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戸倉三山で回峰行。

こんばんは。

既に皆さん連日報道されるニュースでご存知の通り、私も先月登ってきたばかりの御嶽山で大変な惨事が発生してしまいました。現時点でも10名以上の死者が、そして数十名の行方不明者、60名以上の負傷者の方がおられるようです。噴火発生当時の状況が明らかになるにつれ、突然襲ってきた噴火災害の怖さ、凄まじさをあらためて痛感させられます。

今回の噴火は、発生のタイミングとしては最悪でした。紅葉シーズンが始まったばかりの週末、お昼前の時間帯。しかも天気は快晴。現地で別番組の収録中だったNHKのスタッフによると、9時から11時ごろまではガスがかかっていたのが、噴火直前には晴れ渡っていたそうです。登りに3時間、下りに2時間程度の山ですから、先月の私がそうだったように、山頂付近で晴れ待ちをして滞留していた人もいたかもしれません。とにかく、山頂付近にもっとも多く人が集まっているタイミングで、前触れの噴煙もなく、いきなり本格的な噴火が始まってしまったのは不幸としか言いようがありません。

翻って・・・先日、御嶽山に登山した時に、ここが火山であって噴火のリスクがあることを自覚していたかを自問すると、答えはNOです。火山であることは王滝頂上から剣ヶ峰に向かう稜線上で、硫化水素の卵が腐ったような臭いを嗅いだ時点で意識していましたが、噴気孔のある火山では当たり前のこと、と特に気に留めていませんでした。その後、御嶽カルデラの底の二ノ池付近まで下りた際に滞留していた二酸化硫黄(亜硫酸ガス)を吸って咳き込みましたが、このときも思い出したのは噴火ではなく、安達太良山や草津白根山であったような火山ガスによる事故でした。もちろん、1979年の噴火や1984年の長野県西部地震による山体崩壊のことは知っていましたが、人間、足元の安定した地面がそういう事態になるとは想像しにくいものなんですね。

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これは、九合目付近の路傍で霧に濡れそぼっていた花。

先月、私が御嶽山に登った時には終始濃いガス(霧の方です)に包まれて山頂からの展望は全くありませんでしたが、剣ヶ峰山荘でスタッフの方とトータルで2時間ほどお喋りをしながら晴れ待ちをしていました。結局は晴れませんでしたが、他に訪れるお客さんもなかったので、ついつい長居をさせていただきました。その際、これまで山バッジなどの記念品を一切買ったことがない私が、なんの気まぐれか山名入りのバンダナを1本、買ってきました。今回の噴火で、山頂周辺の山小屋のスタッフの方々の何人かは、負傷者と共に翌28日、警察や自衛隊が到着するまで山小屋に留まっておられたようです。いかに職務とは言え、すぐ目の前の噴火口からは噴煙が上がり続けているわけですから、その恐怖たるや相当のものであったことは容易に想像できます。勇気あるスタッフの方々に敬意を表し、今後の山行にはこのバンダナをお守り代わりに常に携帯するようにしたいと思います。

今回の災害に際し、不幸にして亡くなられた方々のご冥福を、そして負傷された方々の1日も早い回復をお祈り申し上げます。



さて、それでは今回の山行のお話。

私が最も多く訪れている奥多摩と高尾界隈ですが、この両者の間に戸倉三山というエリアがあります。厳密に分類すると奥多摩側に入るようですが、奥高尾縦走路再奥の陣馬山からさらに北へ進んだエリアでもあり、奥高尾縦走路に含めることもあるようです。三山を構成するのは、刈寄山・市道山・臼杵山の三つですが、刈寄山から市道山での稜線は山岳耐久レース、ハセツネ・カップのルートにもなっています。今年は10月12日、もうすぐですね。一方、市道山から臼杵山方面へは訪れる登山者も少なく、静かな山歩きが楽しめますが、指導標も少なく、アップダウンも大きい上に展望が殆んどないので、どっちかというとかなりマニアックなコースとなります。

今年2月の大雪の半月後、陣馬山から市道山・臼杵山を通って秋川渓谷沿いの元郷バス停まで抜けてみましたが、臼杵山までは僅かに一人だけのトレースを辿りながら、そして臼杵山から元郷バス停まではトレース無しの雪道を歩くスリルを存分に味わいました。その際、三山の刈寄山だけが未踏となっていましたので、大分涼しくなってきた9月23日秋分の日、初の三山周回に出かけてみました。

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地元から始発電車に乗り、7時前に武蔵五日市の駅に到着しました。こちらは駅前の様子ですが、ハセツネ・カップまで3週間を切り、下見走行に訪れたトレイル・ランナーの方々で賑わっています。この武蔵五日市界隈はハセツネ・カップのスタートおよびゴール地点ですから当然と言えば当然ですが、トレイル・ランナーさんたちは準備ができ次第、駅前からスタート地点方面へ徒歩で向かっています。

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一方、こちらは7時20分発の数馬行きバスを待つ人たち。数馬は秋川沿いの最奥部のバス停で、三頭山などへの登山口です。トレラン装備の人もいますが、どっちかというと一般の山歩きの人が多い印象です。私もこちらの列に並びます。

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本日は臼杵山、市道山、刈寄山の順番で周回しますが、臼杵山への登山口の一つである荷田子のバス停まできました。武蔵五日市の駅から15分ほどです。ここで降りたのは私一人でした。やっぱり、臼杵山方面へ向かう人は少ないようです。

このバス停で身支度を整えます。私はいつも15kg前後(うち水分5kg。冬場は3kgほどに減りますが、その分防寒具やアイゼンが入ります)の重量がある、32リットルのザックを背負って歩いているのですが、今回は思い切って18リットルのザックで重さ8kgあたりまで減らしてみました。なんせ、高尾山あたりを歩いていても、2日くらいはビバークできるくらいの非常食糧、ツェルトにペグ・張り綱、簡易シュラフなんかも持ち歩いていますからこの重量になります。明らかにオーバースペックですが、歩荷訓練がてらこの状態にしています。

ただ、これを8kgくらいに抑えると、私の遅い歩みがどれくらい改善されるか試してみたい気持ちもあったので、今回は雨具と食糧、水程度に抑えてみました。さて、どのような結果が出ますことやら。

荷田子バス停傍のトイレに寄って、7時40分、出発です。

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荷田子バス停から荷田子峠に向かう登山道の入り口には、このような昔懐かしい形の郵便ポストがあります。武蔵五日市界隈って、結構この形のポストが残っているような気がします。

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おお、ここでもコスモスが咲いていますね。まだ山の端から朝日が昇っていないので、ちょっと沈んだ色合いになっています。

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舗装道路を100mほど進むと、登山道の入口に突き当たります。

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登り始めると、すぐに鹿よけネット。このゲートは、ポール受けからポールを外してカーテンを開くようにネットを開け、通過後にポールを元に戻します。「グリーンのネットに電気が流れています」なんて書かれると感電しそうでどきどきします。

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奥多摩の山はどこもそうですが、のっけから急登気味。いつもそうなんですが、ウォーミングアップができていない登り始めは息切れが酷いです。

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稜線上に出ました。ここが荷田子峠です。右へ進みます。

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荷田子峠のすぐ傍にはちょっと開けた場所があります。朝の山々が気持ちいいですね。

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臼杵山へ向けて歩き始めます。急登でもなく、割と歩きやすい山道が続いています。

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ここで道は右方向へ直角に折れ、前方のピークを巻いています。ここには小さな祠があり、『茱萸御前(ぐみごぜん)』と呼ばれているようです。祠の他に碑もあったようなんですが、撮影し損ねました。茱萸御前の由来は、調べてみたのですがよくわかりませんでした。なお、山と高原地図「奥多摩」の茱萸御前の位置は少々おかしいようです。地図上、656mのピークがある位置の東側に茱萸御前があるように思います。また、この656mピークの名前は『茱萸ノ木山』のようです。地図上では656mピークを登山道が通っているようになっていますが、実際には茱萸ノ木山の北側を巻いていますね。地図上で茱萸御前となっている場所にも小さなピークがあって、その北側を登山道が巻いていますから、間違えたのではないかと思います。

この茱萸御前にちなんだのだと思いますが、この尾根には「グミ尾根」という名前がついています。

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茱萸ノ木山の北側斜面の巻き道を進んでいきます。

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少し平坦な場所に出ました。「グミの木」?どう見てもただの杉の木ですが?

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突如道が二股に分かれています。どっちが正しい?とりあえず尾根上を行けば間違いないはずなので、右へ進みます。左は恐らく巻き道じゃないかな?

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小さなピークの上にでましたが・・・。

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なんか、前方のほか、右手方向にも若干の踏み跡があります。こっちではないと思いますが・・・念のため、コンパスをザックから出して進む方向を確認。前回、雪の臼杵山周辺でもコンパスが欠かせませんでしたが、どうもこの山域はコンパスの出番が多いようですね。

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進むべき方向は南西なので・・こっちが正解ですね。

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画像ではわかりにくいですが、左から来た道と合流しています。先ほどの分岐はやっぱり巻き道との分岐だったようです。

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左手方向が伐採されて開けています。遠くに見えているのは八王子市街でしょうか。

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これは通り過ぎて来た方向を振り返ったところですが、5年ほど前に道迷いで遭難して亡くなられた方が出た場所です。その当時は指導標もなく、トラロープも張られていませんでした。亡くなられた方は臼杵山方面からやってきて、この場所を直進してしまったとのこと。恐らく同様に間違える方が多かったみたいで、直進方向にもしっかり踏み跡がついていたようです。今ではこのようにすっかり草が茂ってしまいましたから、トラロープなしでも間違えることはなさそうです。

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涼しい風が吹いているので、尾根道歩きは気持ちがいいです。本当に、歩きやすい季節になりました。虫も少ないし。

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・・・なんて思っていたら、こんなヤブ漕ぎみたいな箇所に遭遇。この先、右手の方へ登っていって尾根上に出たら、実はそっちが本道でした。なんか知らないうちに巻き道っぽいところに入り込んだようです。気をつけなければ。

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調子よく歩いていたら・・・ありゃりゃ?いきなり臼杵山山頂(842m)に出てしまいました。これはおかしいです。途中に荷田子峠方面と元郷バス停方面の分岐があったはずなんですが、通った記憶がありません。この山頂では60位の男性がひとり休んでおられましたが、挨拶もそこそこに一旦検証のために引き返します。

ちなみに荷田子峠からここまで1時間25分。標準CTは2時間ですから、大分早いですね。やっぱり荷が軽いと早く動けるようです。

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臼杵山は、実は南北に二つのピークが並ぶ双耳峰です。南峰の方が若干高く、山頂となっていますが、100mほど歩いて北峰にやってきました。ここにはたしかに荷田子峠方面と元郷バス停方面の分岐があります。なぜこの分岐をスルーしてしまったんでしょう?

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北峰には臼杵神社があります。本日の道中の無事をお祈りします。

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祠の脇には古い狛犬が置かれています。左側の狛犬は壊れてしまっていますが、ユニークなデザインの狛犬です。なんとなく、大岳神社の狛犬に似ています。作られた時期も近そうですし、同じ作者なんでしょうか?ちなみにここの狛犬は実は猫、という話もあるようなんですが、ちょっと猫には見えないですよね。この付近は養蚕が盛んだったので、猫は蚕をネズミから守る守り神だったようですが。

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こちらは新しい方の狛犬。置かれたのは平成16(2004)年のようですね。ちょっと見ではキツネのようなのでお稲荷さんと勘違いする人もいるみたいですが、顔が怖いのでヤマイヌ(オオカミ)でしょうね。この界隈ではオオカミの狛犬が珍しくありませんし。

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ふたたび南峰に戻りながらルートを検証しますが・・・ここですね。戻りながら振り返ったところですが、右手の方から道がやってきて合流しています。左手は尾根伝いに臼杵神社のある北峰に繋がっています。どうやらまた、知らない間に北峰をナナメに巻く巻き道に入ってしまったようです。気をつけると言っているそばからこれですからね。情けない。

しかし、こちらから進んでも右の巻き道へ入ってしまいそうですね。元郷バス停へ下りるつもりで、荷田子峠方面へ進んでしまった方もいるんじゃないかと思います。前回歩いたときは雪で巻き道が全く見えませんでしたから問題ありませんでしたが。

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南峰まで戻ってきました。こちらでは南東方向に若干の展望があります。秋晴れのいい天気ですね。

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先ほどいた男性はすでに発った後らしく、姿が見えません。ザックを降ろして10分ほど休憩します。2度目の朝食で栄養補給ですが、最近持ち歩いているのはヤマザキのランチパック。当日朝にコンビニで仕入れるのではなく、前日にスーパーで特売品を買ってくるようにしています。千葉にもヤマザキの工場があるせいか、結構安いです。

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休憩したら、市道山に向けて進撃開始。

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結構岩場っぽいところを下っていきます。前回歩いたとき、こんな険しいところを登ったっけ?雪があったせいもありますが、あまり険しい道だったという印象がありません。

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指導標の殆んどない臼杵山・市道山間では貴重な指導標。ただし、尾根筋をきっちり踏んでいけば間違えるような場所は殆んどありませんが。指導標にも「尾根道を歩いてください」と書いてあります。

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険しめの道がまだ続いています。

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小ピーク上を通過。前回歩いたときは、このあたりの熊笹はてっぺんだけが雪の上に出ていました。結構雪が深かったんですね。

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このような登り返しもあります。ひたすら市道山へ向かって歩きます。

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市道山への最後の急登。杉の根っこの階段が延々と続いています。上を見上げると左手の方へも小さな尾根が延びていますが、前回、雪の中を市道山から歩いてきたときは、この上の尾根の分岐のところでどちらへ進むのが正解か、しばらく悩みました。雪で登山道は全く見えず、トレースは僅かに一人分のみがこちら側へ延びてきてましたが、これが登山道を示していると言う保証はありません。結局、コンパスで進行方向を判断してトレースどおりで間違いないことを確認しました。

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急登を登りきると、右手の方に笹平方面への分岐があります。市道山へはここから1分以内。

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市道山山頂(795m)に到着。臼杵山から標準CTで1時間20分のところ1時間5分。やっぱり、いつもより早めに動けているような気がします。ここでは4名程の方がお昼休憩をしていました。刈寄山から歩いてきて臼杵山へ向かう方、臼杵山方面からやってきて吊尾根経由で醍醐丸へ向かう方など、コースは様々です。

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市道山山頂からの眺め。左手のピークがこれから向かう戸倉三山最後の一峰、刈寄山です。右手前から延びている尾根「峰見通り」を歩いていき、右奥から左奥へ延びる猪畑尾根経由で刈寄山に向かいます。

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ランチパックをさらに1袋消費。腹ごしらえをして10分ちょっと休憩したら出発です。

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市道山から100mほど来るとこの標柱の前にでます。ここは刈寄山からやってきたハセツネ・カップのコースが、醍醐丸・笹尾根方面へ鋭角にターンするポイント「市道山分岐」です。見落として臼杵山方面へ迷走しないよう、かなり大きい標柱が建てられています。スタートから11.7km。

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ここから先はハセツネ・カップの下見走行のランナーの方が大勢いるだろうな、と思っていたら、早速やってきました。白人男性の二人組です。「ここだ~」とか何とか、市道山分岐の標柱を見ながらアメリカ英語っぽいのを喋っています。ハセツネ・カップは横田の軍人の参加者も多いんじゃないかと思いますが、この二人はビジネスマン風でした。

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先へ進みます。結構急な下りもありますね。ハセツネ・カップのコースだと逆方向から来ることになりますが、走って登るのは結構大変そうです。ちなみに春に開催されるハセツネ30Kだと、このコースを私が歩いている方向に走ることになります。

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左側が大きく伐採された場所に出てきました。ただし、その手前はかなりの急坂を下ることになります。このあたりでトレランの方10人以上とすれ違いました。今の時期はトレラン最優先でもいいでしょう。脇に寄って道を譲ります。「ハセツネですか?」と声をかけたら「なんちゃって参加者ですけど~」と返事が帰ってきました。こちらからすればエントリーしているだけで勇者ですが。

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急坂を下りきると緩やかな上り。反対方向から走ってくると、今しがたの急坂が辛そうですね。

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伐採されて開けた場所越しに遠くの山々が見えます。中央左奥のピークが、先ほど通過してきた臼杵山です。その左、薄っすらと見えているのが鋸山から大ダワ、御前山方面への稜線。臼杵山の右側からちょっとだけ覗いているのが大岳山だと思います。

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このあたりは歩いていて気持ちのいいフラットな尾根道。涼しい風が吹いています。

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なんだか大きなキノコが木の上のほうに生えています。食べられるようには見えませんが。

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再び急な登り道。

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ハセツネ・カップの10km地点の標識がありました。

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同じ場所には東京都の指導標も。なんだか、市道山までの距離表示がハセツネ・カップの標識と微妙に違っている気がします。ハセツネの標識だと、市道山の0.1km手前の市道山分岐が11.7km地点ですから、市道山までは1.8kmある計算になりますよね。

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急坂を登って。

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下りて。

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再び急坂を登って。

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再び下りて・・・を延々繰り返し。ピークの高さはそんなにありませんが、幾つあったか数え切れないほど繰り返し続きます。まるで比叡山の千日回峰行みたいです。展望もないし、トレーニング以外でここを歩く人はあまりいないかもしれませんね。

もっとも、本日のコースは全長15km程度しかありませんが、本物の千日回峰行は当初1日30km、終盤には1日84kmと言いますからとんでもない世界です。毎日、ハセツネ以上の距離を歩くとは・・・。

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起伏が幾分少なくなってきました。

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いきなり分岐していますが・・・指導標は微妙に右に向かっていますから、右に進むのが正しいんでしょうね。ピンクのテープもついていますし。

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ここはどうも左側のピークの巻き道のようです。

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左上を見上げると、ピークの上には高圧鉄塔が建っているようです。写真ではかなりわかりにくいですが、肉眼では木々の間から赤白に塗装された鉄塔が見えています。

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しばらく進むと、再び巻き道との分岐。刈寄山へはどちらへ進んでも行けるようですが、巻き道の途中から関場バス停方面へ向かう道がついているようです。関場は、高尾駅から陣馬高原下バス停までの路線の、「夕焼小焼」の隣のバス停ですね。

巻き道側は「鳥切(トッキリ)場」というところを通っているようですが・・・トッキリ場って、何なんでしょう。

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ピーク側を進むと、程なくしてピークに出ます。右の方にも踏み跡があるようですが、左奥へ進むのが正解。中央奥の木に白い小さな案内標識がついていますが、文字が擦れていて殆んど読めません。

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ピークから下りると、トッキリ場からの巻き道と再び合流します。ここから先は猪畑尾根になります。

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猪畑尾根はあまり起伏がありません。順調に距離を延ばして、ちょっと開けたところに出ました。杉林の中からこういうところへ出ると嬉しいですよね。

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尾根上に高圧鉄塔が立っています。

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高圧鉄塔の基部から来た方面を望みます。写真の奥に見えている尾根筋が歩いてきた峰見通り。右から左へと歩いてきました。先ほど下を巻いた高圧鉄塔が左奥に見えていますね。

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入山峠に到着。ここは林道が3方向、登山道が2方向に延びている五叉路です。ハセツネ・カップでもチェックポイントが置かれますし、ハセツネ30Kでは八の字を描くコース全体の要部分にあたっていて、ここを2度通過することになります。道のつき方が複雑なので、下見走行で間違える方もいるようです。

標準CTで市道山からここまで2時間20分のところ、ジャスト2時閑。大分へたばってきています。

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ハセツネ・カップの告知ポスターがついていますね。

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刈寄山方面と今熊山方面の分岐。今回は戸倉三山踏破と言うことで、最初から刈寄山のピークを踏む予定ですから、当然左へ向かいます。

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このあたり、最近下草を伐採したばかりのようです。草いきれが酷くてムッとした空気が漂っています。

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再び分岐。左が刈寄山、右が今熊山です。どうやらこの分岐点では道が三角形を描くようについているようですね。山と高原地図では単なるT字路みたいになっていますが。

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左側は枯れ木?何だか様子が変です。

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よく見ると、木の表面が真っ黒こげ。どうも山火事の跡のようです。

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山頂直下の最後の急登。かなり疲れてきていますが、気力を振り絞ってよじ登ります。

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刈寄山山頂(687m)に到着。これにて戸倉三山コンプリートです。

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ここも山頂の展望は今一つ。こちらからは北東方向に五日市市街が見えています。

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南側は木や草が多くてあまり展望がよくありません。もっとも、展望が良くても見えるのは峰見通りの尾根筋だけですから面白みに欠けますが。右手に見えているのは山頂にある東屋です。5分ほど休憩したら出発。一旦、もと来た道を戻ります。

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先ほどの二つ目の分岐のところまで戻ってきました。ここから正面のピークを越えて今熊山方面へ向かいます。

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ピーク上も山火事の跡が生々しいです。

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一つ目の分岐から来た道と合流。ハセツネのコースに戻りました。

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今熊山まではなだらかで大変歩きやすい道が続いています。ピークには必ず巻き道があります。ピーク側は通る人が少ないのが一目瞭然ですね。

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右へ向かうとコース全体の巻き道?ちょっと怪しいので、左手の尾根道をそのまま進みます。

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ん?ここってあきる野市じゃなくて八王子市だったのか。奥高尾縦走路ではおなじみ、ドラム缶の防火用水と「火災の芽摘んで緑の八王子」の看板です。

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なんだか尾根道を跳ねている奴がいるのでよく見ると、ヤマアカガエルでした。沢まで随分遠い乾燥した尾根道ですが、こいつは平気なようです。ただ、警戒心はかなり強いようで、撮影が終わってカメラを離すといきなり1mくらいジャンプして、凄い勢いで逃げて行きました。

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もうすぐ消えていく緑のトンネル。

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ちょっと開けた場所もあります。全体的にフラットで歩きやすい道ですが、景色に結構変化があって面白いです。峰見通りよりこちらの方が歩いていて楽しいですね。

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ハセツネ・カップの5km標識。

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今熊山の山頂直下に到着。ここの山頂には今熊神社があって、登山道から100mほど入った先になります。

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今熊山山頂(505m)に到着。ここで10分ほど休憩します。そこそこ眺めがいいのですが、写真を撮るのを忘れていました。

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今熊山から下り始めてすぐのところにも展望台があります。五日市市街が見渡せます。なお、ここにはトイレもあります。

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最後の下り道は結構急です。ちょっと歩きにくいですね。今は乾いていますが、雨が降ると滑りやすそうです。

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傾斜が大分緩やかになって来ました。このあたりで今度戸倉三山を回る予定で、駐車場探しのついでにコース下見、というオジサマと遭遇、しばらくお話。今日通ってきたコースの概略を説明しておきました。

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今熊神社の山麓側の鳥居を通過。写真は通過後に振り返ったところです。今熊神社はこちらにも社殿があります。この先はアスファルトの車道歩きになります。

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のどかですね~。車は全く来ません。バス停に向けてのんびり集落の中を歩いていきます。ハセツネのコースはこの先、左方面からの道を走ってくるらしいのですが、市街地のコースは今ひとつわからないのであまり真剣にコース確認をしていません。自分が走ることは・・・まだしばらくありそうにないので。

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ここでもコスモスが咲いています。乙女の愛、ね。

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15時35分頃、今熊山登山口のバス停に到着。次の武蔵五日市駅行きバスは15時51分です。毎時51分の設定のようですね。荷物をとき、自販機のドリンクを飲みながらバスを待ちます。駅に着いたのは16時過ぎですが、駅前のパン屋のイートインコーナーでしばらく時間を潰し、16時47分のホリデー快速で帰ってきました。東京駅での乗換え1回で帰れますから便利ですね。

今回、8kgのザックで歩いてみると、やはり若干スピードが出るようです。だからと言って軽い荷物ばかり背負っていると足が鈍りそうです。悩んでしまいますね。
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テーマ : アウトドア
ジャンル : 趣味・実用

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徒骨亭さん、こんばんわ。

ハセツネcupコース、なんだかテンション上がるルートですね~。
・・・といっても、青レンジャーはほとんど走れないんですけどね。。。限界まで体を鍛え上げられるって、かなり憧れます。

徒骨亭さんはいつも15kgも荷物を担いでいたんですね。。。ははは。。。青レンジャーは極力荷物を減らしてしまいます。。。本当に歩けなくなるんで。。。15kgは未知の世界です。。。

御嶽山の噴火は非常に残念でなりません。徒骨亭さんのおっしゃる通り、最悪のタイミングでした。もし平日だったら、もし夜中だったら、もし真冬だったら・・・思っても仕方ありませんが、被害に合われた方々、救助に携わっている方々、周辺にお住いの方々が一日でも早く日常生活を取り戻せるよう祈っています。

Re: No title

青レンジャーさん、こんばんは。

元々奥高尾や戸倉三山、奥多摩の手前の方はトレランの方がかなり多いんですが、今回はハセツネ・カップ開催3週間前を切ったところでしたから、朝の武蔵五日市の駅前には独特の盛り上がり感がありました。私じゃ当分参加なんて夢のまた夢ですが、入門編と言われる春開催のハセツネ30Kならどうだろう?とかも考えています。でも、30Kの方は距離が短い分制限時間も短いんですよね。山道32キロを6時間30分です。歩きだと恐らく11時間くらいかかりそうですから走るしかありませんが、所要時間を半分にするのは難しそうです。平坦地の歩きだと5時間くらいで踏破できるんですけどね・・・。

なんか、トレーニングがてら重さを気にせずザックに何でもかんでも詰めていたら15kgくらいになってしまいました。でも、数キロでも歩きに影響していたのを今回実感。基本的に重め基調では行きますが、夏場の高尾山周辺なんかはもっと軽めにします。

御嶽山は先月行ったばかりでしたからショックでした。特に、私が山頂に戻ろうか帰ろうか、考えあぐねて行ったり来たりしていた八丁ダルミ周辺で亡くなられた方が多かったと聞いています。改めて、亡くなられた方のご冥福と、まだ行方のわからない方が一刻も早く見つかるようにお祈り申し上げます。併せて捜索に当たっている警察・消防・自衛隊の方々が安全に活動できますように。

No title

こんばんは♪

戸倉三山お疲れ様でした♪
三つも頂上を極めて、内容の濃い一日でしたね。
コスモスの写真、すっごい素敵です。
8キロで軽いザック・・・・(^ ^;)
私、いつもそれより軽いかも(汗)

それにしても、御嶽山噴火は残念でしたね・・・
今も毎日ニュースで見て、悲しくなります。
徒骨亭さん、先月登られた時『またリベンジする』って書いてあったので
少し心配していました。
リベンジは難しいかもしれないけど、記念に買ったバンダナ、
徒骨亭さんのお守りになって、今後色々役立ちますよ☆きっと(*^^*)

No title

こんばんは、徒骨亭さん!
ようやく、戸倉三山を歩ききりましたね!

奥多摩は今、来週のハセツネに向けてどんどん混みそうなので、しばらく寄り付かない事に決めました(笑)
混んでる場所は、好かんのデス…e-263

戸倉三山の写真を見ていると、やっぱり歩く人が少ないと藪がすごいですね(^^;
私もヌカザス尾根の取り付き口は、本当に合っているのかかなり確認しましたe-330
もっと歩きやすくなるまで、あと少しの辛抱です。

それにしても、15キロが8キロになるなんて、普段どれだけ重いんですか!
それで普段コースタイムで歩かれる徒骨亭さんの馬力は、すごいですね(^^;
やっぱり、男性の体力ってすごいです。
こればかりはどうにもなりません、負けました(笑)

Re: No title

mokos619さん、こんばんは♪

戸倉三山周回、ピークの数は多いんですがひたすら地味です。奥多摩山域と高尾山域の間にひっそりと聳える低山群なので、私が歩き始めたくらいの時間帯(8時前)あたりでもまだ誰も歩いていなくて、蜘蛛の巣をかき分けながら歩くことになります。私は普段はトレッキングポールを全く使いませんが、この日は蜘蛛の巣払いで持っておきたくなりました。もっとも、人のいない静かな山歩きを楽しみたい分にはうってつけですが。

コスモスの写真は、思っていたより綺麗に写っていました。まだ日光が当たらない時間だったので(秋川渓谷沿いはどこも急斜面なので、集落の背後に壁のように山が迫っています)発色がよくないかな~と思っていたんですが、逆に神秘的な色合いになりましたね。単なる怪我の功名ですが(笑)。

それと、ザックの重さですが、歳が行ってから突然山歩きを始めたので、将来テン泊なんかをする際に重い荷物が運べなくなると困る・・・とできるだけ重めの荷物で歩いているんですが、半分に落すと流石に体が軽く感じられますね。このまま続けると確実に重い荷物が運べなくなりますが。

御嶽山リベンジ登山、来年以降に・・・と決めていたので今回は行っていませんでしたが、もし今年中にリベンジ登山をするつもりだったら、前回から1ヵ月後、紅葉シーズン、山小屋閉店前、晴れた週末・・・という諸条件が揃ったこの日に行った可能性がかなり高かったと思います。本当に他人事とは思えません。怖いです。

Re: No title

悠さん、こんばんは♪

これで晴れて戸倉三山制覇です。おまけで今熊山もついています。3月の戸倉三山縦断で市道山と臼杵山を歩いていますが、前回とかぶるのはこの間の区間だけですし、雪道と夏道では印象が全然違うので、初めての山域のように楽しめました。荷田子峠と臼杵山の間のルート(グミ尾根)は今回初めてでしたが、変な巻き道や作業道みたいなのが結構あって、古い指導標の「尾根を歩いてください」の意味がよくわかりました。この指導標のある臼杵山と市道山の間は尾根以外歩きようがないようなところですから、3月に見たときには「変な指示だな?」と思ったんですけどね。

ハセツネが終わると歩きやすくなるし、紅葉も本格化しますね。ただ、川苔山周辺とか、人出が凄いことになりますよ。奥多摩が静かになるのはやっぱり12月かな。また、雪の季節がやってきます。

荷物はやっぱり将来のテン泊とかを考えるとそれなりに重いものに慣れておかなければならないし、普段から歩荷訓練のつもりで重くするようにしていました。目目連さんとかだと、40kgでも平気なんじゃないかと思います。ただ、一方では速度を上げて長距離を移動すると言うのもやってみたくなって、今回実験してみました。実はこの次の週末、28日にも軽量・長距離での山行を試しています。軽量化にあたってツェルトは外してしまっているんですが、こうなると一人用のEm-Shelterが欲しくなってきますね。

No title

うううっ! 15㌔は重すぎですよ、徒骨亭さん!

ウルトラライトでハセツネカップも楽勝ですね! こんばんは(^-^)

来年のハセツネカップに向けて下見に行かれたのですね。さすが徒骨亭さんです。志が高いです!普段から重い荷物を背負われているので、ウルトラライトな装備にすれば2倍以上のスピードになりそうですね。軽いは速いです!

今回のレポも、とても丁寧で詳しくて参考になりました。僕は今度のハセツネにはエントリーしていませんが、来年の大会には出てみようと思うのでよろしくお願いします。 

徒骨亭さんも来年は一緒に大会に出てみませんか!?楽しみにしています!



Re: No title

kouさん、こんばんは♪

いや、荷物だけウルトラライトにしても駄目なんですよ~。まずはメタボな体をどうにかしないと。理想体重を20kgも上回っていますから、常時20kgの歩荷訓練をやっているようなものです。もしこれがなくなれば、まさに天狗みたいに峰から峰へひらりひらり・・・という体になるような気が。でも、最近は歩いたらその分食べてしまうせいか、全然体重が落ちなくなってしまいました。というか、20kgの歩荷前提で足ができてしまったみたいです。理想体重だったのは20代半ばくらいまでですが、あの日に帰りたい~(涙)。

私はハセツネは当分の間(何年か)は無理です。kouさんは今年エントリーされたのかと思っていたんですが、パスされていたんですね。でも来年エントリーされるなら、絶対応援に駆けつけますよ。ちなみに今回の記事の後半は、kouさんがもし参加されるなら参考になるかなと思って書いた面もあります。ハセツネ本大会だと逆方向ですけどね。

それと・・・実は、春のハセツネ30Kあたりなら私でもどうにかなるかと思って、この次の週に検証実験をやってみました。結果は惨敗でしたけど。いま記事をまとめている最中です。
プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

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