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大菩薩峠で読む『大菩薩峠』。

こんばんは。

他の方のブログへのコメントで白状してしまったので、改めて自分のブログでもカミングアウトしておきます。私、実は泊まりで山へ行けない体なんです・・・イビキが酷くて(笑)。

完全防音の個室の山小屋でもあればいいんですが、そんなものがあるわけがない。通常の雑魚寝の山小屋では高確率で他の方の安眠を妨害するんじゃないかと思います。テン場でも、他の人から思いっきり離れたところにテントを張るしかないですね。そうしておかないと、夜中にクマの来襲と間違えられるかもしれません。

というわけで、泊りができないので夜中に車で出発して夜明け前に登山口に取り付くか、前の晩から入山してナイトハイクするしかありません。後者はまだちょっと怖いので、今週も先週に引き続き、夜中から車で出かける山旅にチャレンジしてみました。

ところで行き先ですが、私のブログを普段から読んでいただいている方は、ある習性にお気づきなんじゃないかと思います。前週、頂上から見えた山に次の週に行ってみる、ですね。今回もこの習性に基づき、この間の雲取山から見えたこの山に出かけてみました。

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はい、大菩薩嶺ですね。先週、雲取山の登山口で一緒になったご夫婦が、前日は大菩薩嶺に行ってきた・・・と話しておられたのも影響しています。これまで奥多摩・高尾・東丹沢ラインから西へは一切踏み込んでいませんでしたから、私としては大幅に奥秩父山域に踏み込んだ形となります。

というわけで5月11日日曜日、午前2時40分頃家を出ました。またもや一睡もしないで出発です。今回は雲取山みたいな駐車場争奪戦にはならないだろうと踏んで、6時前に現地に着けばいいや、と考えています。先週同様首都高速で都心を抜けて中央道に入り、今回は真っ直ぐ山梨県の勝沼インターを目指します・・・が、前日の夜もあまり寝ていなかったので途中で眠気が襲ってきました。八王子市内の石川PAに急遽立ち寄り、30分ほど仮眠をとります。

30分の仮眠でも見違えるようにスッキリしましたので、夜明けの中央道を一気に勝沼まで抜けます。iPad miniの馬鹿ナビも、今回は正確にガイドしてくれます。国道411号に入り、奥多摩方面に向かって甲府盆地から山の中に入っていきます。途中、山に入る直前にあった最後のコンビニで食料調達とトイレを済ませました。

5時30分頃、国道411号の大菩薩峠登山口から1kmほど入ったところにある、丸川峠分岐駐車場に到着しました。

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奥から2台目が徒骨亭家のランサーワゴン。15台ほど停められる駐車場ですが、私が出発した段階で8台しか停まっていませんでした。実はこの駐車場、大菩薩嶺に一番近い駐車場では有りません。ここからさらに山の中に20分ほど行ったところに上日川峠駐車場があり、この時間やってくるほとんどの車はここを素通りしてそちらに向かっているようです。ただ、上日川峠駐車場から大菩薩嶺・大菩薩峠を回ってきても3時間ほどで歩けてしまって面白くありませんので、私はルートを長く取れるこちらの駐車場に停めることにしました。

ちなみにこの駐車場でもすでに標高が1,020mです。今回登る大菩薩嶺は2,057mですから、あと1,000mちょっとしかありません。

15分ほど身支度をし、出かけようとしていると駐車場の奥の案内地図の前にいた60前後のご夫婦が話しかけてきました。
「丸川峠経由で登るんですか?」
「ええ。こちらからだと峠の手前が急坂らしいので。急坂は下りるより登るほうが楽ですから。」
「えーっ、登るほうが辛いですよ~。」
というわけで、このご夫婦は上日川峠経由で登り、下山時に丸川峠経由のルートを使うそうです。やっぱり、そう考える方が多いんですかね?なんか、3月に雪の稲村岩尾根を登って以来、地図に「急坂」と書いてあるところに積極的に登るようになりました。

5時45分、丸川峠分岐駐車場の奥から登山道に入り、登攀開始です。

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駐車場の奥からしばらくの間は林道と思われる幅広の道を歩きます。新緑が綺麗ですね。1時間ほど前に夜明けになっているはずなんですが、山の西麓なので日光が当たりません。

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10分ちょっと歩いたところで林道から登山道に入ります。なんか、奥多摩では見かけたことのない、丸っこい岩がゴロゴロしていて道が白い砂で覆われていいます。ちょっと足を滑らせそうです。この先も同様の道が続いていました。

丸っこい岩は最初、風化した砂岩か何かと思っていたのですが、歩きながらよ~く見ると・・・これ、風化した花崗岩ですね。このあたりは花崗岩が多いようです。花崗岩と言えば、鉱物資源の宝庫。金・銀・銅・ウラン・・・などなどを産出します。南アルプスの甲斐駒ケ岳も花崗岩でできているらしいですし、甲府盆地周辺にはこういう地質が多いんでしょうね。花崗岩と堆積岩の境界には金鉱脈ができやすいそうですので、こういったところが甲州金の供給源になったんじゃないかと思います。実際、帰ってきてから調べてみると、大菩薩嶺北麓にはかつて金山が有った、という話もあるそうです。

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ここも白い砂地の急坂。登るより下りるほうが難しそうです。

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お。上のほうには日の光が当たっています。丸川峠に着いたのかな・・・ってまだ早すぎますって。一時間も歩いていません(笑)。

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やっぱり単なる小ピークで、すぐに鞍部に入って日光が当たらなくなりました。この先、同じような小ピークをもう一つ越えます。

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朝の日の光がなんとも爽やか♪

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まだこのような砂地の急坂部分があります。ご覧のとおり、踏み跡は綺麗なジグザグ状についているので、登るのは容易です。

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おっ!出ました出ました、富士山です。流石にこのあたりまで来ると近いですね~。

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突然フラットな草原に出ました。奥のほうへ進んでいくと、丸川荘がありました。標準CTより15分早く、丸川峠に到着です。

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大菩薩嶺への分岐部分。遠くに富士が見えています。こちらで15分休憩。私はあまり休憩時間をとらないほうなので、いつもよりはちょっと長めですね。稼いだ時間を全て使い切った形です。

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丸川峠から出発直後、姿を現した富士をパチリ。何せこの季節ですので、いつ霞がかかったり曇ったいるするかわかりません。富士が見えるたびにカメラに収めておきます。

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しばらくの間は尾根の東斜面のトラバース道を進みます。所々で尾根上に出ます。

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いよいよ大菩薩嶺が姿を見せてきました。登山道はこの先、この大菩薩嶺の北斜面をジグザグに登っていきます。

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大菩薩嶺北斜面の手前で雪です。標高2,000m近くで北向きなんで、まだ結構残っていますね。

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北斜面に入ると・・・もう完全に雪道ですね。雪はまだ固く、キックステップが殆んど効かないので、ゆっくり慎重に進んでいきます。

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このあたりには雪はないものの、登山道がかなり荒れています。これも大雪の影響でしょうか。

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ここはちょっと怖かった。足を滑らせたら、運が悪ければ数十メートル下まで滑落します。アイゼンもトレッキングポールも持っているのに、使わないまま突入して怖い思いをしています(笑)。

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登山道が折り返しましたが、相変わらず雪道のまま。斜面は若干緩やかになってきていて、歩きやすくなりました。この先で高校生50人位のパーティとすれ違いましたが、さっきの急斜面のところでなくてよかった(笑)。

結局、こんな調子で頂上のすぐ手前まで雪道でした。

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9時15分、大菩薩嶺山頂(2,057m)に到着。9時前には到着することができませんでした。丸川峠からここまでは、標準CTより20分遅れ、雪があるとペースが大きく落ちますね。結局、出発地から山頂までの登りでは差し引きで標準CTより5分オーバーでした。でも、とりあえずこれで昨年からの最高標高地点を更新、百名山の4座目をGETです♪。

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『山頂のひとびと』。ここは全く展望がありません。大勢の人がひっきりなしに大菩薩峠方面からやってきますが、皆山名標の前で写真を撮るとすぐに元の方向にに引き返しています。私はおにぎり2個の朝食をとりました。9時25分、大菩薩峠方面に向けて再出発です。

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10分足らずで雷岩の分岐に到着。ここから右手に降りていくと上日川峠に出ます。もちろんまだ下りません。

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雷岩です。絶景ポイントですので、大勢の人がたむろしていますね~。この岩の上が尾根筋の登山道になっていますので、当然私も登ることになります。

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雷岩の上から、まずは富士山。やはり実際に肉眼で見るより霞がかかった状態で写ります。遠くの山ほど淡い色になって、まるで空気遠近法のサンプルみたいです。

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こちらは南アルプスです。肉眼で見るより霞んでいるのは富士と同じです。一番右端の雪が殆んど残っていないのが甲斐駒ケ岳、その左の雪を被っているのが仙丈ケ岳、中央ちょっと右よりの雪を被った3つの山は白峰三山で、右から北岳、間ノ岳、農鳥岳。左のほうの3つの山は右から悪沢岳、赤石岳、聖岳です。

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雷岩を通り過ぎて先へ進みます。

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雷岩のちょっと先から、大菩薩嶺より南の大菩薩連嶺の山々、富士山を望んだところ。富士山があまり現実感がなくて、風呂屋の壁画みたいになっていますね(笑)。

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ここが標高2,000m地点。

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登山道は一旦鞍部に下りていきます。

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この鞍部には『賽ノ河原』という名前がついています。ケルンが一杯ありますが、この地名の場所にあるとちょっと不気味ですね。帰ってきてから知ったのですが、かつてはこの鞍部が大菩薩峠だったそうです。

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旧大菩薩峠・賽ノ河原を通り過ぎると親不知ノ頭(おやしらずのかしら)という小ピークです。

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大菩薩峠(新峠)に近付くと、東側の展望の開けた場所に出ました。見覚えのある奥多摩の山々が望めます。中央奥は三頭山と大沢山、その右には笹尾根が続いています。左端には御前山、その右側奥には大岳山が見えます。

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こちらは先週歩いた雲取山方面。中央奥の尾根筋が、奥多摩湖から雲取山までの尾根筋になります。左のほうの一番高いところが雲取山、右の奥多摩湖から上がってきた最初のポコっとしたピークが七ツ石山になります。中央奥にちらりと覗いているのは鷹ノ巣山だと思います。

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10時30分、大菩薩峠(新峠)に到着。思いっきりノンビリ、写真を撮りながら歩いてきたので大菩薩嶺から1時間ちょっとかかっています。

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大菩薩峠には雲取山のような各方向の山名を記した方位盤が設置されていますが、それを見ているうちに気がつきました。薄っすらとしか写っていませんが、これ、何だかわかります?何と乗鞍岳です。まさか大菩薩峠から見えるとは思いませんでした。

さて。私のiPod touchには青空文庫の『大菩薩峠』全41巻がインストールしてあります。大菩薩峠で、少しの間この冒頭の部分を再読していました。実は2年半ほど前、このブログを始めたばかりの頃に、こんなことをしようとしていたんです。
『大菩薩峠』読破計画始動。
ご存知の方も多いと思いますが、『大菩薩峠』は中里介山(1885-1944)の書いた長編小説で、有名な割には読破した人が殆んどいない(少なくとも私の周りでは)小説でもあります。こいつを最後まで読破してみようと一念発起、前掲の計画を始動させたのですが・・・2ヶ月ほどで第22巻『白骨の巻』まで進んだところで完全にストップしています(笑)。ちなみにこの巻、例の乗鞍山麓の白骨温泉が主な舞台となっていますが、元々は白船温泉または白骨温泉と呼ばれていたこの温泉の名前が白骨温泉で定着したのは、この小説の影響だそうです。

 大菩薩峠は江戸を西に距る三十里、甲州裏街道が甲斐国東山梨郡萩原村に入って、その最も高く最も険しきところ、上下八里にまたがる難所がそれです。
 標高六千四百尺、昔、貴き聖が、この嶺の頂に立って、東に落つる水も清かれ、西に落つる水も清かれと祈って、菩薩の像を埋めて置いた、それから東に落つる水は多摩川となり、西に流るるは笛吹川となり、いずれも流れの末永く人を湿おし田を実らすと申し伝えられてあります。
 江戸を出て、武州八王子の宿から小仏、笹子の険を越えて甲府へ出る、それがいわゆる甲州街道で、一方に新宿の追分を右にとって往くこと十三里、武州青梅の宿へ出て、それから山の中を甲斐の石和へ出る、これがいわゆる甲州裏街道(一名は青梅街道)であります。
【第1巻『甲源一刀流の巻』冒頭部分。ルビは省略。】


物語は冒頭、武州沢井村(JR青梅線沢井)の沢井道場の跡取りにして若師範の机竜之介が、大菩薩峠で理由もなく老巡礼を斬り殺すところから始まります。とにかくこの主人公が滅茶苦茶で、御嶽神社の奉納試合での八百長を頼みに来た対戦相手の妻を手篭めにしたうえ、対戦相手は試合中に撲殺。敵討ちをしようとする門人連中をかわしたうえで件の妻と駆け落ちをしてしまいます。以後、舞台を江戸、京都、吉野、伊勢、甲州・・・と移しながら多数の登場人物が出てきて話が膨らんでいきます。

作者の中里介山は、この小説を執筆中に勤めていた新聞社を退職し、専業作家となりますが、高尾・奥多摩の山々を愛した彼が作家になってすぐの1921(大正10)年、執筆のための草庵を結んだのが高尾山麓です。ケーブルカーの清滝駅の左側の道を真っ直ぐ進むと高尾病院があり、沢沿いの6号路の登山口となっていますが、このあたりに草庵があったようです。

ただ、この草庵も3年ほどしかいられませんでした。間もなくケーブルカーの建設工事がすぐ横で始まり、あまりの騒音に音を上げた彼は奥多摩の沢井に第2の草庵を結びます。しかしながらここも数年後、青梅線の奥多摩までの延伸工事が始まると、周囲でがけ崩れなどの被害が出始めます。結局、生まれ故郷の羽村市に農家を買って移住し、そこが終の棲家となりました。

小説の中には随所に奥高尾などの情景が出てきます。

 その地蔵辻の上へ駕籠を置いて、駕籠屋は一息入れています。
 蜿蜒として小仏へ走る一線と、どこから来てどこへ行くともない小径と、そこで十字形をなしている地蔵辻は、高尾と小仏との間の大平です。
 四方に雲があって、月はさながら、群がる雲と雲との間を避けて行くもののように、景信と陣馬ヶ原の山々は、半ば雲霧に蔽われ、道志、丹沢の山々の峰と谷は、はっきりと見えて、洞然たるパノラマ。その中に置き据えられた一つの駕籠。
【第21巻『無明の巻』9章。これもルビは省略。】


甲州街道の関所(現在の小仏峠の手前)を避けるため、高尾から陣馬の尾根筋を経て上野原に山駕籠が走るシーンですが、この文中に出てくる大平、この直前に「大たるみの方面へ走った峰続きの松原」などという記述がありますから、どうも城山山頂のことのようです。

さて、この『大菩薩峠』、流石に2年以上も放置してあると再開するのが億劫です。登場人物が多いので、一度ざっと読み返さないと先が続けられません。ただ、ひとりでやっているとまた挫折する恐れがあります。誰かこれを読んでみる人はいませんか?山道と同じで、「もう○○巻まで読んだぞ」と追撃してくれるとこちらも俄然ファイトが沸いてきます(笑)。全41巻ですが、1巻あたりの分量が少ないので2巻で文庫本1冊程度でしょうか。ちくま文庫版だと全20冊です。著作権が切れて青空文庫に入っていますので、スマホがあれば只で読めます。同志募集中(笑)。

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さて、大菩薩峠で20分ほど時間を潰し、先へ進みます。ここで思案したのが、このまま福ちゃん荘を経由して、まっすぐ神日川峠に下りるか。それとも山ひとつ越えて石丸峠に出、そこから上日川峠に下りるか。大菩薩峠事件の舞台となった福ちゃん荘を一度見てみたいという思いもありましたが、上日川峠からぞろぞろ登ってくるハイカーが大量にいるので、今一つそちらに歩く気になりません。石丸峠を経由しても45分余計に時間がかかるだけですので、そちらに回ってみることにしました。こちらは大菩薩峠から石丸峠へ至る登山道の入り口です。

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石丸峠との間にある熊沢山に登ります。思いのほか急ですね。ただし、危険なところは全くありません。

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熊沢山の山頂(1,978m)と思われる場所です。登山道は山頂を通っていません。

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熊沢山の山頂を過ぎると、突然目の前の展望が大きく開け・・・うほほーい。こっちに回って大正解ですっ。私の大好きな笹原が気持ちよく、どこまでも続いているじゃないですか。このまま大菩薩連嶺をひたすら歩き続けたくなります。気持ちいいでしょうね~。正面に見えるのは、天狗棚山(1,957m)です。山頂付近まで笹原みたいですね。その向こうの鞍部は狼平。歩きた~い(笑)。

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こちらは小金沢山(2,014m)今年の標高年の山だそうです。山頂付近は大菩薩嶺同様、雪が残っていそうです。

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こちらからは奥多摩方面が一望できます。

石丸峠に向かって下りて行く途中で60過ぎくらいのオバサマとすれ違いましたが、「気持ちいい場所でしょ?小金沢山まで行かなきゃ駄目よ。え、車なの?だったら天狗棚山だけでも登っていきなさい~。」とやたら人を焚き付けます。時間的には小金沢山まで往復する位の余裕は充分ありますが、帰りの渋滞を考えると早めに切上げる必要があります。次回、公共交通機関を使ってアプローチすることにして、今日は予定通り石丸峠で下山することにしました。

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石丸峠からの眺め。なんと、この高さまでMTBで登ってきた人たちがいました。

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石丸峠から下り始めます。本当に気持ちのいい道が続いていますね。南アルプスに向かって歩けるのできもちも高ぶります。

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空は真っ青。カメラではあまりうまく青い色を捉えられませんでしたが、本当に抜けるような紺碧の空です。この自然の中に、いつまでも体を置いておきたい気分です。

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落葉松林の中に入ってきましたが、まだ芽吹いたばかりで明るいです。

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一旦林道へ入ります。この先、林道を150mほど下ります。

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再び登山道へ復帰。

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こんどは舗装道路(県道218号線)に出ました。この道路は左は中央線の甲斐大和駅、右は上日川峠を経て車を置いてある丸川峠分岐、大菩薩登山口まで続いています。甲斐大和駅から上日川峠までは土日休日に限りバスが通っています。

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こちらはバス停。バスは一日に5本程度です。今度は甲斐大和駅からここまでバスで来て、石丸峠から大菩薩連嶺を南下してみることにしましょう。

実は、当ブログから相互リンクしていただいている悠さんが、1年半前にここから石丸峠に登り、大菩薩峠、大菩薩嶺、丸川峠を経て大菩薩登山口に下りるという、私とは逆の周回コースで歩かれています。悠さんの記念すべき第1回ブログ記事ですね。恐らく、下山後は大菩薩の湯に寄られたんじゃないかと思います(笑)。

ここから上日川峠までは登山道がショートカットしていますので、当然そちらを歩きます。

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ちょっと歩いたところで渡渉地点に出ました。石伝いに渡り終わって振り返ってみると・・・どうも元は橋があったのが崩落してしまったような感じですね。

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登り下りはあまりありません。気持ちよく山道を30分ほど歩いて、上日川峠の近くまで来ました。

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上日川峠のロッジ長兵衛です。ここには60台くらい停められる立派な駐車場があり、観光バスも3台ほど停まっていました。なるほど、大菩薩峠あたりが人で溢れるわけです。

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上日川峠からは再び登山道に入ります。こちらを1時間ほど歩きます。
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気持ちよく歩ける登山道が続きます。最初から最後まで植林帯でないのがいいですね。途中、2箇所ほど車道を歩く箇所があります。

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一番最後に再び車道に合流します。ここから車道を200mほど下ると・・・。

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14時、丸川峠分岐駐車場に到着。手前にあるのはゲートで、ここから上日川峠を経て上日川ダムまでの区間は冬季(12月中旬~4月中旬)は通行止めになります。その期間はお手軽に登れる山でなくなり(雪もありますが)、私が今回歩いたコースを必ず歩かなければいけません。

駐車場で30分ほど休憩、昼食をとりました。朝方駐車場にいた二人連れ(話をしたご夫婦とは別の人たち)が、丸川峠から降りてきました。私とは反対方向に回ったみたいですね。恐らく、私が回った順路のほうが最初に短時間で標高を稼げるので、所要時間は若干短くなるんじゃないかと思います。

この後、朝と同じルートで千葉まで帰りました。大菩薩の湯に寄ってみようかとも思ったんですが、この日は何と臨時休館。どうも私はお風呂には縁がないようです。

これまで明るいうちに中央道を通ったことは殆んどなかったんですが、岩殿トンネルが岩殿山の下を通っているのを今回初めて知りました(笑)。まだ15時過ぎでしたが、小仏トンネルで11キロ、調布で7キロの渋滞。疲れていると眠くなります(笑)。調布から先は渋滞もなく、18時前に帰宅しました。
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No title

徒骨亭さん こんにちは

百名山4座目getおめでとうございます。大菩薩嶺、名前カッコ良すぎです!名前に興奮してしまいました(*´Д`)ハァハァ

峠を過ぎてからの笹原気持ちよさそうです。別世界ですね!雑誌ランナーズの表紙を飾っているような女の子と一緒に駆け抜けてみたいです♡ あんな綺麗な女の子達が走ってるとこ見たことないですけど…

このペースだと今年中に100名山、20はいけそうですね(^-^)

大菩薩

こんばんは、徒骨亭さん!
当家をご紹介くださり、ありがとうございます(笑)

大菩薩峠から石丸峠の間の笹道は、とても気持ちいいでしょ!
よくぞあちらの道を、選んでくださいました(笑)

あと、上日川に戻る沢の渡渉、実は私もやっています。
それはブログを始める前に行った時です。
福ちゃん荘から雷岩~大菩薩嶺~大菩薩峠~石丸峠~上日川の周回をしました。
あの時はガスガスで、賽の河原に来たら前後に人がいなくて、メチャ怖かった(^^;

それにしても、大菩薩の湯、お休みでしたか(^^;
いいお風呂なんですけど、残念でしたね!
次回、徒骨亭さんがどの山に行くか、楽しみです(^^

Re: No title

kouさん、おはようございます。

大菩薩嶺は雲取山と並んで都内からアクセスしやすい2,000m級の山ですから人気があります。特に上日川峠の駐車場まで車で乗り入れれば1時間半くらいで山頂まで行けてしまうので、小さい子を連れた家族連れなどでも簡単に登れます。大菩薩嶺から大菩薩峠までの尾根道はご紹介したとおり、富士山の絶景ポイントですし。

百名山、今回4座目をGETしたことにより、全山制覇が984年後になりました。まぁ、焦らず気長にやっていきます(笑)。

トレランをやっている女性でたまに凄く綺麗な方がいたりしますけど、ちょっと年齢層が高くて30台後半くらいの方が多いような気がします。もっとも私から見れば20台でも40台でも年下なので、全部ひっくるめて「女の子」ですけど(笑)。

Re: 大菩薩

悠さん、おはようございます♪

私の頭の中ではやっぱり大菩薩嶺というと、悠さんブログ第一話、という印象があります。まわる方向が逆だったので、小屋平バス停までは触れませんでしたけど。もっとも、丸川峠までの急坂を登りで使ったのは「滑る」「膝が笑う」という悠さん証言がかなり影響していたりもしますが(笑)。

大菩薩峠から石丸峠もさることながら、石丸峠からさらに南の笹道の尾根筋、本当に魅力的なコースですね。何だか取って置きのコースとして、天気のいい日に気心の知れた仲間とじっくり歩いてみたい、そういう気がします。

悠さんの一回目の大菩薩嶺って、やっぱり平日の登山だったんですか?ガスがかかっていても休日の賽ノ河原に人っ子一人いないというのはなさそうですが。でも、確かにあの風景で人がいないとかなり不気味でしょうね。オカルトマニアの私(私も見えませんよ。気配は感じることがありますが)としては好きな風景ですが(笑)。ちなみに最近は平日の登山がなくなったような気がしますが、勤務体制が変わったのかな?

大菩薩の湯、この日は機械の故障で臨時休業だそうです。ほんと、お風呂嫌いがたまにお風呂に入ろうとするとこれですからね(笑)。今週は今日は午後から予定が入っているので明日出かけますが、どこへ行くか只今検討中。ちょっと軽めにしとこうかな。


どえむアスリート

徒骨亭さん、お早うございます。

大菩薩嶺でしたか~。青レンジャーも冬に日本百名山に行けないか考えていたところ、冬でも多くの人が登っている大菩薩嶺がヒットし、地図を買って勉強していました。・・・しかし、大菩薩嶺の冬の登山口である裂石までは車で6時間。。。む、無理だ・・・で、止めました。

日曜日だということもあると思いますが、大菩薩嶺山頂はけっこうな人で賑わっていますね。バス亭もある!!!さすが首都圏から日帰りできる日本百名山です。青レンジャーも行ける日がくるのであろうか。。。

大菩薩嶺からは富士山が近いですね。実は、青レンジャーはまだ富士山に登ったことがない。。。
青レンジャーは日常生活はもちろんのこと、お山からもうっすら見えるかな・・・程度の富士山しか最近は見ていないので、富士山登頂にはあまり興味がないんですが、実際にあのお山を見ると、登頂意欲がわきますかね???しかし、世界文化遺産になって益々富士登山人口が増えているので、やっぱり尻込みしてしまいます。。。するならシーズンを外して登らないといけないですね。。。

ほとんど寝ずに登る、急登から登る、ロングコースを歩きたい、・・・徒骨亭さんはやはりアスリートです。

Re: どえむアスリート

青レンジャーさん、こんばんは♪

実は大菩薩嶺、昨年秋に山歩きを始めた時からターゲットには入っていたんですよ。もちろんそのころはお手軽に登れる2000m峰ということで、女房子供を連れて上日川峠から大菩薩峠・大菩薩嶺周回だけをやるつもりだったんですが、うかうかしているうちに上日川峠の冬季閉鎖が始まってしまって沙汰やみになりました。でも、半年経ってみたら、結局実行したのは女房子供抜きのロングコース・・・でした(笑)。

富士山は・・・どうでしょう、百名山をコンプリートするなら外せませんが、私の場合日頃富士山を見ていても特に登りたくはならないですね。もし登るんなら富士の側火山の宝永山にするかも。1707年の最後の噴火の時の噴火口です。

アスリート・・・ですか。実は、今日も午前2時に出かけて午後9時に帰宅、登り6時間下り4時間なんてことをやっていたんですが、途中シャリバテなんかを起こしたりして、自分はいったい何のために山に登っているか、ちょっと反省しているところです。青レンジャーさんやkouさんの山行文を読んでいると、登りながらも色々と山の自然を感じ取りながら歩いていますよね?私が相互リンクさせていただいたり、訪問させていただいている山ブロガーさんたちも皆同じです。でも私の場合、今日の登山時に何も見ていなくて、下山時にはじめて気がついた、なんてものが一杯あったんですよ。苦行みたいな山歩きになっていないか、ちょっと考えてしまいました。

No title

こんばんわ!
ご無沙汰しておりますww

実は私も鼾、寝言が酷く、長男がすぐ生まれたこともあり、結婚後、
一度も家内と寝室を共にしたことがありません(^-^;)ゞ

鼾は無呼吸も入っているので、最近は6時間では睡眠の質が悪いこ
ともあり、翌日は結構ふらふら状態です。

寝言は寝ている時に「誰だー五月蝿いなぁー」と思って目を覚ます
と・・・自分の寝言でした(笑)

最近は無いのですが、起床したら壁に血のりが付いているので、
思わずオカルトチックな想像をしたのですが、実は手の指の皮がめ
くれており・・・そうです寝相の悪さで壁を無意識にどついていた
ようですww

大菩薩峠は昔、映画で見たような記憶が、、、
今、調べると、仲代達也や三船敏郎他、有名な俳優さんが出ていた
みたいですが、記憶が曖昧で思い出せません(^_-)

こんばんは♪
またまた素晴らしい晴天の山登りでしたねー。
まるで絵に書いたみたいな綺麗な形の富士山(((o(*゚▽゚*)o)))
こんなにハッキリ見えるとテンション上がりますねー♪
寝ずに行った甲斐ありましたね(*^^*)

あははっ、徒骨亭さんいびきがスゴイんですねヽ(´o`;
私の実家の父もスゴくて、母とは家庭内別居、しかも2階と1階(笑)
最近は口に貼るテープ(?)を貼って寝てるらしく、貼ると少し治まるみたいですよ(*^^*)

Re: No title

nekotakunさん、こんばんは♪
こちらこそご無沙汰しております。最近はご覧のとおり山一色になってしまっています。

nekotakunさんもイビキが酷かったんですか。奥様が寝室を一緒にしてくれないのはちょっと寂しいですね。ウチの女房はある程度慣れてしまったのか、一緒の寝室(ベッドではなく布団です)ですが普通に眠っています。ただ一度、何だか苛ついていて眠れない時があったらしく、私のイビキに「この野郎、暢気にイビキばかりかきやがって」と猛烈に腹が立ったようで、思いっきり顔をぶん殴られたことがあります。もちろん目が醒めましたが、女房が怒り狂っている理由がわからず、とりあえず「イビキが煩い」ということだけは理解したので、リビングのソファへ毛布を持っていってそっちで寝ていました(笑)。

まあ、最近は女房も○ったせいか、結構イビキをかくようになってきたんですが(笑)。

大菩薩峠、仲代達矢が出ているのは一番新しい作品だったと思います。戦前から3回くらい映画化されているはずですが、仲代達矢バージョンでも50年近く昔の作品ですので、今ではすっかり忘れ去られていますね。

Re: タイトルなし

mokos619さん、こんばんは♪

富士山は大菩薩連嶺あたりから見ると一番形が良いようです。昔の500円札の富士山の絵は、この連嶺の南東にある雁ヶ腹摺山から撮影された写真を元に描かれたそうです。絵に書いたみたいな綺麗な形・・・と感じるのは、そういったことも影響しているんでしょうね。

雲取山もそうでしたが、大菩薩嶺から大菩薩峠もほとんど富士が見えっぱなしです。この山を回るルートはいくつかありますが、できればこの稜線では南に向かって富士を眺めながら歩けるようにルート設定をするのがいいんじゃないかと思います。

お父上もイビキが凄いとは・・・なんか、あっちこっちにイビキで悩んでいる方がいるようですね。安心していても始まらないのですが(笑)。

大菩薩の登山レポ、とても参考になりました〜。
私としては、皆さんのブログを見て次はここに行こう、と勝手に思うのですが、
やはり大菩薩なら丸川峠から登りたいなあと、徒骨亭さんのブログを見て思いました★
私も登りが急で、一気に標高上げるほうが好きです…
で、帰りが短いほうが飽きなくていいですね。 笑
上日川峠に降りて、夏場はバスがあるようなので、
電車で来てもそこから帰れるので便利ですね^_^
たくさん人がいて、景色も良さそうですしいいトレーニングになりそう。
もうこの時期暑くなかったですか?

やはり小屋でのイビキは…
必ず誰かがかいてるかと思うので^^;
本人が気にしなければそれでいいのかな、と思います。

Re: タイトルなし

umeチャンさん、こんばんは♪

大菩薩嶺はまだ登ったことがなかったんですね。私も丸川峠まわりで富士山を見ながら歩けるコースをお勧めします。山と高原地図には「急坂」となっていますが、登りで使う限りあまり急だとは感じませんでした。駐車場から丸川峠までの標準CTは1時間50分となっていますが、メタボな私でさえ1時間半ちょっとで登っていますから割と登りやすいコースかと思います。

あとは北斜面の残雪ですが・・・まだしばらくは残っている可能性がありますね。念のため、軽アイゼンは持っておいたほうがいいと思います。もっとも、斜面をトラバースする細い山道なので、装着する場所で苦労するかもしれませんが。

公共交通機関を利用したほうが、あとの自由度が高くていいですね。ただ、上日川峠までのバスは本数が少なく(1日5本)終バスの時間も早いので、その点だけは要注意です。私が歩いた日は特に暑くはなかったですが、もう太陽が高い位置まで上がっているので紫外線は強烈でした。私は日焼け対策なんか全然していないので、ここ一月の山行ですでに真っ黒です(笑)。

女房がキレるレベルのイビキなんで・・・本人が気にしなくても周りはやっぱり気にするでしょうね(笑)。

No title

徒骨亭さん、おはようございます。

大菩薩嶺のレポ、楽しませて頂きました。
百名山4座達成、おめでとうございます☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

イビキを気にされているのですね。徒骨亭さんは、優しい方ですね。文章から伝わってきます。

小屋には、猛獣のようなイビキの方が、たくさん泊まられていますし、大半の方が耳栓をして寝ているので、小屋の方に話したら、寝る位置を配慮してくれるかもしれませんね(^_^)

すごく綺麗な青空ですね!富士山もばっちり見えて、素晴らしい眺めです!!気持ちが良かったのではないですか?
日当たりが少ない所は、まだ雪が残っているのですね。すごく参考になりました。

徒骨亭さんのレポを読んで、久しぶりに登ってみたくなりましたよ(^_^)

Re: No title

たまねぎさん、こんばんは♪

優しい・・・とか言われると照れちゃいますね。どうもありがとうございます。でも、やっぱり皆疲れているところでのイビキは迷惑ですから、かかないに越したことはありません。猛獣のようなイビキの方も多いみたいですが、なんとかイビキを軽減する妙案でもあればやってみたいです。でも、一番困るのは自分自身では被害も効果も測定ができない点なんですけどね(笑)。

この日は春にしては空気が澄んでいたかもしれません。でも、やっぱり晩秋や初冬に較べると霞んでいるんじゃないかと思います。紅葉が一段落した頃(シーズン中は混みます)、また歩いてみたいですね。

この次の週は近くの別の山に登っていたんですが、標高2,200mあたりから上の樹林帯の中は南斜面でも完全な雪道でした。2,400mを超えると所によっては1mを超える雪も残っており、下手をすると6月一杯は雪が残りそうです。現在こちらのレポを書いている最中なんですが、毎晩疲れて寝落ちしてしまって、全然進んでいません(笑)。
プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

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