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白谷沢経由でふたたびの棒ノ折山、そして日向沢ノ峰へ。

こんばんは。

先週末の7月5日土曜日は、夕方から中学時代の同窓会でした。中学の同窓会も長らく行われていなかったのですが、流石に皆、大台に手が届く年頃になると懐かしくなるのか、2年ほど前から毎年この時期に行われるようになり、年々参加者が増えてきています。

私が出た中学校は高度成長末期に造成された新興住宅地の中の学校で、入学した当時でまだ開校4年目程度。私もそうですが、大多数の生徒が小学校の半ばくらいにこの地域へ転校してきた子供で、いわばよそ者の集まりでした。何せ、小学校・中学校の中での会話で、「お前、出身どこ?」みたいなやりとりが平気で成り立っていましたし、出身地は北海道から沖縄までバラバラ、帰国子女で海外帰りなんてのもいました。

現在では殆んどの人間が住んでいた住宅地を離れてしまい、都内や神奈川県内などのもっと交通の便のいいところに住んでいます。同窓会の最中にもその話が出たんですが、バスで30分~40分も走らないと駅まで出られない陸の孤島で通学・通勤に苦労したせいか、全員口を揃えて「駅まで歩いていけないところに住むのは絶対にイヤ!!」。まあ、私も駅から徒歩10分、それも快速停車駅、というところに住んでいるのは同じ思いからなんですが(笑)。

ところで、この同級生の中に一人、映画関係の仕事をしている奴がおりまして、彼がスタッフとして加わっている映画が近々公開されるということで、チラシの束を持ってきてせっせと宣伝活動をやっていました。とりあえず、私もささやかながら宣伝に協力させていただきますが・・・9月13日に東宝系で公開の映画『舞妓はレディ』、お時間があれば是非観に行ってやってください。タイトルはヘップバーン主演の『マイ・フェア・レディ』のもじりですが、監督が周防正行さんなんで、多分それなりに面白い映画になっているんじゃないかと思います。先日、『春を背負って』を観に行った時も予告編が流れていたので、ご覧になった方もいるんじゃないでしょうか。

さて。同窓会から帰ってきたのが土曜日の夜遅くです。それから一睡もしないで山行の準備を始め、午前4時半、自宅を出ました。地元の駅から快速の始発電車に乗り、まずは東京駅へ。東京駅からは地下鉄丸ノ内線で池袋へ移動、6時ちょうど発の準急列車で一路飯能を目指します。

いや先週、飯能の手前まで電車で来たら、どうしてもこっちから山に入ってみたくなりまして・・・ちょうど棒ノ折山から日向沢ノ峰までの尾根筋が未踏だったので、名栗渓谷から登ってそっち方面を歩いてみることにしました。ひょとしたら、これまで手を出さなかった奥武蔵方面進出へのとっかかりとなるかもしれません。

飯能へは6時55分に到着。7時10分発のさわらびの湯経由湯の沢行き国際興業バスに乗り込み、いざ名栗渓谷へ。

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さわらびの湯バス停には7時50分頃到着しました。私の自宅から奥多摩への最速での到着時間が7時37分ですから、10分ちょっとしか違いませんね。

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ここは日帰り温泉の客が駐車するだけでなく、近辺の山へのマイカー登山の登山基地となっています。恐らくここまで車で来た人たちだと思いますが、このバス停からバスに乗り込んで名郷方面へ向かう人もかなりいました。まだ温泉の営業は始まっていない筈ですが、駐車場はすでにほぼ一杯ですね。もっとも、ここに車を停めてあれば帰りがけには100%近くの人がさわらびの湯へ寄るでしょうから、基本的には全員が温泉客ですが(笑)。

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とりあえず、この辺りは晴れていますが・・・山の上も同じような天気であるかどうかが不安ですね。8時ちょうど、有馬ダム方面に向けて出発です。まずは白谷沢(しらやさわ)から棒ノ折山(ぼうのおれやま)山頂(969m)を目指します。

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10分足らずで有馬ダムに到着。でも、遠くの山の上にはガスがかかっているみたいですね。なんだか嫌な予感がするな・・・。

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有馬ダムの堤頂部を対岸に渡ります。このルートは埼玉県の「関東ふれあいの道」となっています。

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ダム湖(名栗湖)の対岸を数分歩くと、左手に切れ込んだ谷間が見えてきます。これがこれから登る白谷沢です。この白谷沢、沢沿いに登山道が続いていてプチ沢登りの気分を楽しめるコース、とのことなんですが、果たしてどのようなところなんでしょうか。楽しみです。

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白谷沢ルートの登山口に到着。いよいよ山道です。

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最初は普通の山道です。このところ、雨の日が続いていますので緑が生き生きとしています。気温はそれほど高くありませんが、湿度は間違いなく100%近くあります。登っていると汗が滝のように出てきます。

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20分程歩くと、沢がすぐ左に見えてきました。前日まで雨が降っていましたので、結構水量が豊富です。この先の沢伝いの登山道、大丈夫かな?

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沢と合流。いよいよプチ沢登りルートの始まりです。

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新緑が目に鮮やかです。沢の上を冷えた風が渡ってきます。顔に当たると気持ちいいのですが・・・冷たくてもやっぱり湿度は100%なんで、汗が全然引きません(笑)。やっぱり、梅雨の合間より盛夏の、もうちょっと乾燥した気候のときに歩いたほうが気持ちいいかも。

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上流のほうで土砂崩れでもあったのでしょうか?流木が沢を堰き止めて土砂が溜まっている場所がありました。

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土砂で埋まっている箇所はごく僅かで、すぐに美しい岩場の連続になります。このコース、確かに無茶苦茶楽しいですね。お勧めです。

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おお、出た。白谷沢名物のゴルジュ(もどき)です。岩が大きいので結構迫力があります。通過するのは全然難しくありません。

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ゴルジュの先もさらに岩場が続いています。

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ん?前方に何だか大きな岩が見えてきたぞ。

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わははは、再びゴルジュです。さっきよりもさらに大掛かりです。

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こんどはゴルジュ帯になっていてしばらく続いていますね。

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登山道はこの状態。この上を歩いていきますが、浮石や苔が少ないので意外と歩き易いです。ただし、それでも一応は沢なので、行かれる時は充分気をつけて歩いてくださいね。ハイカットの防水の靴だと結構無造作に足を置けますが、ローカットのトレランシューズだとちょっと歩く時に気を使うかもしれません。

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ゴルジュ帯の先は滝になっています。流石に滝は登れないので右側を迂回します。鎖がついていますが、登るためのものではなく、あくまでも落下防止の手摺りですね。

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こんな滝を間近に見ながら岩場を登っていきます。これも楽しいですね~。

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大分流れが細くなってきました。沢登りの終わりが近いようです。

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一般の登山道になりました。ここまで沢登りが約30分、ちょっと短い感じがします。せめて1時間くらいは続いて欲しいですね。ゆっくり、味わいながら歩かれることをお勧めします。退避場所も一杯ありますし。

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沢沿いなので、やっぱりありますね、この看板。マムシは水気のあるところを好みますので、沢の近くは要注意です。ハイカットの登山靴、沢で濡れないということの他に、マムシからの防御効果もあるかもしれません。

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一旦林道を横切ります。この林道は大名栗林道だと思いますが、名栗渓谷の入り口ゲート横の隙間を二輪車が通り抜けできる状態らしいので、いつバイクが走ってくるかわかりません。左右をよく見て渡りましょう・・・冗談抜きに。

私がここにいある間には走ってきませんでしたが、この先々で林道を走るバイクのエンジン音を何回も聞いています。結構走りに来ているバイク屋さんがいるみたいです。

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林度を渡った先はベンチが4つくらいある広場になっています。ここから尾根筋まで登ります。

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尾根筋まで登ると、大きな岩があります。岩茸石(いわだけいし)です。棒ノ折山と尾根つながりの高水三山にも岩茸石山があるので紛らわしいです。

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この岩茸石のところで4つの登山道が合流しています。左前方へ進むとゴンジリ峠を経て棒ノ折山。右手奥は今歩いてきた白谷沢方面です。左はトウギリ林道となっていますが、踏み跡も薄く、よくわかりません。

後方は河又バス停となっています。このルートは朝、バスを降りたさわらびの湯のすぐ下に出ます。1月に高水三山から棒ノ折山まで歩いた時は、白谷沢が凍結しているといけないのでこの河又バス停へのルートを下りました。ほとんどが杉林の中のルートなので、あまり面白くないです。

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ゴンジリ峠までの登り道。階段になっているんですが・・・見事に階段部分の土が流出していて、ただのハードルと化しています。1月にここを下りてきた時は、流出した部分に綺麗に雪が溜まっていて歩きやすかったんですが(笑)。この階段、実は横のほうに側道ができてしまっていて、皆さんそちらを歩いているのですが、律儀にハードル越えをやっていたら息切れしてしまいました。

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ゴンジリ峠に到着。棒ノ折山の山頂まであと少しですが、息切れが酷いのでしばし休みます。おかしいな、甲武信ヶ岳あたりよりは遥かに楽な道のはずなのに・・・。やっぱり、昨夜の同窓会のあと、一睡もしないで登っているのがよくないのでしょうか?ちなみにお酒は飲めないので、同窓会ではビールをコップに3杯程度しか飲んでいません。

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ようやく棒ノ折山(棒ノ嶺)山頂(969m)に到着。標準CTが2時間30分のところ、休憩時間込みではありますが2時開35分かかっています。バテバテですね~。

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ある程度予想していたことではありますが、山頂からは真っ白で何も見えません(笑)。ここで一旦食事にします。最近の定番、カスタードの餡ドーナッツと小倉・生クリームの餡ドーナツ。糖分が多いので、速やかにエネルギーになります(笑)。

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しばらく休んでいたら、ある程度下のほうが見えるようになってきました。どうも今日は層雲の下端が1,000m前後のところにあって、棒ノ折山辺りだと山頂が雲の中から出たり入ったりみたいですね。雲の厚さも恐らく1,000mくらい。2,500mくらいある山だと雲海の上に山頂があって青空が拝めるのかもしれません。

さて、ここで暫く休みながら今後の予定を考えます。プランでは、このあと尾根伝いに日向沢ノ峰(ひなたざわのうら)まで歩き、川苔山経由で鳩ノ巣駅まで下りることになっていますが・・・今日の体力だと続くかどうか。時間はまだ11時です。考えていると、登る途中でちょっとお話をしていたオバサ・・・いや、お姉さん(多分私より幾つか年上)が話しかけてきました。

「どこまで行くの?え、日向沢ノ峰?あんまり調子よくないんでしょ、今日はこのまま名栗に下りなさいよ。さらわびの湯が待っているわよ~♪」
「・・・それ、『さわらびの湯』です・・・」

熱心に下山のお誘い(笑)を頂きましたが、結局、当初の予定通り日向沢ノ峰まで行ってみることにしました。まあ、ノンビリ歩けば大丈夫そうです。

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11時10分、日向沢ノ峰に向けて出発です。ここから先は未踏区間、登っておきたいピークが2つほどあります。

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この尾根は東京都と埼玉県の都県境になっています。左の東京都側は杉林、右の埼玉県側は広葉樹林です。

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20分足らずで最初のピーク、槙ノ尾山山頂(945m)に到着。右のほうへは仙岳尾根への分岐となっています。山と高原地図の破線ルートですが、踏み跡は結構しっかりしているようです。

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槙ノ尾山を過ぎると、左側の東京都側も広葉樹林になり、一瞬喜びましたが・・・すぐにまた杉林に戻ってしまいました。

この辺りを歩いていると、いきなり右手後方の藪の中で熊鈴の音がします。しかも、時速40kmくらいのスピードで接近してきて、あっという間に同じペースで前方の方へ消えてしまいました。一瞬、何が起こったのかわからなかったのですが、1分くらいして同様にバイクの音が後ろからやってきて前のほうに消えて行きました。どうやら、右の藪のすぐ下が大名栗林道になっているみたいです。最初の高速移動する熊鈴は、熊鈴をつけたMTBが全速力で走った際のもののようですね。まったく、ビックリさせるな~、もう(笑)。

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「高速移動する熊鈴」の先でちょっと開けたところがあって、遠くの景色まで望めました。本日、唯一の展望になります。手前は名栗湖・有間川を挟んで向かい側の金毘羅尾根、その向こうに伊豆ヶ岳や関八州見晴台が見えているのだと思いますが、このあたりはまだ歩いたことがないのでよくわかりませんね。

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下を見下ろすと大名栗林道が・・・。このルート、日向沢ノ峰までの間に2人しかすれ違わないような人気の全くないルートですが、この林道を走るバイクの音は10回以上聞いています。う~ん・・・。

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程なく長尾丸山への急登が始まりますが、ある程度登ると尾根の南側(東京都側)を巻くように道がついています。危うく見落としそうになりましたが、実はこのまま進むと巻き道になっていて長尾丸山の山頂には行けないようです。山と高原地図にも巻き道の記載はなく、あらかじめ知っていたわけではないのですが、たまたま右手の木に巻きついている金属プレートに気がついたので、ここが山頂方面への分岐だとわかりました。ちょっとわかりにくいですが、画面の左端を奥に向かっているのが巻き道、右手の銀のプレートの付いた木の右側斜面を登っているのが山頂への道です。

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銀のプレートの拡大です。「奥武蔵研究会」というところが設置したみたいですね。でも、できればもうちょっと大きくした方がよかったかも。後で調べたら、気がつかずに直進してしまう人がかなり多いみたいです。

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山頂ルートへの道。まずは尾根上まで復帰します。踏み跡ははっきりしています。

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尾根上に出ました。再び尾根伝いに進みます。

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長尾丸山(長尾ノ丸)山頂(958m)に到着。でも、展望は全くありません。

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こちらには、三角点が設置されています。

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長尾丸山の山頂を過ぎると、広葉樹林の中の急坂を下って行きます。

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下り終える直前辺り。かなりの急傾斜で、しかもぬかるんでいるので足元が滑ります。人が殆んど歩いていないルートにもかかわらず、何箇所かに滑った跡があります。一応ロープなども付いていますが、泥まみれなのであまり掴まないようにして下りてきました。先ほど分岐した巻き道は、結局どこで再合流したのかまったくわかりませんでした。

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道は相変わらずです。左側の東京都側は杉林になったり広葉樹林になったりを繰り返します。

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急登箇所が出てきました。長尾丸山を過ぎてから急登箇所が4つあり、それぞれで標高差100mほどを登ります。ここは多分最初の急登だったと思います。

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登り終わると若干下ります。このあたりから尾根上に石灰岩質の岩が目立つようになって来ました。

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右手のガスの中に隣の山が見えていますが・・・有馬峠方面から来ている尾根筋じゃないかと思います。あっちも急登っぽいですよね。

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ちょっと痩せた尾根が出てきたりして、地形が奥多摩っぽくなってきました。

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3つ目の急登箇所を登ります。

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登りきると、ガスの中に高圧鉄塔が立っています。「50号鉄塔」と呼ばれている鉄塔です。ここまで来れば日向沢ノ峰まであと少し、です。

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鉄塔の先にあった指導標です。右のほうへ行くと有馬ダム・落合方面となっていますが・・・道らしきものは全く見えません。山と高原地図には破線ルートの記載すらありませんし、かなり前に廃道になってしまったんでしょうか。

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ん、階段?棒ノ折山を出てから初めて見ました。

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ここにも指導標があって、右に行くと有馬山みたいです。今度は薄っすらと踏み跡が見えます。ここへ着く前辺りから再びバイクの音が聞こえるようになってきました。どうやら、有馬峠からここの右下辺りまで埼玉県側の日向沢林道が伸びてきているようで、そこにバイクが入りこんでいるようです。有馬山までの道は、林道経由なんでしょうかね?

この先、写真でもわかるように急登になっています。日向沢ノ峰への最後の登りです。

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またバテてきましたが、休み休み登っていきます。前方がなにやら明るくなってきました。

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日向沢ノ峰と蕎麦粒山を結ぶ稜線に到着。このあたりは標高が1,300m以上あるので、すっぽりとガスに覆われています。棒ノ折山からここまで標準CTで3時間のところ、休憩時間込みですが3時間30分かかっています。かなりのスローペースですね。

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棒ノ折山からここまで6kmあるみたいですね。さわらびの湯から棒ノ折山までが4.8kmくらいですから、出発点から10.8km歩いてきたわけか。

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数分歩けば日向沢ノ峰(ひなたざわのうら・1,356m)に到着です。ガスの中、十字架が立っているみたいですよね。

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山頂を過ぎてそそくさと踊平方面に向かいます。

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ガスが幻想的な光景を作り出していますが・・・標高が下がると雲の下に出てしまいますね。

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踊平まで下りてきました。ここで、今一度この後のルートを考えます。

本来考えていたのは、この後川苔山の山頂まで登って鳩ノ巣まで下っていくコース。鳩ノ巣まで標準CTで3時間ちょっとです。何回か歩いているコースですし、登山道はよく整備されていて歩き易いのもわかっています。ただ、踊平まで来る途中で川苔山の姿が一切見えていません。間違いなく山頂はガスの中です。全く展望がないことがわかっていて登るというのは、モチベーションが上がりませんねぇ。

その一方、この踊平のすぐ下までは、4月に蕎麦粒山の帰りに歩いた川乗林道に繋がる日向沢林道(東京都のほう。埼玉県の同名の林道とは別)が延びてきています。川乗林道の全長は7,331m、日向沢林道の全長は3,150m。川乗林道の開始から1kmほどの地点に日向沢林道が繋がっていますから、終点の川乗橋バス停までの距離は9.5km程度です。ということは下り一辺倒ですから歩行時間が2時間、現在15時10分で17時半ごろ奥多摩行きのバスがありますから時間的にはぴったりです。

人によっては川苔山までの登り返しがあっても鳩ノ巣までの登山道のほうが歩くのが楽、と感じるでしょうが、私は林道歩きが苦にならないので、若干早く帰宅できる林道経由で川乗橋バス停、奥多摩駅の方を選択したました。要はエスケープですね。でも、本日の行程、半分近くが林道歩きだ(笑)。

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踊平から日向沢林道まで下って行きます。

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日向沢林道へはものの数分で出ます。踊平の真下にはトンネル(踊平トンネル)が掘られています。今回はこのトンネルの向こうには行きませんでしたが、後で調べたところによると、トンネルの向こうにはさらに数百メートル、先ほどの50号鉄塔の下あたりまで林道が伸びているそうです。但し、手入れされておらず、半ば土砂に埋もれているとのこと。

当初は鉄塔の反対側まで有馬峠から延びてきている埼玉県側の日向沢林道と、トンネルを掘って繋ぐ計画だったらしいです。凍結中なのか中止なのかはわかりませんが、中途半端なことをやるんなら最初から山肌を削らないで欲しいですね。川乗林道へは鉄塔のメンテナンスのために東京電力の作業員の方がよく入ってきているようですから、作業道としてはそれなりに使われているみたいですが。

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こちらはトンネルの反対側、これから進む方面です。舗装されているのはほんの数十メートルで、あとは未舗装のダートになります。ただし、途中で川乗林道に合流してからは舗装道路になりますが。

15時17分、川乗橋バス停に向けて進撃開始です。

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歩き始めるといきなり新鮮な落石現場に遭遇しました。車は通れない状態になっています。前述の通り、東京電力や林業関係の人たちがそれなりに車で入って来るはずなんですが、車が通れない状態のまま・・・ということはごく最近(昨日今日のレベル)発生した落石のようです。

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こちらは車が通れるように片付けてはありますが、落石三連発です。これ以外にも人の頭大の石がそこここに落ちており、右手の崖に注意しながら下りていきます・・・怖いよ~。

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30分ほど歩くと、右手のほうから来た林道と合流します。これが川乗林道です。今まで歩いてきた日向沢林道はここで終わりで、この先は川乗林道となります。4月に蕎麦粒山に登った時は、この右奥の川乗林道の起点から歩いてきました。

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こちらは百尋ノ滝のちょっと上流にあたるところです。左右はが切り立った険しい谷底なんですが、4月に通った時はこの谷一杯、雪崩れた雪に埋め尽くされていました。今は流石に雪は消えていますが、雪と一緒に流れ込んだ木がそのままになっていますね。

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こちらは百尋ノ滝。林道にはこの滝を見下ろす辺りに転回用と思われるちょっとしたスペースがあるんですが、これがちょうどいい展望台になっています。けれど、流石に今の季節は緑に埋もれてよく見えないですね。

百尋ノ滝からちょっと下った辺りで、突如道の左側から茶色い動物が顔を出し・・・私にビックリしてスタコラサッサと林道上を逃げて行きました。写真を撮り損ねましたが、体長は50cmくらい。ニホンアナグマです。野生のアナグマは初めて見ました。夜行性なんですが、なんだって今の時間帯に出てきたんですかね?一説によると、巣穴の中の巣材の草が湿ると日中に巣材を出して干す習性があるとか。布団干しの最中だったんでしょうか(笑)。

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百尋ノ滝から川苔山に至る登山道の入り口、細倉橋まで下りてきました。画像ではちょっとわかりませんが、この先の沢の橋が一つ崩落しているため、トラロープが張られて通行止めの表示が出ています。もっとも、慣れた方なら通れないわけではないようですが、あくまで自己責任で、ですね。自転車が数台停めてありましたが、登山道のほうへ入っている方が数名いらっしゃるようです。

ここまで来れば川乗橋バス停まであと30分です。

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17時10分、川乗橋バス停に到着~♪次のバスは17時33分なので、ザックを電車乗車用に片付けたりするのにちょうどいい時間です。

この後バスで奥多摩駅まで出て18時10分の電車で帰途につきました。東京駅までは座っていけたのですが、またもや総武線快速で酷い目に遭いました。前の電車からの時間があいた上に短い11両編成。通常は15両編成なので、乗客が集中して平日の通勤時間帯並みに混みあっています。またもや地元の駅まで押し合いへし合いしながら帰る羽目になりました。

ええい、もう多摩地区に引っ越すしかないか(笑)。
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No title

徒骨亭さん こんばんは

沢沿いの登山道いいですね~。これからの暑い時期は沢の中を歩きながら登るのも楽しくていいかもしれませんね。アブはちょっとウザいですけど…。

今回のコースは埼玉県から東京都に抜けられたわけですね。さすがに都会は交通機関が発達していて羨ましいです。色んなコースが楽しめますね。まだまだ未踏のコースもありそうです。

ところで前回のレポなんですが、となりのトトロ都市伝説についてはどう思われますか?現実的な徒骨亭さんの意見が聞いてみたいです。

No title

徒骨亭さんこんにちは!

先週の日曜、こちらへいらしてたのですね!
いや~しかしなんともシットリi-202した一日でしたね・・。暑くはないのに汗だくとは・・。

白谷沢ルート、今日みたいな晴天だったらさらに最高でしょうね!
こちらのエリアあたりであんまりシットリし過ぎていると、歩行にもかなり
気を使いますね。といいつつ伊豆ヶ岳の下りで登りの方を通そうと、濡れた岩の上に足を置いた瞬間滑り、手を着いた時、小指を負傷してしまいました
e-452

怪我、湿度と、歯痛と、グッショリなウェアで、このまま歩き通す気持ちが
折れ、正丸駅へエスケープ?致しました・・。こちらの伊豆ヶ岳も人気のお山なのか、山頂付近ではたくさんの方が登って来られましたが、半袖短パンとか、テニスシューズとか、いろんなスタイルな方がいましたが、結果、何もなければ、私も半袖、短パンで過ごしたい気持ちでした・・。


徒骨亭さんはしっかりと一日歩き通された感じですね。私もまだ未踏峰な棒ノ折山、是非、次回のプランに組み込みたいと思ってます!ホントは今日、あのお山を周って来ようかなと思ったのですが・・。 e-456(指は治りました)

No title

こんにちは、徒骨亭さん!

ここのゴルジュの話は知っていましたが、聞きしに勝るところのようですね!
暑い夏、沢沿いの道はさぞ気持ちよいことでしょう(^^
う~ん、8月に行こうかな…。

ニホンアナグマは布団干しするのですか!
あはは(笑)
なんかちまちまと草を運んでいる姿が想像できて、おかしいです!(笑)

徒骨亭さん、まさか多摩地区に本当に行ってしまうのですか?
え~、千葉地区私だけ~?
ずるい~!i-231

Re: No title

kouさん、こんにちは♪

今回歩いた白谷沢は結構評判のいい沢伝いの登山道なんですけど、実際に歩いてみたら評判に違わない、気持ちのいいルートでした。ただ、湿度が高い日はせっかくの情景も滝のような汗で台無しですから、文中に書いたように暑くても湿度が低めの日を狙って行くのがいいように思います。

奥多摩へアクセスする正面からの青梅線ルート、時間的に早く着くのは限界がありますから、今回みたいに埼玉側からのアクセスも今後は検討してみたいです。都県境を跨いで歩くと、長距離を歩いたような満足感がありますし(笑)。

トトロの都市伝説って、さつきとメイが実は死んでいて、すべてはお父さんの回想か妄想だった・・・ってやつですよね?これは・・・都市伝説というより創作物に対する2次創作みたいなものですから、そう思いたい人はお好きに・・・としか言いようがないような気がします。

都市伝説で思い出しましたが、女房の実家のある町は元祖都市伝説『口裂け女』発祥の地、といわれています。あの話が出始めたのは1979年の年明けごろですが、実はその6年以上前、女房が通っていた中学校にすでに都市伝説の原型があったそうです。その内容が、
「山を越えたところのM町に美容整形手術に失敗した女がいる。いつも大きなマスクで顔を隠して歩いているが、目が合うと因縁をつけられるから気をつけろ」
という他愛のないものだったそうで、口裂け女がブームになった頃の女房(既に大学生)の感想は「何であの話をいまさら?」だったとか(笑)。

Re: No title

かずろうさん、こんにちは♪

コメントが付けられなかったのでレスは返していませんが、かずろうさんが伊豆ヶ岳方面を歩かれていたのはヤマレコで拝見させていただいています。私が棒ノ折山の山頂でぼけーっと北の方を見ていた頃、かずろうさんは正丸駅に脱出されていたんですね。

でも、途中でエスケープ・・・と言っても短い時間に結構な距離を歩かれていますよね。私だったら確実に丸一日分のフルコースになります(笑)。かずろうさんは今日行くつもりだったんですか?やっぱりさわらびの湯から棒ノ折山・日向沢ノ峰・有馬峠・金毘羅尾根の周回コースだったんでしょうか。

私もここ1ヶ月くらいは半袖にしているんですが、やっぱりちょっと藪っぽいところだと腕に枝が当たりまくります。というわけで、先ほどモンベルショップで「クールアームカバー」なるものを買ってきました。長袖を来ているより涼しく、腕も保護できる・・・というので結構な人気商品みたいです。色は黒、シルバー、ピンク、黄の4色(男女共通)なんですが、ピンクはいつも売れ残っています。黒も意外と残りますね。やっぱり、スズメバチが怖いからでしょうね。一番人気はシルバーで、私が買ったのが最後の1個でした。

そうそう、先日の「くるぶしへの一撃で腫れた」って話、ひょっとしたらマムシだったんじゃ・・・。牙がかすった程度でも結構腫れるんじゃないかと思います。

Re: No title

悠さん、こんにちは♪

白谷沢、評判に違わずいいコースでしたよ~。本文中に書いたとおり、ゆっくり歩いても30分程度ですからもうちょっと長いとさらに嬉しいんですが、それなりにコースの整備も大変でしょうから贅沢を言っちゃいけませんよね(笑)。ちなみに、あそこを「ゴルジュ」と呼んでしまうと本格的に沢登りをやっている人から「沢を舐めるな~」とお叱りを受けそうです。そういうわけで本文中でも「ゴルジュ(もどき)」にしてあります。

布団干しをするアナグマ、本当か嘘かわかりませんが、いくつかの資料で記述を見ました。まあ、動物の生態に関しては「嘘みたいな本当の話」と「本当みたいな嘘」が混在していますからなんとも言えません。決定的証拠になる画像や映像を探してみたものの、結局見つかりませんでした。ただ、個人的には「アナグマは布団干しをする」ということを信じてみたいと思います。これぞ都市伝説・・・いや山岳伝説(笑)。

多摩地区へなんかおいそれと引越しできませんよ~。私も甲斐性なしのドラ息子ですが一応長男ですので・・・あまり両親から離れたところに住むわけにはいきません。引っ越すなら何十年も先になると思います。

しかし、今日は皆さん家にいるんですね~。明日は天気が下り坂というのに、仕事で疲れたり暑さと湿気でばてたりしている人が多いんでしょうか?ちなみに私は今日は昼過ぎまで職場に顔を出さねばならなかったので、山行は明日までお預けです。

No title

徒骨亭さん、お早うございます。

湿度が高いこの時期に山登りは辛いですね。しかも一睡もせず。。。それだけお山に行きたかったんですね~。毎週末お天気が悪く、お山に行けない日が続くと嫌になりますね。

棒ノ折山とさわらびの湯は地方在住の青レンジャーでも聞いたことがあります。関東地方では人気のお山なんですね。

沢沿いのルートは夏は涼しそうでいいですね。マムシ怖いけど。。。

No title

こんばんは♪

前半の沢登り、楽しそうです~!
マイナスイオンたっぷりで、涼しそうな感じしますが
湿度100%なんですね(^ ^;)
上の方はガスってちょっと残念ですが、
この時期、雨じゃなかっただけでも良かったですよね。

お昼の餡とクリームのドーナツレポ、
毎回読むたび、食べたくなります(笑)

Re: No title

青レンジャーさん、こんばんは♪

お返事が遅くなって済みません。昨日はお山から帰宅して風呂に入ったところで限界となってしまい、そのまま朝まで爆睡してしまいました。

昨日もそうでしたけど、湿度が高いのは堪えますね~。ここのところまた、歩く速度が落ちてしまっているんですが、この暑さと湿気も影響しているのかもしれません。

棒ノ折山、1,000m足らずの低山ながら山頂付近の展望がいいのが人気の秘密じゃないでしょうか。晴れていれば奥武蔵の山々だけでなく遠くに日光連山や赤城山、浅間山まで見渡せるようです。ただ、生憎と私が登った時は2度とも天気がイマイチでしたが。さわらびの湯もハイキングコースが集中した地帯の真ん中にあって交通の便もいいので、ルートの終点に置くと気持ちよく帰宅することができます。

昨日の山行でも足を置いたすぐ傍に30cmくらいの蛇がいて、いきなり動き出したのでビックリしました。模様を見て一瞬マムシかと思ったんですが、アオダイショウの子供だったようです。アオダイショウの幼体は、マムシによく似た模様がついていて紛らわしいです。毒蛇に見せかけて身を守る擬態の一種らしいですが。

Re: No title

mokos619さん、こんばんは♪

お返事が遅れて済みません。青レンジャーさんへのお返事でも書いたとおり、昨夜は帰宅して風呂に入ったところで限界に達してしまい、そのまま倒れこむように寝てしまいました。

沢登りコースは本当にお勧めです。こちらの方へ来る機会はなかなかないかもしれませんが、さわらびの湯に車を停めて周囲の山を散策、最後に戻ってきたところで温泉に入ると最高だと思いますよ。風呂嫌いの私(のぼせ症)が言っても説得力に欠けますが(笑)。ご旅行などで立ち寄る機会があれば是非ご検討ください。

実は昨日も同じ山(日向沢ノ峰)を通ったんですが、昨日はガスがかかってなくてある程度遠くまで見通せるものの、弱い雨に降られてしまいました。雲低は2,000m前後(雲取山が見えたり見えなかったりする状態)なのに雨だったんですが、雲の高さと雨は必ずしも比例しないみたいですね。

餡とクリームのドーナツ、実は行きがけに駅前のミニストップで購入しています。この時間帯、何故か普通のアンパンやクリームパンを置いていないので餡ドーナッツになってしまっています。
プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

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