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1年半の足跡。

こんばんは。

先日、2月21日・22日の週末。前回記事に頂いたコメントへのお返事でもちょっと触れたんですが、仕事も一段落、風邪もすっかり良くなっていたにもかかわらず山歩きが出来ませんでした。実は21日の前日、20日金曜日が職場の健康診断で1日人間ドックとなっており、胃の検査でバリウムを飲まされてしまいました。

あの検査、やったことのある方はご存知と思いますが、胃の造影剤として飲まされる硫酸バリウム。撮影後は速やかに排出されないと消化管穿孔などの副作用を招く恐れがあるので、排出を促進するための下剤を飲まされます。それも、割とゆっくりと利く奴を、です。尾篭な話で恐縮ですが、当日夜から翌日にかけて下剤の効果でバリウムが大量に排泄されますから、とてもじゃないけど山にいける状態ではありません。無理に山に行ったら・・・最悪の場合、バリウム入りの「キジ撃ち」で山を重金属汚染してしまう恐れがあります。家で大人しくしているしかありませんね。

で、その翌日の日曜日。天気予報は「雨」でした。それでも、もし朝のうち晴れていたら、せめて半日くらいは筑波山へでも行けるかな、と淡い期待を抱いていたんですが・・・やっぱり朝から雨でした。万事休す、こうなったら今週も山歩きはお預けです。これで連続3週間、山歩きが出来ていません。2月に入ってから一度も、ですね。フラストレーションが溜まります。

というわけで、時間があるのでちょっと前からチマチマと進めていた作業を、気合を入れて一気に終わらせてしまいました。何をやっていたかというと・・・ヤマレコへの過去の山歩きデータの登録です。

ヤマレコ、情報収集などで利用されている方も多いと思いますが、確かに良く出来ています。私の場合、昨年秋の酉谷山登山のときからGPSロガーを導入していて、以後の山歩きでは必ず歩行データをロギングしていますが、ロガーからPCに転送したGPX形式のデータをヤマレコにアップロードすると、あっという間にコースとタイムの登録が出来ます。後は写真の説明を簡単に入れて感想を書けば出来上がり。ヤマレコの場合、帰宅してすぐに記事をアップする方も多いですが、確かに記事の作成に時間がかかりません。

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ただ、その反面、山歩きの話以外を書き辛いのも確かです。山歩きレポート以外に「日記」というジャンルで記事をアップすることも可能なんですが、やはり雰囲気的に山関係以外の話題は書き難い感じ。私みたいに唐突に関係ない話を書き散らしたりする人間にとっては、ちょっと使い辛いです。そういうわけで、皆さんご存知のようにしばらく前からヤマレコにはコースとタイムのデータだけを登録、写真入りの紀行文はFC2にアップ、これらを相互にリンク・・・という具合に使い分けを図っています。当面、このスタイルで行きたいと思います。

ところで、そのヤマレコに何故過去の歩行データを登録する必要があるのか?実はヤマレコには「全ルート表示」という機能があり、これまで歩いたコースを地図上にすべてプロットすることが出来ます。よく出かける山域など、どのくらいのルートを歩いているのかを視覚化して一目で見ることが出来るわけです。私の場合、奥多摩・高尾方面の比率が非常に高いですから、あの地域をどれくらい歩いたか、一目でわかるようにしてみたいと以前から考えていました。

ただ、GPSで記録していないルートを手作業で入力するのは結構大変です。基本的に地理院地図(電子国土)の上の登山道をマウスでトレースしていくんですが、ご存知のように地理院地図の登山道は実際の位置からずれて記載されている場合があります。航空写真から登山道を起こしているらしいんですが、道じゃないものを誤認しているみたいですね。ヤマレコで手作業で入力する場合、地図上に他のメンバーが歩いた足跡をオレンジ色のドットで表示することが可能ですから、これを見て地理院地図の登山道がおかしいところを補正しながら入力していきます。結構手間がかかりますね。

それと、各ポイントの通過時間です。GPSならこれらもすべて記録されていますが、手作業の場合にはそれぞれのポイントの通過時間を手入力しなければなりません。幸いにして毎回、写真の記録を大量にとってありますから、画像データのタイムスタンプを参考にこれを入力していきます。ただ、コースの入力以上に手間のかかる作業ではありますが。

そんなこんなで入力し終わったデータの一覧がこちら。で、全ルートを表示させたのがこちらです。一昨年8月21日から始めた山歩きの、1年半の足跡の記録ですね。全ルート表示から、一番良く歩いている、奥多摩・高尾エリアを中心にした画像を切り出してみました。

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画像をクリックするとオリジナルサイズの画像がポップアップ表示されます。あ、ちなみに私のブログでは表示速度優先、画質が落ちるのを承知の上ですべての画像を自動作成されるサムネイルで表示していますから、これは・・・と思われる写真があったら、かならずクリックして元の画像を表示させてくださいね。かなり画質が違います。

ここで表示されているのは関東山地中央部の東側。奥多摩、高尾、奥秩父東部、大菩薩連嶺を含むエリアです。これを見ると、東京都内の山岳地帯は結構歩いてきていますね。パッと見でまだ未踏なのが東京都の北西の端、雲取山から滝谷ノ峰までの長沢背稜と、日原川最奥部を通る登山道、天祖山・富田新道・唐松谷林道あたり。このエリアは今年の課題ですね。それと、檜原村の北秋川流域もちょっと空白域になっています。近いうちに湯久保尾根あたりも攻略してみたいと思っています。

ちなみに今回登録した山歩きのデータ、起点は一昨年8月21日の上高地ハイクからになっています。ザックを背負い、登山靴を履いた「山歩き」は同じ年の11月10日の奥高尾縦走からで、上高地ではまだ観光客モードだったんですが、雨の中、ビニール合羽とスニーカーで8キロ以上歩き回っていたので、とりあえず山歩きの第一歩として記録させてもらいました。実は上高地と奥高尾縦走の間にもやはり観光客モードで高尾山から城山まで歩いて東海自然歩道を城山の西側へ下り、相模湖の駅まで歩いた・・・というのもあるんですが、写真などの記録を一切残しておらず、今となっては10月の何日だったかもはっきりしないので割愛しました。
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雪が降った翌日、奥高尾を歩いてみた。

こんばんは。

2月の始め頃から仕事の方がかなり忙しくなってきています。連日深夜までの残業は当然のことですが、先週末、2月7日・8日は休日出勤。本日11日もやっぱり出勤でした。今週末、14日・15日もおそらく仕事になります。

それと、先週中頃から引いた風邪がなかなか治りません。特に咳が酷く、夕方くらいになると咳のせいで腹筋が痛みます。仮に今週末、仕事が入らなかったとしても、ちょっと山歩きは難しい状況ですね。下手をすると、2月は全く山歩きなし・・・になってしまうかもしれません。それと、忙しくなる直前の山行の記録もまだアップできていません。余り遅くなっても何ですので、ちょっと気合を入れて書き上げました。

というわけで・・・首都圏に雪が降った日の翌日、1月31日の山行記録です。

この日、前日金曜日は雪の予報でしたが、自宅のある千葉市では朝から雨で雪の気配は全くなし。都心まで来ると午前中は雪模様でしたが、昼頃にはみぞれに変わり、夕方には雪は跡形もなく消え去ってしまいました。しかし、都心で雪が降るくらいなら奥多摩・高尾方面や丹沢方面はまとまった雪になっている筈です。雪中ハイクを楽しむよい機会ですので、どこに行くか金曜の夕方から悩んでいました。

まず、御馴染みの奥多摩ですが、この降雪の感じだと石尾根あたりで30cmくらいは新雪が積もっている可能性があります。降雪の翌日すぐだと、新雪をラッセルする羽目になるかもしれません。スノーシューも持っていませんし、ちょっと危ないかな・・・と思ってパスしました。数日置いてからなら踏み跡もしっかりついているので安心なんですけどね。

次に丹沢。首都圏の山では南の方に位置しているせいか、ここは昨年のドカ雪の1週間後でも麓の方では雪が残ってなくて泥んこ祭りでした。今回程度の雪なら、山頂付近以外は泥んこ祭りの可能性が高いです。実際、1月3日の大山への初詣登山の時も概ね泥んこ祭りでしたし。最後まで悩みましたが結局パス。

というわけで、結局歩いたのは毎度おなじみ、奥高尾縦走路です。標高は丹沢よりかなり低いですが、昨年のドカ雪のときはかなり遅くまで雪が残っており、丹沢よりは雪深いかな、と密かな期待を抱いて歩きに行ってみました。

1月31日土曜日、朝5時過ぎの快速電車で地元駅を出発。あまり早く出すぎると、高尾山口に夜明け前に到着してしまいますので、若干ゆっくり目です。馬喰町で都営地下鉄新宿線に乗り換え、そのまま京王線に入って笹塚で急行に乗り換え。八王子市内の北野駅までやって来ました。

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北野駅は京王線の八王子までの路線と高尾山口までの路線の分岐点です。ここで高尾山口行きの電車に乗り換えます。こちらは北野駅のホームの端から進行方向を見たところ。線路が分岐していますが、右が八王子方面、左が高尾山口方面ですね。正面奥では奥多摩・大岳山あたりがモルゲンロートに染まっています。これを見たとき、奥多摩にすればよかった、とちょっと後悔(笑)。

20150131_0731_02.jpg

高尾山口駅に到着。身支度を整えて、ケーブルカーの駅までやって来ました。このあたりの舗装道路上には雪が残っていないように見えますが、濡れた路面がカチンカチンに凍っていて、結構滑ります。こりゃ、登山道も凍結してるかな、と心配しましたが・・・。

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昨年の3月初めにも積雪状態で登った稲荷山コースの登山口に到着。この橋の上の雪は凍っておらず、足跡が付く状態でした。あ、これなら大丈夫と、7時30分、アイゼンなしで歩き始めました。他の方は半分以上が軽アイゼンを装着していましたが。

今回のルートとタイムもヤマレコに登録してあります。あわせてご覧ください。

ちなみに今回、前回の浅間尾根歩きの反省から、ゴムベルトでさっと巻きつけられるタイプのモンベルの軽アイゼンをザックのストラップにぶら下げています。重さ200グラム。もちろん6本爪の軽アイゼンもいつもどおり携行していますが、ザックを降ろしたりせずに凍っている区間だけさっと装着、さっと外せるお手軽滑り止めはないか、ということで持ってきました。元々は子供用に買ったものですが、子供にはむしろ簡単に外れないベルトとバックルで止めるタイプがいいか、ということで、私が持っていたマウンテンダックスの4本爪とトレード。でも、このモンベルのお手軽アイゼン、今回は結局使わずじまいでした。

20150131_0733_04.jpg

登り始めこそこんな感じでしたが・・・。

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プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

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