥沢駅に抜けることにしました。

今回の詳細なルートとコースタイムは例によってヤマレコに登録してあります。併せてご覧ください。

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バスの時間が遅いので、自宅を出るのも遅めです。5時半過ぎの快速電車で地元駅を出発、東京駅、高尾駅で乗り換えて、8時8分、上野原駅に到着。上野原駅は構造がちょっと変則的で、島式ホームの真ん中の部分に改札口があります。改札機はこちら側だけでなく、ホームの反対側にもついています。

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テーマ : アウトドア
ジャンル : 趣味・実用

時に西暦2015年、降下訓練始めに行ってみた。

こんばんは。

以前ちょっと触れましたが、我が家の玄関前から見える富士が存亡の危機に瀕している、という話。その後どうなったかと言うと・・・こうなっています。

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富士の手前、右側のビルは前々からあって「邪魔だな~」と思っていたんですが、今回そのすぐ左側にタワーマンションが建ってしまい、ご覧のような有様になってしまいました。辛うじて山頂部分は見えていますが、もう富士を眺めて楽しめるような状態じゃありませんな。「自宅から富士が見える」ことがウリだった我が家も、とうとう年貢の納め時のようです。でも、やっぱり悔しいな~。ウチのマンションができたときも、「富士が見えなくなった」怒り心頭だった人たちが結構いたのかもしれませんが。

さて。話し変わって本日は、とある基地祭に家族でおでかけをした話。

千葉市の北側、八千代市・習志野市・船橋市の3市の境目あたりに、陸上自衛隊習志野駐屯地・習志野演習場があります。ここに駐屯しているのは陸上自衛隊第一空挺団。いわゆるパラシュート部隊ですね。日本では唯一の空挺部隊がここにあります。

空挺部隊というと、どこの国でも精鋭中の精鋭です。重火器の援護なしに敵陣の背後、あるいは真っ只中に降下して小銃などの小火器のみで戦うわけですから、高い身体能力・サバイバル能力が要求されるエリート部隊。毎年1月10日ごろ、この第一空挺団の「降下訓練始め」が一般公開(いわゆる基地祭ですね)されており、以前から行ってみたかったんですが、なぜか正月ごたごたしている間に完全に忘れてしまうんですね。例年、気が付いたときは終わっている・・・の繰り返しだったんですが、今年は数日前に「あ!そう言えば!」と思い出し、連休の中日である1月11日日曜日、晴れて行くことができました。この日、女房もたまたま仕事が休みだったので一家そろって出かけました。5年位前に米軍・横田基地の基地祭にやっぱり一家揃ってお出かけしたことがありますが、この手のイベントはその時以来です。

会場である習志野演習場への道案内には、「JR津田沼駅からバス、北習志野団地入り口バス停下車」なんて書いてありますが、私も一応地元民の端くれ、降下訓練始めの日に演習場前を通っている国道296号線がどういう状態になるかは充分承知しています。車でのアプローチはもちろん、バスを使ってもいつになるかわかったもんじゃありません。そこで一番近い新京成線の習志野駅から歩くことにしました。駅から演習場までは1キロもないので、大した距離じゃありません。

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降下訓練始めの開始は11時からですが、時間の余裕を見て8時55分、習志野駅に到着。駅から国道296号方面に向けて歩き出します。

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途中にある公園、「薬円台公園」。ここの中を抜けて行きます。公園の中には、いかにもミリヲタっぽい人たちがチラホラと歩いています。「お前ら一家もそうだろ!」と突っ込まれると返す言葉がありませんが。

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公園の端にはこのような碑が建てられています。それと「習志野」の地名の由来を記した看板も。「習志野」は、明治天皇より賜った地名とのことです。でも、先ほどの習志野駅もこの碑も船橋市内なんですよね。

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実は、碑の隣に置いてあるこれを見たくてここまで来たのでした(笑)。蒸気機関車D51・125号機です。1938(昭和13)年に製造され、新鶴見機関区(神奈川)に配置。戦後は名古屋鉄道管理局管内に移動、1973(昭和48)年に引退するまでの最後の20年間は中津川機関区に配置され、名古屋から塩尻までの中央西線で大活躍した機関車です。D51は本来貨物用ですが、中央アルプスの麓を走る中央西線では貨物列車も旅客列車も牽引していました。女房が子供のころ、中津川の駅で蒸気機関車が走っているのを見た、と言っているんですが、ひょっとしたらこの機関車だったのかもしれません。

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今年の初詣登山は、大山。

今年最初の記事なので、遅ればせながら・・・あけましておめでとうございます。

なんか最近疲れが溜まっていると言うか、自宅でPCに向かう気力がなかなか出ません。本業の方がいろいろと忙しくなってきているのもありますが、年末以来体調も今ひとつ。というわけで、ブログ記事のネタが既に3件以上(山歩き以外も含みます)溜まっているんですが、なかなか書き上げることができませんでした。しかし、愚図愚図していても宿題が溜まる一方です。気合を入れて新年最初の記事は・・・毎年恒例、と言っても今年で2回目ですが、新年の一家揃っての初詣登山のお話です。

昨年の初詣登山は2014年1月2日。武蔵五日市駅から御岳山・武蔵御嶽神社まで金毘羅尾根・日の出山経由で歩きました。今年はどちらにするか、いろいろと迷いましたが、まず高尾山はこのシーズンは(どのシーズンでも、ですが)人が多すぎるのでパス。他iに適度に山歩きができて、山頂に神社のある山というと・・・おおそうだ、丹沢の大山がありました。このお山、私一人だとあまり足が向く機会がなさそうですが、女房子供連れだとボリューム的にもちょうどいい感じです。

それと、昨年の11月くらいにテレビ神奈川(千葉テレビでも放送しているらしいのですが、なぜかテレビ神奈川でしか見たことがない)でやっていた「山のぼり大好き」でたまたま大山を取り上げていて、女房もこの番組を見ていたので乗り気です。というわけで、大山に決定しました。

今年は私は年末年始は珍しく9連休だったんですが、女房は年末は31日までフル出勤、年始も2日が出勤です。1日は流石に年始の挨拶なんかがあったりますので、初詣登山は3日に実施することにしました。天気予報も快晴の予報が出ていますし、絶好の山日和のようです。

というわけで、1月3日、朝6時過ぎに最寄り駅を出発。総武線快速、中央線快速と乗り継いで新宿まで出ました。ここから小田急線の急行に乗車します。1時間ちょっとの間電車に揺られて、8時22分、大山の最寄り駅である伊勢原駅に到着しました。

本日のコースとタイムのデータはヤマレコにも登録してあります。ただし、タイムの方は初詣客で渋滞しまくり、ファミリー登山で道草食いまくりでまったく参考になりませんので悪しからず。

余談ですが私、時々伊勢原と伊勢崎がごっちゃになります。そのほかにも春日部と春日井とか。なんか紛らわしいんですよね・・・って私だけ?(笑)。

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伊勢原駅の北口に出ると・・・大山ケーブル行きのバスが既に停車しています。案内の係員の方が「大山ケーブル行き、まもなく出発しま~す」と大声でアナウンス。電車から降りてきた参拝客が、ワラワラとバスに向かって走り出します。私たち一家が駆け込むとすぐにバスが発車しました。

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大山ケーブルバス停に到着。ご存知の方も多いでしょうが、大山ケーブルの駅はこのバス停の場所にはありません。ここからしばらく土産物屋さんが軒を連ねる階段を歩いて行かなければなりません。

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まだ三が日なので初詣客はそこそこいますが、登山姿の人はあまりいません。お山のほうはそんなに混雑していないかな?

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何となく、小さい頃過ごした四国の金毘羅さんの石段を思い出します。しかし、今日はいい天気ですね~。

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プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

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