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結局、山歩きのできなかった週末。

こんばんは。

前回記事の冒頭で触れた映画「春を背負って」ですが、主演はご存知のように松山ケンイチさんです。当ブログからリンクさせていただいている山ガールの青レンジャーさんのお仲間、ピンクレンジャーさんの目撃情報によると、映画のクランクイン前、八ヶ岳で山岳トレーニングをされていたとか。役作りに真面目に取り組まれているあたり、やはりいい役者さんですね。

※追記:私の記憶違いで、松山ケンイチさんは青レンジャーさんも一緒に目撃されていますね。ピンクレンジャーさんが単独で遭遇したのは、木村監督のほうでした。

ウチの女房はこの映画についてはあまり乗り気ではなかったようなので一緒には観に行きませんでしたが、松山ケンイチさんは好きな役者らしいので、この話を夕食の際に振って見ました。
「松ケンがさ、映画のクランクイン前に八ヶ岳に登って山岳トレーニングしていたらしいよ」
「え、マツケンが・・・
「・・・今、八ヶ岳の山頂でサンバを踊る松平健を想像しなかったか?」
「違うの?」
まったく、もう

さて、先週末の6月28日・29日ですが、またしてもお天気はあまりよくありませんでしたね。28日の土曜日は終日雨模様でした。翌29日、日曜日は東京地方は予報では曇り時々雨で土曜日より若干マシのようですが、大気が不安定で雷雨の可能性があるとのこと。高尾山周辺で早朝からお昼過ぎまで歩いてそそくさと下山してくるか、と考えて支度してあったのですが、日曜の朝3時半ころ目を覚ますとまだ雨が降っています。

ネットで雨雲の様子を確認すると、どうも天候の回復が予報より遅れているようで、八王子付近は午前9時ごろまでは雨が残りそうな気配です。さて、出かけるかどうするか・・・と考えているうちに二度寝してしまい、目が醒めたら8時過ぎ。こりゃ、今日は出動するなと言うお告げですね。この日は大人しく家にいることにしました。昼頃には晴れて日が射してきたものの、3時過ぎには千葉でもかなりの雷雨となり、もし山に行っていたらとんでもない目に遭っていたかもしれません。来週は中学時代の同窓会があったりして、またしても山にいけない可能性もありますが、まあ、梅雨時は仕方がありませんね。

で、今週は山行の話は書けないのですが、28日の土曜日、雨の中をあるところへ出かけてきましたのでその話を書きます。

お昼前に自宅を出発。一旦東京駅まで出て地下鉄丸の内線で池袋に移動。池袋から西武池袋線に乗ります。この路線は、お正月に棒ノ折山から名栗渓谷に下りてきた時以来、半年振りですね。準急に乗り、1時間弱電車に揺られて、到着したのがこちら。

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埼玉県入間市内の「仏子(ぶし)」駅です。もうこの辺りまで来ると、棒ノ折山の帰りに乗車した飯能駅もすぐ近くですね。山にはいけなかったものの、山のすぐ近くまで来ています。

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仏子駅の南口改札から出て南の方向へ歩きます。このあたりには武蔵野音楽大学のキャンパスがあるようですね。それと、ここへ来てはじめて知ったのですが、指導標があり、ハイキングコースが整備されているようです。「ふれあい茶ん歩道(さんぽみち)」という名前がついています。そういやこのあたりは狭山茶の産地ですね。

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ちょっと広い通りに出ました。この先は丘陵地帯になっていて緑が豊富です。ここから南東に5kmほど行った辺りがトトロで有名な狭山丘陵ですが、このあたりにも似たような森が残っているようですね。

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先へ進むと山の中っぽくなってきました。まだまだ上り道が続いています。

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道端に紫陽花が咲いています。この辺りで雨足が強くなってきました。

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峠を過ぎると一転して住宅地になってしまいました。要するに丘陵の南斜面は日当たりがいいので宅地開発したものの、北斜面は日当たりがよくないので手付かずで残された・・・ということのようです(笑)。まあ、西武鉄道が理由も無く山林を残すわけありませんが。画面ではわかりませんが、相変わらずちょっと強い雨が降っています。

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雨のせいで目的地に気がつかず、300mほど先まで進んでしまいました。iPad miniの地図ソフトで通り過ぎことに気がつき、引き返してきました。ここが本日の目的地です。そう、お寺ですね。

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こちらは真言宗のお寺で龍圓寺と言います。開基は建仁年間(1200年頃)と言いますから鎌倉時代の初め頃ですね。本尊は虚空蔵菩薩、観音堂に千手観音が安置されています。観音堂は安産、子育てにご利益があるということで有名なようです。

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こちらがその観音堂。安置されている観音像は10cmほどの金の仏像で、このあたりの地頭であった市川氏の屋敷の井戸から現れたものだという縁起が伝わっています。まずはこちらにお参りします。

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そしてこちらが大師堂。お堂の中には左に弘法大師、右に十一面観音の石像が安置してあります。今回、このお寺を訪問した最大の目的が、実はこの大師堂なんです。この大師堂の右側に、黒い石の碑が建っています。

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この石碑、このような銘が彫られています。
 昭和九(一九三四)年
 武田弥兵衛氏 開山
 奥多摩新四国
 八十八ヶ霊場
 第四十一番札所

実はこの碑銘が示すとおり、ここはお遍路さんで有名な四国八十八箇所を模して昭和9(1934)年に開山された、奥多摩霊場新四国八十八札所の第41番札所となっています。

四国八十八箇所を実際に回るのは大変なため、全国各地にそれを模したミニ八十八箇所が作られています。関東地方だけで10コースくらいありますが、奥多摩霊場新四国八十八札所は弘法大師の入定1,100周年を記念して1934年に東京都西多摩郡瑞穂町の武田弥兵衛さんを中心とする大師講、東京善心講の人たちが石仏を作り、奥多摩・北多摩地域の88のお寺や民家に安置したのが始まりだそうです。この武田弥兵衛さん、江戸時代後期に愛知県・知多半島を中心とする地域に知多四国八十八箇所を開山した武田安兵衛の子孫に当たる方だそうで、1975(昭和50)年に90歳くらいで亡くなるまで奥多摩霊場新四国八十八札所巡礼の世話人として精力的に活動され、最盛期の昭和40年代には専用の巡礼バスまででていたそうです。

武田弥兵衛さんが亡くなられた後は奥さんが、奥さんが亡くなられた後は娘さん(違っているかも)が引き継いでいるそうですが、娘さんの嫁ぎ先が群馬県と言うこともあり、年間数回しか世話人としての役割を果たせないと言うことで(もちろん既にかなりのご高齢だと思いますが)、最近ではほぼ忘れ去れた八十八箇所となってしまっているそうです。回られている方も年間数人程度で、民家に設置されている札所では納経帳へのご朱印を頂くのが難しいところもあるとか。

基本的に石仏なので、奥多摩の山の中などに安置されているものも多いのですが、12番札所・61番札所などは日原の小川谷林道沿いに安置されていてご存知のように震災以来通行止め。現在のところ、巡礼できる目処が立っていません。ご朱印自体は日原鍾乳洞の受付で管理しているそうなので、巡礼せずにご朱印だけ貰うことは可能ですが・・・そりゃチョンボですよね。

詳細は、こちらのサイトで紹介されています。

でも・・・私、こういう話を聞くと逆に燃えるんですよね。巡礼する人がいないなら、自分が回ってやろうなんて考えてしまいます。基本的にB型のさそり座なので、かなりのへそ曲がりです。「みんなやってます」と言うとやる気にならず、「誰もやってませんよ」と言われると俄然やる気になります。

今回、この龍圓寺さんを訪れたのは、この巡礼専用の納経帳(朱印帳)を頂くためです。こちらの大師堂が5年前に新築されたとき、熱心な檀家の方が最盛期の頃に作られていた納経帳を私家版で100冊、リプリントして龍圓寺さんに寄進されたそうです。それ以来、龍圓寺さんでは希望者に頒布しているとのことなので、本日こうして頂きに来たわけです。あ、勘違いする方がいると困るので書いておきますが、他の朱印帳などと同様、お寺さんに千円お納めして頂くことになりますので念のため。

大師堂参拝後、本道の右側にある納経所(寺務所)をお訪ねして納経帳を無事頂くことができました。

ちなみに、奥多摩霊場新四国八十八札所のほかに、多摩四国八十八箇所というのもあります。こちらは高幡不動こと金剛寺さんが世話役となって、現在でも巡礼バスなどを出しているようです。巡礼する方も結構多く、私たちにも馴染み深い高尾山薬王院も68番札所として名を連ねています。高水三山の高水山山頂近くにある常福院さんなど何箇所かは、奥多摩・多摩双方の札所となっていますのでご朱印を頂く際に注意しないといけませんね。

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来る時は雨が激しくて気がつかなかったのですが、仏子駅まで戻る途中にハイキングコースの入り口がありました。桜山展望台まで2.8kmだそうです。この日は天候が悪い上に夕方から用事があったのでそのまま帰りましたが、後でヤマレコでチェックするとこちらを散策した方の記録もありました。晴れていれば360度の眺望で、大岳山、川苔山、蕎麦粒山、武甲山などが一望できるそうです。一度訪れてみたい・・・とは思うものの、早朝、千葉からやってきたら間違いなく飯能まで行って名栗渓谷に向かうか、そのまま西武秩父方面まで足を延ばすかですよね。地元でもない限り、永遠にここへは登れないかもしれません。

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帰り道でも雨に濡れた紫陽花が綺麗です。この後、駅まで戻って真っ直ぐ千葉まで帰宅しました。

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こちらが今回頂いてきた納経帳です。昭和40年代に発行されていたものと表紙の色以外は同じ体裁のようです。B5サイズの和本綴じで、その上から表紙を貼り付けてあります。裏写りしないような厚手の和紙に印刷されており、厚さが1cmほどあります。

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内容はこんな感じです。これは一番札所のページですが、一番札所は一般のお宅なのでお名前がそのまま入っていますね。徳島県にある本物の八十八箇所の一番札所、霊山寺(りょうぜんじ)の名前も入っています。この納経帳には昭和48年の武田弥兵衛さんのあいさつ文などもそのまま収録されていますが、一番最初には今回の復刻に当たっての龍圓寺さんのご住職のあいさつ文が添えられています。

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龍圓寺さんで早速ご朱印を頂きました。今回は普通に参拝しただけでしたが、やはり納経と言うからにはお経(般若心経)、ご宝号(「南無大師遍照金剛」)くらいは唱えた方がいいような気がします。巡礼用の経文を一冊用意しておくことにしましょう。本格的な四国遍路みたいに菅笠(すげがさ)・白衣(びゃくえ)・金剛杖まで用意することはないと思いますが。

しかし・・・奥多摩って妙に居心地がいいとおもったら、こういうものが隠されていたんですね。なるほど。
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テーマ : アウトドア
ジャンル : 趣味・実用

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No title

徒骨亭さん、お早うございます。

関東地方はかなりお天気が悪いようで、なかなかお山には行けませんね。そのかわり、やはり都会には色々な名所があるので、毎週場所を変えて歩けますね。アジサイは生き生きとしています。

四国八十八ヶ所巡りをするには、まず四国に行かないといけないんですが、四国には簡単に行けないので、近くにあるとまだ現実可能な零場巡りですね。徒骨亭さんいかがですか?

松山ケンイチ様、青レンジャーもピンクレンジャーさんと一緒に見ましたよ。平清盛をまだ撮影されていたのか、丸坊主的な髪型でしたが、とても色白でキレイなお顔立ちでした。そして、青レンジャーもついに「春を背負って」を見てきました。円満な終わり方で良かったです。「剱岳」では少し悲しい終わり方だったので。。。

No title

こんばんは、徒骨亭さん!

今度は八十八ヶ所巡りを始めるのですか?
本当にその尽きない好奇心、脱帽です(笑)
私もいろいろ手を出すほうですが、徒骨亭さんには負けますね(^^;

それにしても、ひねくれ者の血は同じようです(笑)
皆がやっているものは、私も極力避けます。
以前、たまごっちが始めて出てきた時、面白そうだなと思っていたら、あっという間に人気が出たので、興味なくしました(笑)

もっとも、山登りを始めてもうじき3年たちますが、これに関しては飽きるどころか、ますます嵌っていきます…そうとう山が好きみたいです(^^

さすが、徒骨亭さん、
やはり雨が降っても歩きたくなりますよね★
気持ちはわかります!
でも飯能の手前まで行かれたんですか、千葉からだと遠いですよね。
展望台…時間がなくて残念ですね。
でも未開の地があるほうが、これから先楽しくていいですよね♪

Re: No title

青レンジャーさん、おはようございます♪

今日もそうですが、やはり梅雨時でお天気のよくない日が多いですね。明日は久しぶりに太陽が見える休日になりそう(雲が多そうですが)なので、山歩きを計画しています。ただ、やはり遠出はせずに奥多摩か奥武蔵方面になりそうですが。

ご存知のように私は四国生まれなんで、子供の頃からお遍路さんは見慣れているんですが、地元民は意外なほど回りませんね~(笑)。ウチの母も、千葉に引っ越して何十年も経ってからようやく回り始めたくらいですし。奥多摩霊場八十八ヶ所は、山歩きのついでや雨の日などの散策ついででノンビリ回ってみるつもりです。

ところで私、記憶違いをしていたみたいです。ピンクレンジャーさんが単独で遭遇したのは、木村監督のほうでしたね。ちなみにウチの女房、冒頭の勘違い発言の後に「えぇっ!!松ケンに山で会った人がいるの!?うらやまし~」とひたすら羨ましがっておりました。

Re: No title

悠さん、おはようございます♪

奥多摩霊場新四国八十八札所、そんなに気合を入れては回らないと思います。何箇所か、ご朱印の所在が不明なところもあるようですし。山歩きのついでにお参りしたり、散歩ついでに(玉堂の美術館とか、山歩き以外でも行ってみたい場所が一杯あります)お参りしたりとかで50年かかって大体回れればいいか、くらいに考えています。でも、そのころ私は何歳なんだろう(笑)。でも、いろいろな方面に興味は向くんですが、何かひとつ、極めたものがないのが辛いところ。山歩きは極められるんでしょうか(笑)。

悠さんもへそ曲がり、ひねくれ者の血が流れているようですね。エスニックジョーク(「○○人は~、○○人は~」ってやつ)の中に、「沈没しかかった船からなかなか海に飛び込まない乗客を飛び込ませるには?」というのがあって、アメリカ人には「飛び込んだらヒーローになれます」、イタリア人には「海で美女が泳いでいます」、ドイツ人には「規則ですから飛び込んでください」・・・と続いていって、日本人には「もうみんな飛び込みましたよ」と言う、なんてのがありました。少なくとも私や悠さんには逆効果みたいですね(笑)。

悠さんはまる3年になりますか・・・考えてみれば私はまだ半年ちょっとだったか(笑)。もっと若い頃から始めていたらよかったとかなり後悔しています。18年前にちゃんと始めていたら、今頃はそこそこ・・・だったかも。でも、あのころはまだネットに情報も殆んどありませんでしたし(インターネット自体はもう20年近く使っていますが)、周囲に山に登っている人がいないのに単独で始めるのは難しいというのもあったんですよね。今はホント、便利になりました。落とし穴もありますが(笑)。

Re: タイトルなし

umeチャンさん、おはようございます♪

雨の中を歩くこと自体は抵抗はないのですが、レインウェアの着用や帰り際の片付け、帰った後のメンテナンスをなんかを考えると面倒くさくなってしまいます。基本的に私、モノグサなんです(笑)。umeチャンさんのキャンプ記事とかを読んでいて、いつも気になるのが帰宅後の用具のお手入れです。テントやタープなんかは当然洗ったり干したりされるんですよね。あまり華がない話ではありますが、そういったところも記事にしていただけると参考になります。

飯能は、千葉からだと遠いですよね~。でも、2時間程度で着きますから、奥多摩よりは格段に近いです。名栗渓谷なんかは奥多摩の北隣ですから、飯能側から奥多摩北部にアプローチするというのもありかと思います。棒ノ折山なんかの山筋は飯能の方がはるかに近いですし。

狭山・入間周辺の丘陵地帯も、一度時間を作って歩き回ってみたいですね。八国山緑地で猫バスに会えるかな(笑)。
プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

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