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この冬、最後の雪道。

こんにちは。

もうすぐですね、3月14日。世間の耳目は新たに開業する北陸新幹線に集中していますが、同じ3月14日にはJRグループ各社のダイヤ改正も目白押しです。「電車で奥多摩」が主だった山歩きのアプローチ手段である私は、今回の改正で東京近郊の山々に行き易くなるのか、はたまた行き辛くなるのか、非常に気になります。昨年同時期の改正では立川発の二番手の奥多摩方面行き列車が途中の御嶽止まりとなり、始発を逃すと奥多摩方面に着くのが8時を大幅に回ってしまうという、個人的には改正というより改悪となる結果でした。始発でも何分か到着時刻が遅くなってしまいましたしね。

Yahooの路線案内では既にダイヤ改正後の乗り換え検索ができるようですので、早速今月14日以後の週末の日付で検索をしてみました。まずは始発で出発。到着時刻は7時38分。現状より1分遅くなりました。これくらいなら奥多摩駅からのバス時刻が大幅に変わらない限り、大きな影響はないでしょう。とりあえず一安心です。ついでに、昨年御嶽止まりになった電車の奥多摩までの再延伸も期待したんですが、こちらはやっぱり駄目みたいですね。

ちなみに今回の改正では、総武線快速に特別快速が走るようになるみたいです。通勤電車の中でのアナウンスを聞いて、一瞬「中央線の特別快速が総武快速線まで乗り入れ?」なんて考えたんですが、違っていました。現状でも中央線の特急「あずさ」が毎日1往復だけ総武快速線に乗り入れていますが、中央線特別快速で同様の列車が設定されれば、山帰りにでかいリュックを背負って東京駅の人込みの中をウロウロせずに済む・・・って期待したんですけどね(笑)。今回の「特別快速」、総武快速線の列車種別として新たに追加されるということで、東京発館山行きの特別快速が毎日一往復だけ走るそうです。海水浴ならともかく、山歩きにはあまり縁のなさそうな列車です。でも、時間によっては鋸山(房総の、ね)や富山(「とやま」、じゃなくて「とみさん」)へ行きやすくなるかもしれません。

なお、館山行き・・・というと、1982(昭和57)年の上越新幹線開業時のダイヤ改正まで走っていた房総急行「内房」を思い出します。JRも、そのあたりのノスタルジーから今回の特別快速を設定したんでしょうかね?

さて。話題は変わって、先週土曜日、2月28日の山行のお話です。先日の記事でも書いたとおり、2月は仕事が非常に忙しく、1月31日の奥高尾縦走を最後に全く山歩きが出来ない状態が続いていましたが、2月28日にはどうにか休みが取れたので出かけることにしました。ほぼ1ヶ月ぶりの山行です。

問題は行き先ですが、実は2月中、一度は雪の石尾根を歩いてみたいと思っていました。とは言え、あまりに雪の量が多かったり、積もった直後でトレースも消えているような状態だと難儀しますので、タイミングを見計らっていたのですが・・・そうこうしているうちにあっという間に3月の足音。もうすぐ冬が終わってしまいます。1ヶ月も間が空いて体力的にはちょっと不安だったんですが、手遅れにならないうちに・・・と奥多摩へ出かけてみました。

2月28日土曜日、自宅の最寄り駅から始発電車に乗り、御茶ノ水、立川と電車を乗り継いで、7時37分、定刻どおり奥多摩に到着です。

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すぐに駅前に止まっていた7時45分発の峰谷行きバスに乗りこみます。今日は久しぶりの山行なので、一番楽そうな峰谷から浅間尾根を通って石尾根に登るコースを使うことにしました。2ヶ月前、12月28日にも同じコースを歩いていますが、反対側の奥多摩随一の急登・稲村岩尾根は鈍った体にはきつそうだし、奥多摩駅からのバスのタイミングが悪くて出発時間も遅くなります。今回は無難に浅間尾根から登ることにしました。

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8時20分、峰谷に到着。バスには当初10名ちょっとの登山客が乗っていましたが、途中の奥多摩湖・峰谷橋で4名ほど降り、ここまで来たのは8名ほどです。2名は赤指尾根・七ツ石山方面へ向かいましたが、残りは浅間尾根経由で鷹ノ巣山に向かうようです。ぐずぐずしているうちに私と若いご夫婦以外の人たちは早々に出発してしまいました。私もおっとり刀で出支度をします。

ちなみに、峰谷橋バス停からここ、峰谷バス停までの間に小規模な落石(と言っても70センチ四方くらいある岩が落ちてきていましたが)が発生していました。バスの運転手さんが慎重に脇を通り抜けましたが、落石の規模がもうちょっと大きかったら完全に足止めを食らうところでした。

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8時35分、出発です。私と同じように出遅れていた若いご夫婦は、もうちょっと支度に時間がかかるようです。ちょっと雲は出ていますがいい天気。今日一日、気持ちよい山歩きが出来そうです。

今回も、ルートとタイムの詳細なデータはヤマレコに登録してあります。よろしければ、そちらも併せてご覧ください。

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いつも通り、林道が二手に分かれたところで右へ。その後、すぐに左へ入って奥集落への近道を歩きます。

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山道を20分ほど歩くと奥集落が見えてきます。ちなみにこの日、山道に入るまでの林道で1回、山道に入ってからここまでの間に2回、ごく小さな落石(握りこぶし大)に遭遇しました。先ほどのバス通りの落石といい、どうも気候などの関係で落石が起きやすい日のようです。今後の行程、用心しながら歩くことにしましょう。

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奥集落のすぐ手前にこんなものが。鹿かイノシシの毛のようですが・・・自然に抜けたものではなさそうです。考えられるのは・・・
(1)鹿さんより大きい誰かさんが鹿さんを食べた
(2)イノシシさんより大きい誰かさんがイノシシさんを食べた
ううむ。どう考えても「クマさん」という答えしか出てきません(笑)。ちなみに今年は例年になくクマさんのお目覚めが早いようで・・・というか、冬眠していないみたいで、奥多摩ビジターセンターのツキノワグマ目撃情報が1月から目白押しです。場所的には大岳山・御前山周辺に集中しているみたいですが。

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奥集落の中で、先ほどの林道に再合流。

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奥集落を過ぎたところで左手の登山道に入ります。以前の記事で触れたとおり、指導標のある場所は路面が崩落していて入れないので、30mほど先にある、斜めに登っていく道に入ります。

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浅間尾根の突端まで来ました。浅間神社の一の鳥居があります。ここでウィダーinゼリーを飲んで5分ほど小休止。

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二の鳥居。このすぐ先に浅間神社の拝殿(本殿?)があります。

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浅間神社を過ぎると、このコースで一番の急登部分。周囲も杉林になります。但し、道は九十九折れですし、歩きやすいので全然苦になりません。恐らく、石尾根に上るコースの中では、鴨沢からの登り尾根と並んで一番歩きやすいコースだと思います。

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20分弱で九十九折れを抜けて尾根上の直登になります。もうすぐ急登部分の終わりです。

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杉林を抜けると傾斜が殆どなくなって、明るい広葉樹林帯に突入。でも、雪道歩きを期待してきたのに、ここまで来ても雪が全然ありません。

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左手の木々の間から、鷹ノ巣山の西にある日蔭名栗山(1,725m)が見えます。山頂付近には広いカヤトがありますが、雪が全然残っていません。1月に浅間尾根から見たときは、このカヤトの部分も雪で真っ白だったんですが。

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こちらは日蔭名栗山よりさらに西、七ツ石山のすぐ東隣の千本ツツジ(1,704m)です。日蔭名栗山同様、山頂付近にカヤトがありますが、こっちは真っ白ですね。峰谷バス停から赤指尾根に上って千本ツツジに直行したほうが良かったかな?

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でも、そうこうしているうちに浅間尾根にもチラホラと雪が出てきました。

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ううむ、結構な量の雪。この調子で石尾根ではちゃんとした雪道になってくれるかな?

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でも、石尾根に到達する直前、登山道が浅間尾根の西側斜面を巻くようになると、再び雪が激減。登山道の上に少し残っているだけです。雪には足跡が付く状態で簡単には滑りませんが、良く見ると踏み固められて凍結した雪の上に2日前くらいの新雪が乗った状態。油断すると足を滑らせて左側の急斜面を滑落しかねないので、慎重に足を運びます。

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鷹ノ巣山避難小屋近くの水場。昨年末に来たときはまだ結構な水量がありましたが、この日は完全に涸れていました。

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鷹ノ巣山避難小屋に到着。このあたりまで来ると雪がどっさりあります。嬉しいですね。本日初めて雪山気分を味わいました。峰谷バス停からここまで3時間弱、標準CTの2時間40分より遅い行程ですが、これまで無雪のときでも標準CT以内で歩けた記憶がありません。ちょっと標準CTの計算がタイトなのかもしれません。

こちらで昼食にします。表のベンチで・・・と思いましたが、覆っている雪を払うと下の方は雪が融けてびしょ濡れだったので、避難小屋の入口の前のベンチで食べました。徒骨亭は真冬でも暖かいものは飲み食いしないので、ヤマザキのランチパックとポカリスエットのみ。ちなみに超小型のストーブ(プリムスP-115)も常時持ち歩いていますが、基本的に非常用です。

ここで、ベンチの先客だったお兄さんとちょっとお話をしました。今朝早く、稲村岩尾根を登ってきて先ほどまで鷹ノ巣山の山頂にいたそうですが、稲村岩尾根はヒルメシクイノタワの手前辺りで凍結した道が結構続いていたとのこと。実は本日、帰りのルートを石尾根にしようか稲村岩尾根にしようか迷っていたんですが、凍結した急坂を下るのは危険ですので稲村岩尾根はパス。素直に石尾根方面に向かうことにしました。このお兄さん、今日が初めての石尾根なんだそうですが、「今まで大岳山が眺めが良いと思っていましたが、鷹ノ巣山はそれよりずっとイイ!です」と感動していました。今日はこれから巻き道経由で水根山に向かい、その後は石尾根を奥多摩駅まで下りるそうです。

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昼食後、鷹ノ巣山の山頂に向けて出発です。

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歩き出してちょっと行ったところから避難小屋のほうを振り向いたところ。鞍部は雪が深いですね。踏み跡をちょっと外れると膝上まで雪に沈みました。

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避難小屋の少し先では日当たりがいいせいか、雪が取れてしまっていました。

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でも、その先は再び雪。ここから先は山頂まで完全な雪道でした。

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途中、右手が開けている場所があります。これまで木の間からチラチラ見えていた富士山を拝めますが・・・今日はかなり霞んでしまっていますね。霞んでいる上に逆光なので、私のカメラでは甚だ写真が撮り難いです。

ちなみに左手前から延びている尾根が今日歩いてきた浅間尾根ですが、富士山に向かって真っ直ぐ伸びています。浅間神社が富士の山神をお迎えしてお祀りしてある神社であることがよくわかりますね。ちなみに鳥居は本来人間が通るためのものではなく、神様の通り道を示すものです。私の自宅近くにある浅間神社では、正面の東京湾越しに見える富士の山神をお迎えするため、かつては海の中に鳥居が立てられていました。現在では付近一帯が埋め立てられて海岸線が3kmも先になり、ただの国道脇の鳥居になってしまっていますが。

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こちらは後方に見える南アルプスの山々。逆光にならない分、こちらの方が撮影が楽でした。

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気持ちの良い雪道が続きます。

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この木は昨年末に来たときも撮影した木ですね。広角レンズで写しているのであまり大きくは見えませんが、実際はかなりの巨木です。

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雪道はさらに続きます。ちょっと岩場っぽいところもありますが、道が痩せていること以外は通行に支障ありません。

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左手の方がちょっと開けていて、長沢背稜方面が見えます。

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こちらはズームしたところ。中央ちょっと右よりに見えるのが坊主山、その左側のピークは酉谷山です。手前は昨年10月に歩いたタワ尾根。左のほうが若干険しくなっていますが、その中の一番高いところ、酉谷山の手前に見えるピークがウトウノ頭です。タワ尾根は新緑の頃にもう一度歩きたいですね。

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こっちは芋ノ木ドッケ方面。芋ノ木ドッケと天祖山の間くらいに浅間山が見えるらしいんですが、今日は霞んでいるせいか見えませんね。

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芋ノ木ドッケを拡大。この芋ノ木ドッケの手前に延びている尾根が二軒小屋尾根、奥多摩最深部なんですが、今年は是非そこを歩いてみたいと思っています。登山詳細図でも「紫の破線」扱いのルートなので、難易度はかなり高そうですが。

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鷹ノ巣山の山頂が見えてきました。山頂の南側斜面は日蔭名栗山同様、雪が取れてしまっているようです。

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鷹ノ巣山山頂(1,736m)に到着。今日はかなりのノンビリモードでの到着です。

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南側、富士山方面は相変わらず。撮影し難いので早々に諦めます(笑)。

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これから向かう石尾根方面。大岳山と御前山が見えます。

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御前山方面にズーム。手前に見えているのは水根山ですが、一番手前の白いピークじゃなくてその先の御前山の手前に見えているピークです。手前のピークにも名前があった筈ですが・・・失念しました(笑)。

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山頂の風景。皆さん、雪の上で思い思いにくつろいでいます。私は雪の上でも使える敷物を持ち歩いていないので、こういうくつろぎ方が出来ませんね。

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こちらは稲村岩尾根方面への入口。凍結だけじゃなく、雪も深そうです。

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山頂で15分ほど休憩したら下山開始。ちなみに例によって無線機のスイッチを入れていたんですが、やはり例の如くお昼時にぶつかってしまったので静かになってしまいました。登ってくる途中、鈴鹿山脈方面で運用している局が途切れ途切れに入感したりしていたので、遠距離通信を期待していたんですが。

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鷹ノ巣山からの下り道。日当たりがいいので、雪が取れてしまっている場所もあります。

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お。ウサギさんの足跡。通ってから2日くらいは経っている感じですね。

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歩きやすい雪道を満喫。空には一筋の飛行機雲。

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この先のちょっと小高いところが、先ほど鷹ノ巣山の山頂から見えた手前側の白い「名前を忘れた」ピークです。鷹ノ巣山からはピークっぽく見えますが、実際に歩くと殆ど登りはなく、階段状の段差の突端なのが良くわかります。

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同じ場所から後方を振り返ったところ。さっきまでいた鷹ノ巣山がよく見えます。

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「名前を忘れた」ピークの先、ちょっと急な斜面を下った後の鞍部。この先に見える指導標のあるところが、巻き道と尾根道の連絡通路のある場所です。

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鞍部を過ぎると水根山までの登り道。先ほどの名無しピークよりは独立峰っぽいのがわかりますね。

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水根山山頂。最近は真新しい手作り山名標がついているので、見つけやすくなりました。

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水根山の山頂からは結構急な下り道。しかも日当たりがよくないので、雪が固くてキックステップがあまり効きません。踏み跡脇の他の人のつぼ足を階段代わりにして下りていきました。座布団くらいの小さなプラスチックのソリをザックにつけて歩いている人が何人かいましたが、こういう場所で滑り降りるのに使うんでしょうね。来年は私も準備しておこうかな。でも、スキーをやったことのない徒骨亭、途中で止まらなくなったらどうしよう(笑)。

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下りきった辺りで振り返ったところ。下から見るとそう急な坂でもないですよね。やっぱり、ソリで「尻セード」をやるには最適の場所だったかも。

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城山の手前辺りまで来ました。

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唐突ですが、滑落しました。城山付近の小ピークを巻いているところなんですが、ご覧のように道が細くなっていて、しかも雪が腐って泥濘状態のところで見事に滑り落ちました。画像は這い上がってきた後で現場を振り返ったところです。ちょっとわかり難いですが、画面中央辺り、雪の上から斜面に向かって滑り落ちた跡が付いています。もっとも、滑落と言っても1m半くらいなので大したことはありませんが、ズボンが悲惨なことになりました。

でも、止まるのがわかっていても滑り始めって怖いですよね。昨年、大雪の後で戸倉三山を南から北へ抜けたとき、急斜面でやはり腐った雪で足を滑らせて2mくらい滑り落ちたことがありますが、あの時も滑り始めは凄い恐怖でした。不思議なことにすべてがスローモーションで、ゆっくりと落ちていく感じなんですが、この感覚、なにかに似ていると思ったら落馬するときにそっくりです。落馬するときも凄いスローモーションで落ちていく自分の姿勢まではっきり把握できるんですが、あれに非常によく似ています。

ちなみにこの巻き道、私以外は通る人がいませんでした。泥を払ったりしている間、3人くらいの方が通り過ぎたんですが、皆さんピーク側を通ってきていました。巻き道側にも踏み跡がはっきり付いているんですが、さすがに皆さん地形を熟知しているようです。私も3回目なのでこの場所は知っていたんですが、うっかり失念してこっちへ来てしまいました。

ズボンの泥は最終的に近くの雪の深いところで人目の無いのを見計らい、ゴロゴロとのた打ち回って落としました。とりあえず、交通機関を利用するのに支障のないくらいまで落ちてくれましたが、ほとんどイノシシのヌタ打ちですね(笑)。

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城山からカラ沢ノ頭方面へ向かう途中。この辺りは尾根がかなり細くなります。

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カラ沢ノ頭のすぐ先は、木の根っこが階段状になった急斜面。ここで雪が凍り付いていたら難儀するかな、と思っていたんですが、ご覧のように日当たりがよいので雪が殆どありません。地面も乾いていて、問題なく通過できました。

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次のピーク、将門馬場(まさかどばんば)付近までやって来ました。このあたりまで来ると再び広い尾根道になります。何せ、「馬場」というくらいですからね。その昔、平将門一行がこのあたりで馬の訓練をやったので将門馬場という名がついたらしいのですが、本当に標高1,500m以上あるこんなところで馬の訓練をやったんでしょうか?でも、標高2,000mの美ヶ原でも平安時代から馬の放牧をやっていたそうなので、一概にあり得ない、と決め付けるわけにもいきませんが。

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将門馬場のピーク手前で登山道は右に折れ、南側斜面の巻き道と合流します。このあたりは南側なので雪が全くありません。

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将門馬場の東側の斜面を六ツ石山との鞍部に向けて下っていきます。このあたりは再び雪道。

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六ツ石山の北側を巻く道に入りました。ここは石尾根に全く雪の無かった12月頃でも凍結していたくらい日当たりが悪い場所ですので、当然のことながら雪道です。ただし、今回は新雪がまだサクサク状態で大変歩きやすかったです。

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六ツ石山分岐に到着。鷹ノ巣山からの標準CTを30分ほどオーバーしています。ここでちょっとの間思案しました。予定ではこのまま石尾根を奥多摩駅まで下りるつもりでしたが、ここから先はあまり陽当たりのよくない道でまだまだ雪道・凍結道が続いていそうです。一方、ここから六ツ石山を経由してハンノ木尾根をトオノクボに向かい、そこから水根集落へ下りるコースだと、ほぼ南側斜面の明るい登山道が続いていて雪や凍結もなさそうです。水根に下りても奥多摩駅までバスになってしまいますが、久しぶりの山行でさすがに疲れが出てきたので、無難そうな水根集落コースを下りることにしました。

ちなみに帰ってきてからヤマレコをチェックしたら、ここから奥多摩駅までのコース、やはり三ノ木戸山北側の巻き道が凍結状態で結構歩きにくかったようです。

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数分歩いて六ツ石山山頂(1,478m)に到着。1年ぶり、2度目の六ツ石山です。ここで10分ほど休憩、飲み物と行動食を摂って下山に備えます。山頂に居る間、登山道のない西側の茂みが突然ガサガサ動いたので思いっきりビックリしましたが、将門馬場との間の鞍部から直登してきた登山者でした。クマかなんかかと思って思いっきり身構えてしまいました(笑)。

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六ツ石山からの下り道。概ね、雪が取れていて歩きやすそうです。勇んで下り始めましたが・・・しばらく下りたところで見事に滑って転倒しました(笑)。この下り斜面、実は昨日くらいまで雪に覆われていた感じで、今日になって日当りがいいので雪が消えたものの、乾いているのは表面だけですぐ下はたっぷり水を含んだ泥濘状態でした。私みたいな重い奴が上に乗ると、運が悪いと表層地滑りを起こして1mくらい滑り落ちます。しかも、尻餅をつくのは表層が剥がれた泥濘の上。先ほどの城山での滑落より悲惨な状態になりました。

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おお!これはイノシシのヌタ場でしょうか?なにやら重い奴がのた打ち回った跡が雪の上についています・・・って、実は徒骨亭のヌタ場です(笑)。再び雪を使ってズボンとザックの泥を落としました。

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まあ、泥濘んでいなければ気持ちのいい、幅の広い尾根道なんですけどね。先ほどと同じく滑りやすい場所で数回足を取られながら歩いていきます。

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トオノクボまでの最後の長い下りに出ました。正面に御前山が見えます。ここも表層の直ぐ下は泥濘なので、気をつけて下りていきます・・・が!2度あることは3度ある、トオノクボに到着する直前、三度目の転倒です!再びズボンとザックが泥だらけ。山になんか来るんじゃなかった、とブツブツぼやきながら下りていきます(笑)。

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トオノクボに到着。おお!何と好都合なことに雪が残っているじゃないですか!早速雪浴びを・・・と思ったら後続の4人くらいのパーティが通りかかったので、休憩しているフリをしてやり過ごし(笑)。姿が見えなくなってから3つ目のヌタ場を作りました(笑)。

ちなみにこのハンノ木尾根、登山道は右の支尾根に折れて水根集落まで続いていますが、正面の尾根筋もかつては登山道だったそうで、現在でも通れなくはないようです。ただし、指導標の類は一切残っていないようですが。今日はもちろん通りませんが、いずれ探索してみたいルートではあります。ちなみに尾根の突端で境橋バス停の近くに出るそうです。

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水根への下り道、最初は雑木林の中の急坂を下って行きます。

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やがてヒノキ林が現れ、その中のを下るようになります。杉と較べてヒノキは高価なせいか、手入れが行き届いていて急坂ながら歩きやすい道です。

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このあたりの傾斜はこれくらい。細かい九十九折れの道を下りていきます。そのうち、ヒノキ林が杉林に変わりますが。

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多少傾斜が緩やかになると、一旦杉林が切れて雑木林になります。この先再び杉林。

このあたりで感じ始めたのですが、足が全然上がりません。1ヶ月も間が開いて体力が落ちているのに、以前と同じように足を動かそうとしてチグハグになっている感じです。岩が階段状になったところで後足のつま先を岩に引っ掛けてみたり、小石を靴の下に巻き込んで滑りそうになったり。明らかに足が上がっていない様子。本日、転倒が続いたのも、どうもこれと無関係じゃなさそうです。

そのうち、本当にペースがガクンと落ちてしまいました。まあ、もうすぐ水根集落ですし、知っている道ですので日暮れても困りませんが、やはり山行の間が開いた後では無理は禁物ですね。歳も歳だし・・・ってそれが一番問題か(笑)。

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水根集落に到着。これで一安心ですが、この後林道に出るまでが大変でした。コンクリート舗装の急坂とかがあるんですが、疲れた足でそこを下りるのに一苦労。やっとのことで林道へ出ました。

林道に出てからも、一旦水根沢の方へ大きく引き返してから国道411号のほうへ戻っていくので、結構な距離を歩きます。疲れた足を引き摺って黙々と歩き続け、あと100mほどで水根バス停、バス通りが見えてきたところで・・・あ!奥多摩駅行きのバスが来た!(爆)もちろん走っても間に合いませんし、走る元気もありません。嗚呼!バスが行ってしまう・・・。

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17時30分、六ツ石山分岐からの標準CT1時間45分のところ、2時間半かけて水根バス停に到着。先ほどのバスは17時25分のバスでした。次のバスは・・・18時24分です(涙目)。

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水根バス停にはベンチも無いので、徒歩で5分ほど離れた隣の奥多摩湖バス停に移動。交通機関用にザックの荷造りを終え、ジャケットを羽織りますが・・・さすがに冷え込みますね。春めいてきていても、まだ2月なのを実感。

そのうち日が落ちて暗くなってきました。中空には半月が架かっていますが、しっかり傘を被っています。翌日の雨予報を裏付ける形です。写真にとってみましたが、手持ちで露出とかもいい加減なのでまともに写っていませんね。その代わり、写るとは思っていなかった星々が幾つか写っていました。月の右側には、横倒しになっていますがオリオン座。ベテルギウス、三ツ星、リゲルがしっかり見えます。右下にはシリウス、左下にはプロキオンが写っていますが、雲がかかっている関係かプロキオンのほうが明るく見えます。なお、月の傍に見えている縦の筋は飛行機雲です。

閑なので、「ベテルギウスが爆発しないかな~」と期待を込めて1時間近く眺め続けましたが、ついに爆発することなくバスが来ました(笑)。ご存知の方も多いと思いますが、この星、超新星爆発寸前の状態なんですよね。宇宙のスケールは長いので、明日爆発するかもしれないし、100年後かもしれませんが。

この後、奥多摩駅を19時ごろの電車に乗車。途中、青梅と立川で乗り換えです。また帰りの電車で目を回すといけないので、立川ではホーム上の立ち食い蕎麦屋でカレーライスをかき込みました。その後、特別快速で東京まで出て総武快速に乗り換え。22時ごろ自宅に帰りました。

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No title

こんばんは、徒骨亭さん!

奥多摩には、雪の季節限定の”イノシシ”のヌタ場ができるのですね、そうですか(笑)
…”けっして人に見られてはならぬ”のですな!

それよりも滑落!
危ないです~、危険です~!
先だって丹沢でも、滑落して亡くなられた方がいるのですから…ましてや徒骨亭さんは、私と同じくほぼ単独行なのですから…。
私も十分気をつけますので、徒骨亭さんもしっかり気をつけてくださいね!

さて石尾根は、雪がいい感じに残っていましたね~。
私は、今年はあまり雪で遊べませんでした(^^;
やっぱり1月に疲れ切っていたのが大きいです。
雪はもう諦めて、そろそろ里山の春探しを本格的に始めようかな~(^^

あ、それと、イノシシよりも鹿よりも大きいもの、それはきっと…【イエティ】です、間違いありません!
奥多摩にはイエティがいるんですよ、スゴイデスネ!(笑)

No title

徒骨亭さん、こんにちわ。

1ヶ月ぶりの登山、お疲れ様でした。そしてお帰りなさい~。

雪の上のイノシシのヌタ場・・・奥多摩方面のものは徒骨亭さんが作られていたんですね。なるほど。

何を見てもツキノワグマ・・・もう、そういう目覚めの時期なんですね。。。奥多摩の方は冬眠されていなかったとか。あわわわ~。青レンジャーも気を付けないと。

電車の改正ダイヤ、遅くなっていなくて良かったですね。

最後のバス停で1時間近く待ちは・・・凄いです。

Re: No title

悠さん、こんばんは♪

まあ、いい歳をしたオッサンが雪の上をゴ~ロゴロ・・・なんて姿は、やっぱり恥ずかしくて人様には見せられたモンじゃないですね。ただ、今回、雪で「洗う」ことの効果を実感しましたので、同様に雪が残る道で泥濘で滑って転んだりした際には是非お試しください。女性だったら「雪の上をゴ~ロゴロ」もある程度容認されるような気がしますので。

今回のプチ滑落、ご心配をかけて申し訳ありません。まあ、滑り落ちたら確実に大怪我か即死、みたいなところだったら流石に引き返しますが、落ちてもたいしたことはないけど滑りそうでヤだな・・・レベルだったので先へ進みました。結果、見事に嵌ってしまったわけですが。昔、実家で飼っていた猫が、雪の日に2階の屋根から自転車置き場の屋根に飛び降りた途端、雪崩がおきて滑り落ちていったのを目撃したことがありますが、目をまん丸にしてバツの悪そうな顔をしながら滑り落ちていった猫の表情が忘れられません。恐らく、私もあの時の猫と同じ顔をしていたと思います。

今回、「最後の雪道」なんて書きましたが、今週半ばもまた雪が来そうです。石尾根の積雪量も再び増えているかもしれません。でも、暖かくなったり寒くなったりを繰り返すこれからの時期の方が凍結のリスクは増えるような気がします。お互い、凍結した山道には気をつけましょうね。

奥多摩にイエティ?いや、サスカッチ、ビッグフットかも。そういや、広島にはヒバゴンなんてのもいましたね。今はどうしているんでしょう(笑)。

Re: No title

青レンジャーさん、こんばんは♪

ううむ、1回の山行で3箇所も「ヌタ場」を作ってしまうと、「奥多摩中のヌタ場はすべて徒骨亭」のレッテルを貼られても反論できませ~ん(笑)。でも、青レンジャーさんも大菩薩とかで経験したかと思いますが、雪が薄くてすぐに泥んこ祭りになる関東近辺のお山では、雪と泥濘が表裏一体ですから、不本意ながら泥だらけになってしまったときは雪で洗うのが一番です。あまり試す機会はないと思いますが、イザというときは是非!お試しくださいませ(笑)。

文中でも触れましたが、奥多摩では例年、4月くらいから目撃されるツキノワグマが今年は1月・2月で5回も目撃されています。しかも、場所が昨年秋に連続5日間も出没した大岳山・御岳山あたりのエリアなので、そのときと同じ個体の可能性もあります。まだ若いクマらしいので、一昨年の春に悠さんが隣接する御前山エリアで遭遇した仔熊かもしれません。出没の仕方を見ると、どうも人慣れしてあまり怖がらなくなってしまっているような気もします。家族連れなども多いところなので、事故が心配ですね。

電車のダイヤは今回は問題なさそうですが、次に心配なのは奥多摩・高尾エリアを走っている西東京バスの時刻の変更ですね。毎年、春と秋に結構時刻表が変わるんですが(こちら方面へ来てバスを併用する際はご用心を!)これまで頼りにしていたバス便がいきなりなくなったり、千葉からだと利用不可能な時間に変更になったりするので要注意です。もうそろそろ、バスの中で新しい時刻表を配り始めるんじゃないかと思いますが。

バス待ち1時間・・・でも、ちゃんと次のバスがあって、しかもまだ最終便じゃないので奥多摩はかなり恵まれています。山を越えて山梨県側に入ると、1日1本とか2本とか言うバス路線がざらなので、乗り遅れたら街までトボトボ歩かなければなりません(笑)。
プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

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