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奥多摩の秘峰を訪ねて。

こんにちは。

ううむ・・・今日は1年で一番憂鬱な日です。またひとつ、無為に齢を重ねてしまいました。女房も子供もパパの誕生日なんぞは覚えていないので、このままひっそりと終わらせようと思います。まあ、私も女房の誕生日なんか忘れていましたしね。というか、女房の場合は下手にお祝いなんて言い出そうものなら逆ギレされかねません(笑)。

生まれた時刻は日付が変わったばかりの真夜中なので、まさにハロウィン真っ盛り、お化けが跳梁跋扈する時間帯です。こんな話をするとまた「やっぱり人間じゃなかったのか」って言われるんですけどね(笑)。ちなみに私が生まれたその日には南ベトナムでアメリカが糸を引いた軍事クーデターが発生してゴ・ディン・ジエム大統領が失脚(翌日処刑)、3週間後にはJFKがダラスで暗殺され・・・と、結構キナ臭い時代です。

さて。今回は先週10月25日土曜日の山行の話なんですが、ちょっと変わったところへ足を伸ばしてみました。そもそものきっかけとなったのは9月の初旬、小仏峠で地図を売っている登山詳細図世話人のMさんと立ち話をしたときに遡ります。この時にまもなく出版される奥多摩西部の詳細図の話をしていたんですが、詳細図作成のための踏査で最も印象に残ったところをお尋ねしたところ、「巳ノ戸尾根、鷹ノ巣尾根」という答えが返ってきました。世話人さんのブログ記事でも目にしたことがありましたが、確か鷹ノ巣山の稲村岩尾根近くの登山道のないルートです。

その時は話だけで帰ってきましたが、どうもそれ以来巳ノ戸尾根・鷹ノ巣尾根が頭から離れません。世話人さんのブログ記事を改めて読み返し、ヤマレコや各所のブログ記事で実際に歩いた人の探訪記事を探し出し、情報を収集してみました。なんだか結構面白そうなところです。途中、岩場などもありますが、技術的には難しくないとのこと。これは紅葉シーズンに是非とも訪れてみないと・・・と思うようになりました。

ただ、まだまだヒヨッコ(ずいぶん草臥れたヒヨコですが・笑)の私がいきなり登山道もないルートに足を踏み入れるのは無謀とも思えるので、とりあえず「山と高原地図」の破線ルートを経験しておこう、と向かったのが10月4日のタワ尾根・酉谷山。これの結果、ある程度自信が付いたので10月25日土曜日、ついに決行してみました。紅葉もそろそろ見ごろですしね。

【重要な注意】今回の記事でご紹介するルートは、正規の登山道ではありません。地図やコンパスを持たない、あるいは持っていても読めない状態で足を踏み入れるのは大変危険ですから絶対におやめください。また、後述するとおり、足を踏み外すと数十メートル落下するような岩場や、滑落のリスクの大きい痩せ尾根の連続した箇所などもあります。もしお出かけになる際はその時点の最新情報を集めた上で、あくまで自己責任でお願いします。当記事を参照され、出かけられて事故に遭われた場合でも筆者としては一切の責を負いかねますのであらかじめご了承ください。

今回の山行、コースならびにタイムのデータはヤマレコに登録してあります。そちらも併せてご覧ください。

奥多摩駅7時25分発の東日原行きバスに間に合わせるため、朝4時27分、総武線津田沼始発の各駅停車に乗り込みます。津田沼までは10月4日と同様、女房に車で送ってもらいましたが・・・女房の顔には「朝っぱらから面倒くさい」と書いてあります。仏の顔も三度まで、あと一回くらいは頼めるかもしれませんが、それ以上頼むとキレられそうです。また、別の手段を考えないと(笑)。

途中遅延もなく、順調に奥多摩駅まで着いて東日原行きバスに乗り込みました。私は運良く座れましたが・・・バスは超満員です。増発はなかったので、どうにか乗客を押し込んで出発。乗客の大半は思ったとおり川乗橋で降りました。川苔山への登山客ですね。ただ、普段は川乗橋から先は全員座れるくらいになるんですが、この日はまだ立ったままの人がいました。東日原へも結構な人数が向かっているようです。さすが紅葉シーズン、混み合ってきましたね。

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東日原バス停には8時ちょっと前に到着。みなさんそれぞれ支度をしています。今日はよく晴れています。最高の山歩き日和ですね。今日はこれから日原川を渡り、稲村岩尾根の北隣にある巳ノ戸尾根・鷹ノ巣尾根を経由してヒルメシクイノタワで稲村岩尾根に合流、鷹ノ巣山を目指します。途中、巳ノ戸尾根の終点にある八丁山は奥多摩随一の「秘峰」との呼び声も高く、人のいない静かな山歩きが楽しめそうです。身支度を整え、8時5分、出発です。本日の装備は数日のビバークが可能なレベルで総重量13kg。でも、水場の少ないコースですから予備の水をあと1kgくらいは持っておくべきでした。

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バス停からすぐのところに日原駐在所があり、登山ポストもその前にあります。今日はあらかじめ記入してあった登山計画書をポストに投函しました。コピーも一部、女房に渡してあります。でも、2週間前は我も我も・・・と書いていた登山届、今日は誰も書いていませんね。ポストの中にも私のほかは1通くらいしか入っていなかったみたいです。御嶽山の遭難事故から1ヶ月、早くも喉元過ぎれば・・・になりつつあるようです。

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稲村岩尾根登山道の入り口。途中までは道が一緒ですので、ここから日原川まで下りて行きます。画面中央にあるのは稲村岩ですが、その右手、看板の向こうに見えている尾根がこれから歩く巳ノ戸尾根。尾根の奥には八丁山が小さく見えています。この地点でお兄さんをひとり追い越しましたが、このあと4時間半、誰にも会いませんでした。

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日原川まで杉の植林帯を下りていきます。このところ雨が多かったので、杉林みたいに日当たりが悪いところの地面はまだぬかるんでいますね。

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日原川にかかる巳の戸橋を渡ります。端の向こうが巳ノ戸尾根の突端になります。今更ながらですが、橋の名前が尾根の名前からつけられていることに気が付きました。

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橋を渡ってもしばらくは稲村岩尾根ルートをそのまま歩きます。最初の分岐は稲村岩尾根方面への指示に従ってそのまま右手方向に進みます。ちなみに稲村岩尾根の南側のネズミザス尾根を登るときはここから左側へ進むらしいんですが、途中にある吊橋が朽ち果てていて、とてもじゃないけど渡れる状態じゃないそうです。沢を渡渉する必要があるとか。

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巳ノ戸尾根の南斜面を高度を上げながら進んでいきます。

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二つ目の分岐。ここが巳ノ戸尾根の入り口になります。稲村岩尾根は左方向へ進んで沢沿いにある程度登ったところで南側の急斜面に取り付き、尾根上に上がりますが、巳ノ戸尾根はここから右へ進んでそのまま尾根上に登っていきます。

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ここで新兵器を取り出します・・・ってただの熊鈴(笑)。実は私、熊鈴が苦手なのでこれまで使ったことがなかったんですよ。熊鈴を鳴らしていると、こっちまで音が聞きにくくなりますしね。見通しの悪い登山道などでは声を出しながら歩いていたんですが、今回は初めて持参してみました。熊対策もありますが、それ以上に意識していたのが間抜けなハンター対策(笑)。数年前に棒ノ折山でイノシシと間違えてハイカーを撃ったハンターがいましたが(幸い軽傷)、未熟なハンターには登山道じゃないところに人がいるわけない、と決め付けて獲物が見えないのにぶっ放す人がいるそうです。猟期は11月15日からですが、害獣駆除は通年で行っているようなので、万が一を考えてつけて歩くことにしました。いきなりシカ狩り用の12番口径のスラッグ弾なんか撃ち込まれたら困りますからね。まさに敵味方識別装置(IFF)です(笑)。

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道は九十九折れになっていて、どんどん斜面を登っていきます。

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古い、苔むした石垣のようなものが見えてきました。事前収集した情報でも皆さん触れていますが、旧巳ノ戸集落の廃墟です。

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石垣の上に出ると草の生えた空き地になっています。家屋3軒分くらいでしょうか。すでに柱その他の家屋の痕跡はまったく残っていませんが、ご覧の通りのモノが転がっていて、往年の生活の跡を窺わせます。左端は風呂の焚き口のようですね。子供のころ、母の実家の風呂も薪風呂だったので、こんな感じの焚き口が付いていました。手前の釜は調理用にしては大きすぎますが・・・風呂の底の部分なのかな?五右衛門風呂も地域・時代によって形が違いますからなんとも言えませんね。そして一番右端は・・・水洗じゃない田舎育ちの人はわかりますよね。くれぐれも、鑑定団に「お宝?」と思って出品しないように(笑)。

さて、この廃墟からは右手(東)の方にはっきりした踏み跡が続いていますので、そちらへ向かいます。廃墟を突っ切って左手(西)へ進み、適当なところから斜面を直登しても尾根上に上がれるみたいですが。

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廃墟を過ぎて1分ちょっと、ちいさな尾根を回りこんで道が北向きになったところに左への分岐がありました。実は、正しい進路はここを左に折れて踏み跡沿いに進み、伐採地に出たら伐採地の右(東)を回り込んで尾根上に上がる・・・らしいのですが、あまりに早く分岐に出たので、「ここじゃない」と思い込んで直進してしまいました。事前に情報収集していてもこれですからね(苦笑)。結果的には直進しても尾根に上がれることを確認できましたが。

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静かな植林帯を進んでいきます。左への分岐がなかなか見つかりませんが・・・いや、もう通り過ぎましたって(笑)。

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杉林はやがて広葉樹林帯に変わります。ちょっとわかりにくいですが、左の上のほうには白い大きな崖が見えています。巳ノ戸尾根の突端部分です。これがあるので突端を迂回して尾根に取り付く必要があるわけですね。これから先、侵食が進むとこの岩が大きく剥き出しになって、稲村岩や燕岩みたいに目立つ存在になるのかもしれません。

この時点でそろそろ巳ノ戸尾根の北側に回りこもうとしているわけですが、まだ呑気に「あれれ~?」とか思いながら進んでいます(笑)。

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若干荒れ気味ですが、踏み跡は比較的はっきりしています。基本的に仕事道みたいですね。

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再び植林帯に入り、おっと。鹿よけ?フェンスの下端に出てしまいました。事前に調べた情報によると、巳ノ戸尾根の北側斜面にはフェンスで囲った区画があり、その下まで来てしまったようです。ここへ来て「やっぱり歩きすぎ?」とか思い始めた徒骨亭ですが、さすがにこの先、フェンスの下側に回り込むわけには行きませんので周囲の状況を確認します。引き返すべきか・・・はて?

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よ~く見ると、フェンスに当たった地点から折り返すように斜面を斜めに登っていく踏み跡があります。こいつを使ってみることにしました。途中で消えても斜面を直答すれば尾根に上がれるのはわかっていますからね。

この道、基本的に作業道のようです。途中で分岐したりしていますが、その場合はより上の方へ行く道を選択します。

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フェンスから5分程度歩いたところで尾根上が見えてきました。あのフェンスの地点で既に結構高度を上げていたんですね。

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ついに、巳ノ戸尾根上に到達。人っ子一人いません。この尾根、独占状態です。

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こちらは尾根の突端方面を振り返ったところ。数分歩くと崖の上で展望もあるらしいのですが、万が一足を滑らせでもしたらコトなので寄らずに先へ進むことにしました。ちなみにこのルートで八丁山までピストンする場合には、登ってきた位置を分かり易くするためにリボンかなんかをつけておいたほうがいいかもしれませんね。不用意に崖の上へ出てしまうと危険です。

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5分ほど歩くと、左側が開けたところに出ました。事前情報にあった伐採地の上です。正面に稲村岩尾根が一望できます。すでに稲村岩より高いところに来ていますね。

この伐採地、かなり藪がひどくて直登はできそうにありません。この下に出た場合でも迂回は必須のようです。

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伐採地のあたりで、先ほどのフェンスが尾根上に到達しています。ここからしばらくの間はフェンス沿いに歩くことになります。道を間違えなくていいですが、無粋と言えば無粋ですね。まあ、致し方のないことではありますが。

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「この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平26情複、第554号)」

今歩いてきた経路、そしてこの後のルート記録がこちら。ご参考までに。

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このあたり、紅葉が見ごろです。たったひとりで紅葉狩り(笑)。

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ちょっと岩っぽいところに出ました。律儀にこの岩の上を歩いていきましたが・・・。

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気が付くと、左側に巻き道ができているじゃないですか。しかも一般登山道レベルで。なんか、無理して岩の上を歩いて損しました(笑)。

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ここでフェンスが再び北斜面上を下っていきます。ものの15分ほどの付き合いでしたが、道案内ありがとう・・・って尾根上を辿るだけなので、迷うようなところはありませんでしたが。

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野生動物の自動撮影用のカメラが仕掛けてありました。ライトは赤外線なので、点灯してもわかりません。まだ生きているのかバッテリー切れなのかわからないので覗き込んでしまいましたが、もし無駄弾撃たせていたらごめんなさい。学会で「お化けタヌキ発見!」って発表していただいてかまいません(笑)。

このあたり、事前情報だと「獣臭が強い」となっていてクマの気配濃厚だったらしいのですが、この日はまったくそういったものを感じませんでした。既に他に移動してしまっているんでしょうか?

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傾斜が結構急になってきました。稲村岩尾根とあまり変わりません。足元が落ち葉の山なので、滑って歩きにくいです。

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紅葉の中を黙々と登っていきます。ホント、気持ちのいい道です。あ、ここは道じゃなかったか(笑)。

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行く手に岩が見えてきました。いよいよ本日のハイライト、岩場登りが近いようです。

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岩稜帯が出現。もちろん登山道じゃありませんから、鎖もロープもありません。ただ、事前情報によると、技術的には突破は容易、とのこと。果たして岩場初心者の私に登れるか?無理だったら引き返す・・・ということにして取り付きます。

一見手ごわそうですが、よく見ると左側にバンド状になった部分があります。そこを登っていきました。意外と手がかり・足がかりは多いです。3点確保でおっかなびっくり登っていきます。浮石はほとんどありませんが、まったくないわけではありませんので慎重に進みます。

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途中でちょっと停止して下のほうを撮影。わはは、落ちたら一巻の終わりですね。この岩稜帯、反対側も同じような感じです。

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同じ場所から上のほうを。このまま左側を登っていき、松の木の手前で反対側にもバンドがあることに気が付いたのでそちらに移って松の下をくぐりましたが・・・ちょっと松が邪魔でした。このまま左側を行ったほうがよかったかも。ちなみに潅木なんかもチョコチョコ生えていますが、朽ちてボロボロになったものもあるので、掴む際は要注意です。

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やった~!登りきりました。人生初の岩登り、成功です。あ、そう言えば子供の頃乾徳山の山頂近くの岩場を登ったことあったっけ。

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岩場の上から。こちらは北東方面ですが、画面中央はおそらく三ツドッケ。その右、ちょっと奥にあるのが蕎麦粒山だと思います。

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こちらは南側、これから向かう鷹ノ巣山方面。右奥が鷹ノ巣山ですが、その手前のピークがヒルメシクイノタワです。左下から登っていくのが稲村岩尾根、右下から登っていくのがこれから歩く鷹ノ巣尾根ですね。

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岩登りは終わりましたが、この先には岩稜の痩せ尾根が続いています。両サイドはやっぱり断崖絶壁。躓いて転倒でもしたら一巻の終わりであることは変わりませんから、慎重に渡っていきます。岩登りよりこっちのほうが怖かったです。

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ようやく痩せ尾根の終点。ふたたび緩やかな尾根に戻ります。

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岩稜帯を突破すると八丁山はもうすぐ。しかし、紅葉真っ盛りですね。

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ついに奥多摩の秘宝・・・いや秘峰、八丁山山頂(1,280m)に到着。でも、展望はほとんどありません。まあ、山頂よりもここを通る尾根筋が魅力的なわけですが。

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三角点?いや、標高点でしょうね。

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手作り山名標もあります。結構古そうですね。テープで目印をつけてありますが、周囲の木に同化していて見つけるのが難しいので誰かが付けたんでしょうね。ウトウノ頭みたいに凝った山名標を作る方はいないんでしょうか。え、お前がやれって?(笑)。

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ちょっとだけ開けたところからは東京都最高峰の雲取山が見えます。

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山頂では5分ほど小休止。先が長いので早々に発ちます。ここまでが巳ノ戸尾根、ここからは鷹ノ巣尾根になります。

山頂からは南南西、鷹ノ巣山の方角に進みます。本日のルートはほとんど尾根伝いで道に迷うような箇所は多くありませんが、八丁山からはどの方向へも下りることが可能なように見えますから注意が必要です。鷹ノ巣山がどれかわからない、あるいは自信がない場合は必ずコンパスで方位を確認したほうがいいでしょう。いや、どんな場合でも確認すべきと思います。・・・すみません、やりませんでした・・・。

ちなみにご覧のような朽ちかけたテープがぶら下がっていますが、過信は禁物です。

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八丁山からの下りはかなり急ですが、5分ほどで鞍部にでます。このあたり、二重尾根になっていますが右側(西側)が正解です。

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写真じゃあまり伝わりませんが(単に私の腕が悪いだけ)、このあたり、ものすごく綺麗なところです。

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ここからも雲取山がチラリと。

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細い尾根を登ったり下ったりを繰り返します。

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そのうち痩せ尾根の急登・急降下になりました。両脇は滑落したら100m以上落ちそうな場所です。急登はあまり怖くありませんが、急降下は足を滑らせて転倒、左右にこぼれ落ちでもしたらそのまま真っ逆さまですからかなり怖いです。

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ちょっと展望が開けている場所に出ました。

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足元に注意しながら写真撮影(笑)。こちらは鷹ノ巣尾根の西側のヤケト尾根、突き当たりは石尾根上のピークの日陰名栗山(日陰名栗峰)です。ちなみにこの間にある谷ですが、国土地理院の2万5千分の1地図には平成20年度版から「巳の戸沢」という地名が載っていますが、正しくは「巳ノ戸谷」になります。巳ノ戸尾根と稲村岩尾根の間の谷間が「巳ノ戸沢」なんだそうです。あっちこっちに「巳ノ戸」の名前が付いていますからややこしいですね。

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こちら中央が雲取山。その右、鞍部を挟んで東京都第2の標高を誇る芋ノ木ドッケです。

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こちらは天祖山。遭難事故の非常に多いところです。見た目は丸っこい、険しさの感じられない山ですが、麓の取り付き部分が大変な急斜面で、滑落事故が多発しています。滑落事故の救助活動中に別の登山者が滑落して死亡した、などという二重遭難事故もあったそうです。

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このあたり、痩せ尾根の上に足元も荒れてきていますので、足の運びにかなり気を使います。

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チョイと右下を見ると・・・ほとんど真下、しかもかなり下のほうに巳ノ戸谷が見えています。落ちたらさっきの岩稜帯よりも遥かにヤバそうです。というか、登山計画書には「ここで滑落」なんて書いてありませんから、発見すら困難でしょうね。慌てず慎重に歩いていきます。

このあたり、地形図を見ても等高線の密度が半端じゃありません。100m以上ある巨大な壁の上を歩いているような感じです。

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多少歩きやすくなりましたが、まだまだ両脇は断崖絶壁。油断は禁物です。

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何だこりゃ?巨大なキノコ発見。サルノコシカケの仲間でしょうか。

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ここからも天祖山。

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あまり高低差はありませんが、登ったり下りたりをひたすら繰り返し。まるで北高尾山稜の落ちたら死ぬぞバージョンのようです。でも、このアップダウンを繰り返しているうちになんとなく快感になってきたのが怖いんですが(笑)。

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おおっと。GPSで位置を確認するとここがお伊勢山山頂(1,338m)のようです。ここにも山名標があるんですが、見つけにくいとか。あたりを探してみます。

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あった!山頂で一番大きな木の根元にひっそりと置いてありました。これもかなり古いものらしく、周囲と同化していてちょっと見ではわかりません。

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お伊勢山から鷹ノ巣山を望みます。鷹ノ巣山は1,736m、まだ標高差が400m近くあります。ここからは一旦鞍部へ下ります。

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お伊勢山からほぼ下り一辺倒の道が続いています。尾根の幅が広がってかなり歩きやすくなりました。なんて油断をしていると転倒するんですよね(笑)。

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急坂を下って、ヒルメシクイノタワとの間の鞍部に出ました。鞘口ノクビレ、です。「鞘口」は「さやくち」、あるいは「さいくち」だと思いますが正しい読みはわかりません。

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ここには、訪れる誰もが言及する遭難碑がひとつ、ひっそりと置かれています。

『・・・自分もまた、一個の生命であることに気づいた時、「生きててよかった」と思えるのです。・・・』

故人の言葉でしょうか、この文言とお名前、そして『昭和59年3月16日 巳ノ戸谷にて遭難』の一文が刻まれています。誰もいないこの場所でこの文言を読むと、非常に心に染みてきます。

巳ノ戸谷は沢登りをやる方が結構来られるらしいのですが、沢登り中の事故でしょうか。しかし3月に沢登り?などと考えていて、帰宅してから詳しく調べてみました。その結果、1984(昭和59)年3月16日、このあたりで雪崩に巻き込まれて亡くなった若者がいたことがわかりました。しかも、まだ高校生だったようです。その当時高校生なら、私より4~5歳下です。もし存命なら40代半ば、ご本人も親御さんもさぞ無念であったことと思います。

私もうっすらと覚えていますが、1984年は今年と同じように雪の多い年でした。のちに五九豪雪と呼ばれるようになりますが、東京地方でも1月、2月と大雪が降っています。そして3月14日、3度目の大雪が降って千葉県の館山でも5センチの積雪を記録。おそらく奥多摩ではそれまでの雪の上に新たに数十センチの積雪があったのではないかと思いますが、重い春の雪が雪崩を引き起こしたのではないでしょうか。30年を経て、同じように雪の多かった今年、この遭難のことに思いを馳せると、なんだかわが身のことのように身につまされます。

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遭難碑の上には、まるで手向けるかの如く、美しい紅葉が広がっていました。

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遭難碑の脇には、朽ち果てた指導標が倒れています。柱には「鞘口ノクビレ」という地名、左(西側)方面は「巳ノ戸ノ大クビレ・鷹ノ巣山」左(東側)方面は「日原(バス停)」となっています。「巳ノ戸ノ大クビレ」は鷹ノ巣山と日陰名栗山の間の鞍部で、鷹ノ巣山避難小屋のすぐ近くですね。

実はこの場所、20数年前までは正規の登山道が通っていました。ただし、鷹ノ巣尾根上ではなく、鷹ノ巣尾根と交差する形に、です。かつて日原集落から鷹ノ巣山・石尾根を目指す際のルートは2つあり、現在残っている稲村岩尾根の他に、稲村岩尾根へ向かう沢伝いの道の途中から分岐、沢(巳ノ戸沢)沿いをそのまま上がってくる「巳ノ戸林道」がありました。その道がこの鞘口ノクビレを通り、鷹ノ巣山の北西をトラバースして石尾根上の「巳ノ戸ノ大クビレ」まで続いていました。

遭難碑の雪崩事故の場所は定かではありませんが、ここから巳ノ戸ノ大クビレまでの間の可能性が高いんじゃないかと思います。急斜面をトラバースしている道ですので。

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ここから巳ノ戸ノ大クビレまでの道は大崩落しており、現在では完全に通行不可能らしいです。というか、修復不可能なので廃道になったとか。東京都水道局の通行禁止の立て札が立っています。

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こちらは日原方面です。画像ではわかりにくいんですが、ここから見る限りかなりはっきりした道が残っています。ただ、こちらも昨年までは何とか通れたらしいんですが、今年の大雪の際の雪崩で完全に道が崩壊してしまい、通行はかなり危険な状態になってしまったようです。鷹ノ巣尾根からのエスケープルートは巳ノ戸尾根に戻るか、稲村岩尾根に進むかのどちらかしかありませんね。

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こちらはこれから向かうヒルメシクイノタワ方面。かつてはこの先、スス竹の藪漕ぎが凄かったそうです。鷹ノ巣尾根が正規の登山道にならなかったのは、痩せ尾根であることだけでなくそのせいもあるのかもしれませんね。遭難碑に黙祷し、前進を開始します。

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今やスス竹もなく、気持ちよく歩いていけます。紅葉がいい感じですね。この日は1,400m前後が見ごろ、という印象でした。

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枯れたスス竹を踏みしめながら、気持ちよく歩いていきます。傾斜は息切れするほど急ではなく、ゆっくりと、しかし確実に高度を稼いで行きます。至福の境地。

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ふたたび天祖山。なんだかこのルート、天祖山ばかりよく見えますねぇ(笑)。

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前方の木々の間にヒルメシクイノタワが見えてきました。このあたりまで来ると、稲村岩尾根を歩くパーティの声がよく聞こえてきます。人間の声って思ったより遠くまで通るんですねぇ。

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心地よい登りは突如終わりを告げ、最後の急登が現れました。ご覧のようにいきなり傾斜が急になっています。

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早速取り付きますが・・・ご覧のような急傾斜。木の根っこなど、なにかに掴まらないと登れません。先人が歩いた踏み跡が微かについていますので、それを辿っていけば比較的登りやすいようです。しかし、この傾斜だと、かえってスス竹とかが茂ってくれていた方が登りやすいかも(笑)。

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上のほうまで来ると、若干傾斜は緩やかになります。しかし、気を抜くと下まで滑落しかねないので気が抜けません。このあたりでは踏み跡もはっきりせず、登りやすそうなところを選んで登って行きます。

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ん?なんだか見えてきたぞ。

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ヒルメイシクイノタワに到着~♪。ここまでの行程、4時間半。もう12時半を過ぎています。オジサマが一人休憩中でしたが、久しぶりに人間を見ました。ここで昼食にします。ヒルメシクイノタワで昼飯喰うのだわ(寒)。

この場所で20分間食事休憩。13時ちょうどに再出発です。

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ヒルメシクイノタワ。考えて見れば、雪のないヒルメシクイノタワを見るのは初めてです。3月に来た時はまだ1m以上の雪が残っていました。

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鷹ノ巣山への急坂を登っていきます。でも、登山道ってやっぱり有難い、としみじみ実感。歩きやすいですね~(笑)。

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山頂まであと僅か。

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13時30分、鷹ノ巣山山頂(1,736m)に到着。半年ぶりの鷹ノ巣山です。この下の巻き道は6月に通っていますけどね。

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大岳山と御前山。

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三頭山。

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富士山。綺麗に見えるのは久しぶりのような気がします。すでに冠雪しています。

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石尾根を水根山方面。

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右は浅間尾根。左はノボリ尾根。その先、中央に左右に伸びているのが先日歩いた赤指尾根。峰集落が微かに見えています。

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山頂の上空は抜けるような青空。久しぶりに晴れた山頂に立った気がします。

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石尾根の七ツ石山方面。この鷹ノ巣山の山頂からこの先の鷹ノ巣山避難小屋までの区間のみ歩いたことがありません。この日、歩いてみようかとも思ったんですが・・・何が悲しゅうてこの天気のいい日に巻き道を歩く必要がある、ということでまたの機会に(笑)。

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山頂から、再度富士のアップを。また、富士の美しい季節がやってきますね。

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山頂で15分ほど休憩。13時45分、下山開始です。今日はこれから水根山巻き道の分岐に向かい、榧ノ木尾根を倉戸山方面へ下山します。

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前回ここを歩いたときは一面雪道でした。アイゼンを外して滑り降りるように走っていった記憶があります。なんか、雪がないと逆に歩きにくいですね(笑)。

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返り見すれば左奥には大菩薩嶺の姿。逆光なんで手前が真っ暗になってしまいましたが。

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やっぱり石尾根は気持ちがいいですね~♪。

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水根山の手前で右折、巻き道へ下ります。

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このあたりでは巻き道との間隔は10mもありません。すぐに巻き道にぶつかるので左折。

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榧ノ木尾根へはこの巻き道からしか行けません。分岐点へ向けて巻き道を進みます。

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榧ノ木尾根への分岐に到着。ここを右に折れて榧ノ木山、倉戸山を経由、奥多摩湖畔の倉戸口バス停を目指します。

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こちらはあまり歩く人がいないんでしょうか?あまり踏み跡が濃くありません。なんだか巳ノ戸尾根とあまりかわらないような・・・(笑)。そもそも人が全くいません。

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途中、このような落葉松林の中を抜けて行きます。こういったところは落ち葉がフカフカのクッションになっていて歩きやすいです。たまに滑りやすいところがありますが。

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左に水根沢林道方面への分岐。ここを下りていくと水根沢キャンプ場を経由して小河内ダム近くの水根集落に出ますが、本日(2014年11月1日)現在、道路の崩落などにより通行止めとなっています。

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こちらのほうにも紅葉の綺麗なところがあります。

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ピークは巻いていたりするので割と歩きやすいです。

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どうもこのあたりが榧ノ木山山頂(1,485m)のようです。山頂まで行けなくはないようですが、特に展望も良くなさそうなのでそのまま通過(笑)。

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「山と高原地図」で「迷」マークのついているあたり。右方向に尾根が分岐しています。こちらはノボリ尾根と言って、かつては正規の登山道として峰沢方面まで繋がっていたようです。指導標にもそっち方面の指示板を切り取った跡がありますね。ここはそのまま直進します。

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何だか巳ノ戸尾根と変わらない状態になってきました。踏み跡がどこだかよくわかりません。この場所にはかろうじて赤テープがありますが、この先はテープも殆どなくてかなり不明瞭です。ここ、本当に実線の登山道なんでしょうか?

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指導標も全然見られなくなり、時々このような手作りの小さな指導標が木に括り付けてあります。この場所は「シンナシノ頭」、1,344m地点だそうです。

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このあたりでは片側が杉の植林帯になっています。皮肉なことにこのようなところでは道がはっきりしています。

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倉戸山山頂(1,169m)までやって来ました。非常に広い山頂です。桜の名所らしく、見ごろは4月下旬と山と高原地図に書いてあります。来年は見に来ようかな。

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倉戸山を過ぎると再び踏み跡のわかりにくい道が続きます。小河内ダムへ抜けることのできる遊歩道方面への分岐がどこかにあるはずなんですが、結局わからずじまいでした。ちなみにこの遊歩道、奥多摩在住の登山家の山野井泰史さんがツキノワグマに襲われた現場でもあります。

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このあたりまで下りてくると道がはっきりしてきました。

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もう熱海の集落まであと僅か。杉の植林帯ですが、良く踏み固められた歩きやすい道になりました。

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熱海集落に到着。この先は集落の中の車道を下りて行きます。

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倉戸口バス停に到着・・・ですが、バス停到着直前に奥多摩駅行きのバスが走っていくのが見えてしまいました(笑)。次のバスは50分後。あ~あ。

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倉戸口には何もないので、奥多摩湖バス停まで歩いていきます。でも、国道411号って歩道がないので歩きにくいんですよね。春に雲取山から帰る際には道端を歩くハイカーがかなり邪魔でしたが、今は私がドライバーにとって邪魔な存在(笑)。

この先、奥多摩湖バス停手前の駐車場の売店でコーラを買って一気飲み。ザックも公共交通機関向けに荷造りしました。17時24分のバスで奥多摩駅まで帰り、18時過ぎの電車で帰宅。途中、沢井駅で騒々しい酔っ払いが多数乗車してきたので閉口しましたが、どうも小澤酒造の蔵開きで利き酒大会があったようです。やれやれ(笑)。
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No title

おはようございます、徒骨亭さん!

なるほど、この道を歩いたんですか。
想像もしていませんでした(^^;
楽しそうな道ですが、万が一の時はどうにもならなくなってしまいます…完璧遭難e-263
本当に無事に帰宅できて、何よりです(^^

それにしても紅葉が美しい!
それを独り占めしたのですから、まさに至福の一時じゃないですか~!
1人の山歩きは、危険もあるけど喜びは独り占めですから、その分密度が濃いと思うんですよ。
素敵な時間を過ごされましたね!

地図とコンパス使用確定の道って、実はほとんど歩いていません(^^;
徒骨亭さんは、サバイバル能力高そうで、すごいです!
いつかはコンパスを自由自在に使いこなしたいですが、当分無理だと思うので、私は普通の登山道にしておきます(笑)

今日は天気がよくなりましたが、足元悪そうなので山には行かず、洗濯します!
山日和は洗濯日和でもあるので、家庭持ちは大変なのですe-330

No title

徒骨亭さん、こんにちわ。

道なき道を~ですか。凄いです。朝、奥様に送ってもらい、静かな紅葉を楽しめて良かったですね~。

ハンター対策にクマ鈴ですか~。なるほど、そういう使い方もあるんですね。確かに、銃を撃たれたらヤバいです。。。

旧巳ノ戸集落の廃墟は、とんでもない秘境の地に人が住んでいらっしゃったんですね~。どうやって生活されていらっしゃったんでしょうか?不思議です。

Re: No title

悠さん、こんばんは♪

そうです、知る人ぞ知る・・・みたいなお山ですが、奥多摩北西部の1,700~2,000m峰の中にあって、秘境気分を味わえる実にいいところでした。しかし、おっしゃるとおり、リスクは結構大きいですよね。文中でも触れていますが、一歩間違えれば・・・というところもあります。ただ、技術的なハードルは決して高くなく、慎重に行動すればクリアできる範囲ではあります。

今回一番の反省点は、やっぱり単独行は避けたほうがいい場所かな、ということでした。ヤマレコやブログでの山行記事でも、2人以上のグループでの行動が殆どで、単独で行かれている方は稀です。何かあったら、本当に永遠に行方不明になりかねませんから、一人で行くべきではなかったかもしれません。しかし、女房子供を連れて行ける場所じゃありませんし、自分にレベルの近い山友達が周囲にいませんから、このあたりは悩ましいところです。

最近、iPod touch上の国土地理院2万5千分の1地図にGPSで現在位置を表示できるようにして歩いているんですが、これとコンパスの組み合わせは最強ですね。ただ、こんなのに慣れてしまうと紙地図とコンパスだけで現在位置を割り出すことができなくなりそうで怖いです。GPSを切っておいてもいいんですが、そうすると後で歩いた経路を確認するのに困ると。これも悩ましいです(笑)。

明日、天気大丈夫かな?千葉市は現在、かなり荒れ模様です。

Re: No title

青レンジャーさん、こんばんは♪

女房の送迎ですが、実はこの日、車から降りるときに、女房が座席の上に置いてあった年末調整の書類を車外に落としてしまったみたいです。車から降りたのが駅前の交番の前で、書類も拾った人がすぐに交番に届けてくれたらしく無事に戻ってきましたが、女房はすっかりお冠。そんな書類、座席の上なんかに放置するなよと言いたい私ですが、怖くて言えない(笑)。

奥多摩界隈は都心から近いこともあって、結構ハンターが入り込むらしいです。熊鈴がハンター対策にも有効と言うのはあるんですが、チリチリ鳴るタイプじゃなく、コロコロ鳴るタイプの鈴だと猟犬につけている鈴の音に近いので、「猟犬が獲物を追い込んできた!」と勘違いする可能性もあるとかないとか。全く、世話が焼けますね(笑)。

巳ノ戸集落、奥多摩でも秘境の部類の日原集落からさらに入り込んだところですから確かにかなりの秘境ですね。もともと、奥多摩は林業のほか、炭焼きや山葵栽培を生業とする人が多かったようなので、そういった仕事をしていたんだと思いますが。

No title

徒骨亭さんこんばんは!!

歩かれてますねー奥多摩。
この東日原からでもいろいろとバリエーションルートがあるんですね。
そんなルートを選択して繋げてみたら、かなり面白そうな感じがありますが、
そんな場所に限って猟友会v-27などが選んで立ち入るのでしょうか?

私も以前、奥多摩ではないですが、沼津の方に鷲頭山と言うお山があって
、丁度、狩猟をしていた現場を歩くハメになり、かなり冷や冷やした思い出があります。その頃はまだそんなロングもしていない頃でしたので、そのまま登って来た道を引き返したのですが、獣を引きずった血糊がズーっと続いてまして、登山口に戻った時には足元に大型の鹿が目を見開いて横たわっていましたe-447・・。

実際、いつ狩猟期間なのかは良く分かりませんが、『狩猟に注意』とか猟銃なんかの看板見ると誰もいない静かな尾根歩きはちょっと恐いですねi-201。鈴の音はあまり好きではありませんが、私も億劫がらずに、怪しい場所では装着するように致しますe-351・・。

Re: No title

かずろうさん、こんにちは♪

今日はまずまずの天気ですが・・・ちょっと調子が悪いので家に篭っています。

日原周辺の尾根、結構面白いところがあるようですよ。石尾根に向かう正式の登山道は稲村岩尾根と唐松谷林道、富田新道くらいですが、破線ルートにもなっていない尾根でも結構通行可能なところが多いようです。個人的には鷹ノ巣尾根の西隣のヤケト尾根に興味があるんですが、八丁橋側の入り口に東京都水道局の「立ち入り禁止」の立て札があるらしくて・・・堂々と足を踏み入れることができません。ただ、この立て札が絶好の目印になっているらしいですが(笑)。

私は狩猟はやりませんが、聞くところによると狩猟免許は各都道府県ごとの発行で、おおむね11月15日から2月15日、あるいは2月末までが猟期になっていることが多いようです。都道府県によっては猟期と狩猟エリアをWebなどで公開してハンターと登山者の双方に注意喚起しているところもあるようですが、東京都はさまざまな理由で非公開となっています。聞いたところでは、奥多摩の多摩川北岸エリアでは七跳山と高丸山を結ぶラインの北西は保護区らしいですが、それ以外は狩猟可能なエリアのようです。

まあ、東京都内なので登山者が多いのはハンターさん側も認識しているでしょうが、こちらも自衛策は講じておきたいですね。

No title

徒骨亭さん こんばんは

ううう~!13㌔の荷物を背負ってバリエーションルート。世界最強を目指すつもりですね!SASもデルタもスペツナズも真っ青です (||゚Д゚)

鷹ノ巣山周辺を徘徊されていたのですね。どーりで徒骨亭さんの香りがしたわけです。僕の鼻は山犬さんなみです (*´Д`)ハァハァ

奥様優しいですね。徒骨亭さん幸せですね。ううう~憧れます。

Re: No title

kouさん、こんばんは♪

いや、今回の荷物が多めなのは、万が一足を折って動けなくなっても他のハイカーさんが通りかかる可能性が限りなく低い場所なので・・・数日間はビバークして救援を待てるような装備で出掛けました。基本的にスピードは度外視です。先人たちのレポートでそう手間取るコースではないことはわかっていましたが、万が一ヒルメシクイノタワに到着する時刻が午後遅くなるようでしたら、そのまま東日原に稲村岩尾根経由で引き返すつもりでした。結果的にはほぼ目論見どおりの時間で歩けましたけれどね。

ところで、そんなに臭いが残っていました?しまった、タヌキの正体がばれたか(笑)。

女房は優しくないですよ~。今回はかなり露骨に面倒臭そうにしていました。悠さんの旦那さんみたいに、登山口まで送ってきてくれるなんてことはまず有り得ないです。本文中に書いたとおり、あと1回くらいは送ってくれるかもしれませんが、あとは断られるでしょうね。現に、「前の晩から行って野宿すれば?」とか何とか言い出しています(笑)。

No title

徒骨亭さんこんばんは。
遅くなりましたけど、お誕生日おめでとうございます♪
ハロウィンがお誕生日っていいですね!
世の中の人が仮装して祝ってくれてるみたいじゃないですか?
きっと奥様も心の中で祝ってますよ(笑)

そして結構チャレンジャーな山登りでしたね。
熊とハンターと滑落の恐怖と戦いながら、よくご無事で・・・(^ ^;)
山頂の景色は見事ですねー!
富士山まで見れたなんて、羨ましいです~♪
達成感あふれる1日だったのでは?(*^^*)

Re: No title

mokos619さん、こんにちは。

お返事が遅れて申し訳ありません。週末、仕事でちょっとゴタゴタしていたのと、昨日は一応山歩きをしてきたものの、帰宅してそのまま寝込んでしまっていたので遅くなってしまいました。どうも申し訳ありません。

お誕生日のお祝いのお言葉、ありがとうございます。今日の時点でもまだ家族からは忘れ去れていますので、たぶん永遠に思い出してもらえないと思います(笑)。mokos619さんが仰るとおり、世の中の人がみんなで仮想パーティをやってお祝いしてくれた・・・と思っておくことにします(笑)。

今回のルート、私にとってはチャレンジャーなルートになりましたが、マイナールートを愛好する人からすればやっぱり初級編みたいです。石灰岩の多い奥多摩は沢の地形も険しく、名前のないものまで含めると無数の滝がありますが、こんなところで沢登りばっかりやっている人たちもいます。尾根歩きなんかはまだまだ序の口なんでしょうね。もっとも、だからといって今から沢登りを始める気も(と言うより体力が)ありませんが。

関東周辺からだと、冬になるとどこからでも富士が綺麗に見えるようになります。東京の中心部でも、ちょっと高台だと大抵「富士見」なんて地名が付いているくらいですから。奥多摩や丹沢から見る富士は、形がよくて綺麗ですよ。富士も、見る場所によってはあまり富士山っぽく見えないところがあるみたいですが、北東側から見る富士は浮世絵の富士と同じ形ですから見慣れている、というのもあるんでしょうね。
プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

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