南限のカタクリ。
こんばんは。
最近、女房の同僚が千葉県松戸市にある「Zopf(ツォップ」というパン屋さんまで遠征してパンを買ってきたとのことで、お裾分けで頂いたその店のパンとパテを食べる機会がありました。確かに美味しいパンです。平日でも行列が出来ている店で、普通に一時間以上待ちらしいのですが、それも納得の味。女房はここのパンがいたく気に入ってしまったらしく、今度は自分で行って並んで買ってくるとのことです。
あれ?うちの女房って、行列までして買い物できたっけ?私と同じで面倒臭がりなので、とてもじゃないけどそういうことはしない人だと思っていましたが、どうやら美味しいものだけは別なようです。私なんかは行列に並ぶのが大の苦手なので、行列が出来ている美味しい店とガラ空きの美味しくない店が並んでいたら、美味しくないほうの店を選びます(笑)。まあ、今の日本、いくら美味しくないといっても絶対に食べられないようなものを出す店はありませんからね。
ただ、です。何故だかわかりませんが、客が誰もいないような店に私が入ると、いきなりその店に客が入りだすことがよくあります。また、外出先で私が気まぐれに「あ、あの店入ろ!」と言って入った店が、実はその地域でも有名なお店だった・・・というのもよくあります。私の父方は宮城県仙台市の出身(ただし父の兄弟は全員東京近辺に出てきてしまっているので、父の実家は残っていません)なんですが、それもあって女房は私のことを「リアル仙台四郎」と呼びます。え、仙台四郎って何だって?詳しくはこちらをご覧ください。
さて、今回の記事は小ネタ、それもちょっと古い3月29日(日曜日)の話です。岩殿山・百蔵山に登った前回記事の次の日ですね。この日は午後から雨の予報だったんですが、女房も仕事が休みだったので、千葉市の南部にある「泉自然公園」まで家族でお出かけしてきました。

前日の山行の疲れもあったので、かなり遅くまで私は爆睡。午後から雨だというのに、泉自然公園に到着したのはお昼近くでした。この日、東京では全国一早く桜が満開になりましたが、千葉市内はまだ五分咲き以下です。
この公園、北総台地の植生と地形をそのまま利用した自然公園で、最近はカタクリの群生が見られることでも有名です。情報によると、カタクリの方はちょうど見ごろを迎えているとのこと。早速公園内に入ってみましょう。ちなみに公園自体は入場無料ですが、駐車場で一回400円(普通車)取られます。車以外では来るのが難しい場所ですので、事実上の入場料ですね。

おお。駐車場から園内に入ると、いきなりカタクリのオンパレードです。

結構な群生ですね。実は、私は昨年の春に奥多摩の御前山でカタクリを見たのが生まれてはじめてのカタクリだったんですが、御前山でもこれだけ密集して生えている所は見れませんでした。私の探し方が悪かったのかな?
ちなみに今回、いつものニコンのコンデジではなく、iPad miniで撮影しているのでズームが出来ません。ちょっと画像が見難いかと思いますが、ご勘弁を。


こちらもカタクリのオンパレード。実は、寒冷地を好むカタクリ、平地でカタクリを見れるのは千葉市が南限という話です。もちろん、山地でしたら西日本のほうにも沢山ありますが。

カタクリというと思い出すのが高校時代の生物の先生です。この人が大変なカタクリマニアで、千葉市内の野生のカタクリの群生地をいつも探して回っていました。首尾よく見つけたときなんかは、翌日の授業の開始から20分くらいはカタクリ話になってしまいます。もちろん、詳しい場所なんかは絶対に教えてくれないんですけどね。この先生の渾名は当然「カタクリ」。ただ、かなり濃い顔の先生で、サンダーバードのトレーシー一家のお父さん(ジェフ・トレーシー)によく似ていたので「サンダーバード」とも呼ばれていました。その他、指揮者のカラヤンにも似ているということで、「カラヤン」とか。サンダーバードのお父さんやカラヤンが嬉々としてカタクリの話をしているんですから、今思い出してもそのギャップに笑えます。

今いるのはこの地図の下のほうです。一番下の端がが先ほど車を停めた駐車場。ちなみに地図の右下方向が北になります。これから、公園内を時計回りに一周してみようと思います。


こちらにもカタクリの群生がありますね。ちょっと他の草に埋もれていますが。

このような杉林もあります。このあたりは何となく高尾山あたりの雰囲気。ただし、標高は10mもありませんが。

桜の巨木が並ぶ広場に出ました。写っている人は前を歩いていた余所の方です。


桜の開花は今ひとつですね。まだお花見には程遠い感じ。

このあたりは一面緑の苔で覆われています。普通に人が歩いている場所なので、常に踏みつけられている筈ですが、逞しいですね。

この枝垂桜は結構開花が進んでいました。背後に電線が一本、写り込んでしまっているのが邪魔です(笑)。

桜の広場の南側の谷間に下りてきました。このあたりはハス田や池になっています。ハス田の方は「ここ、本当にハスがあるの?」的な状況になってしまっています。

池のほうまでやって来ました。実はこの自然公園内には何羽かのカワセミが住み着いていて、結構姿を見ることが出来るんですが、果たして今日はどうでしょうか?


でも、この池、よーく見ると・・・あたり一面、亀、亀、亀。そこら中で亀が甲羅干しをしています。しかも頬の赤い亀・・・そうです、ミシシッピアカミミガメ、いわゆるミドリガメの成長した姿ですね。いまや厄介な外来種と化していますが、ここの池も既に占領されてしまっています。ここへ来るのは10年ぶりくらいですが、以前はこのようなことはありませんでした。千葉県内ではこのほか、印旛沼に大量のカミツキガメが生息していますが、困ったものです。
しかし・・・カワセミさん、いませんね。以前はこのあたりで何羽か見た記憶があるんですが、アカミミガメに小魚を食われてしまったので他へ移住してしまったんでしょうか?


こちらには何故かガチョウが一羽。でも、手前の地面の上には誰かがえびせんをばら撒いていて、それを食べています。こんな塩分の強いもの、鳥にやったらいかんて~。あれ、何故か美濃弁(笑)。

お。このあたりはなんだかカワセミがいそうな感じ・・・と思ったら、本当にいました。ただし、流石にiPad miniでは撮影は無理。普段使っているコンデジも、ズームの倍率が低いので撮影は厳しいですね。やはり、一眼に大型の望遠レンズか、フィールドスコープにコンデジを直結してコリメート撮影でないと姿を捉えるのは難しいです。

こちらには再びカタクリの群生。駐車場近くまで戻ってきました。


駐車場へ戻る階段の脇には可憐な青い花が咲いていました。何の花でしょうか?

駐車場に到着。1時間半ほどのお散歩でした。
この後、雨が降り出した中を外房方面にドライブ。お腹が空いたので、私が何の気なしにヒョイと車を入れた道端のラーメン屋、よく見ると若干の行列が出来ています。一瞬しまった、と思いましたが、2組6名ほどで10分経たずに中に入れました。結構美味しかったので、後で調べてみたら外房方面ではかなり有名なお店だったようです。女房にまた「リアル仙台四郎」と言われてしまいました。
最近、女房の同僚が千葉県松戸市にある「Zopf(ツォップ」というパン屋さんまで遠征してパンを買ってきたとのことで、お裾分けで頂いたその店のパンとパテを食べる機会がありました。確かに美味しいパンです。平日でも行列が出来ている店で、普通に一時間以上待ちらしいのですが、それも納得の味。女房はここのパンがいたく気に入ってしまったらしく、今度は自分で行って並んで買ってくるとのことです。
あれ?うちの女房って、行列までして買い物できたっけ?私と同じで面倒臭がりなので、とてもじゃないけどそういうことはしない人だと思っていましたが、どうやら美味しいものだけは別なようです。私なんかは行列に並ぶのが大の苦手なので、行列が出来ている美味しい店とガラ空きの美味しくない店が並んでいたら、美味しくないほうの店を選びます(笑)。まあ、今の日本、いくら美味しくないといっても絶対に食べられないようなものを出す店はありませんからね。
ただ、です。何故だかわかりませんが、客が誰もいないような店に私が入ると、いきなりその店に客が入りだすことがよくあります。また、外出先で私が気まぐれに「あ、あの店入ろ!」と言って入った店が、実はその地域でも有名なお店だった・・・というのもよくあります。私の父方は宮城県仙台市の出身(ただし父の兄弟は全員東京近辺に出てきてしまっているので、父の実家は残っていません)なんですが、それもあって女房は私のことを「リアル仙台四郎」と呼びます。え、仙台四郎って何だって?詳しくはこちらをご覧ください。
さて、今回の記事は小ネタ、それもちょっと古い3月29日(日曜日)の話です。岩殿山・百蔵山に登った前回記事の次の日ですね。この日は午後から雨の予報だったんですが、女房も仕事が休みだったので、千葉市の南部にある「泉自然公園」まで家族でお出かけしてきました。

前日の山行の疲れもあったので、かなり遅くまで私は爆睡。午後から雨だというのに、泉自然公園に到着したのはお昼近くでした。この日、東京では全国一早く桜が満開になりましたが、千葉市内はまだ五分咲き以下です。
この公園、北総台地の植生と地形をそのまま利用した自然公園で、最近はカタクリの群生が見られることでも有名です。情報によると、カタクリの方はちょうど見ごろを迎えているとのこと。早速公園内に入ってみましょう。ちなみに公園自体は入場無料ですが、駐車場で一回400円(普通車)取られます。車以外では来るのが難しい場所ですので、事実上の入場料ですね。

おお。駐車場から園内に入ると、いきなりカタクリのオンパレードです。

結構な群生ですね。実は、私は昨年の春に奥多摩の御前山でカタクリを見たのが生まれてはじめてのカタクリだったんですが、御前山でもこれだけ密集して生えている所は見れませんでした。私の探し方が悪かったのかな?
ちなみに今回、いつものニコンのコンデジではなく、iPad miniで撮影しているのでズームが出来ません。ちょっと画像が見難いかと思いますが、ご勘弁を。


こちらもカタクリのオンパレード。実は、寒冷地を好むカタクリ、平地でカタクリを見れるのは千葉市が南限という話です。もちろん、山地でしたら西日本のほうにも沢山ありますが。

カタクリというと思い出すのが高校時代の生物の先生です。この人が大変なカタクリマニアで、千葉市内の野生のカタクリの群生地をいつも探して回っていました。首尾よく見つけたときなんかは、翌日の授業の開始から20分くらいはカタクリ話になってしまいます。もちろん、詳しい場所なんかは絶対に教えてくれないんですけどね。この先生の渾名は当然「カタクリ」。ただ、かなり濃い顔の先生で、サンダーバードのトレーシー一家のお父さん(ジェフ・トレーシー)によく似ていたので「サンダーバード」とも呼ばれていました。その他、指揮者のカラヤンにも似ているということで、「カラヤン」とか。サンダーバードのお父さんやカラヤンが嬉々としてカタクリの話をしているんですから、今思い出してもそのギャップに笑えます。

今いるのはこの地図の下のほうです。一番下の端がが先ほど車を停めた駐車場。ちなみに地図の右下方向が北になります。これから、公園内を時計回りに一周してみようと思います。


こちらにもカタクリの群生がありますね。ちょっと他の草に埋もれていますが。

このような杉林もあります。このあたりは何となく高尾山あたりの雰囲気。ただし、標高は10mもありませんが。

桜の巨木が並ぶ広場に出ました。写っている人は前を歩いていた余所の方です。


桜の開花は今ひとつですね。まだお花見には程遠い感じ。

このあたりは一面緑の苔で覆われています。普通に人が歩いている場所なので、常に踏みつけられている筈ですが、逞しいですね。

この枝垂桜は結構開花が進んでいました。背後に電線が一本、写り込んでしまっているのが邪魔です(笑)。

桜の広場の南側の谷間に下りてきました。このあたりはハス田や池になっています。ハス田の方は「ここ、本当にハスがあるの?」的な状況になってしまっています。

池のほうまでやって来ました。実はこの自然公園内には何羽かのカワセミが住み着いていて、結構姿を見ることが出来るんですが、果たして今日はどうでしょうか?


でも、この池、よーく見ると・・・あたり一面、亀、亀、亀。そこら中で亀が甲羅干しをしています。しかも頬の赤い亀・・・そうです、ミシシッピアカミミガメ、いわゆるミドリガメの成長した姿ですね。いまや厄介な外来種と化していますが、ここの池も既に占領されてしまっています。ここへ来るのは10年ぶりくらいですが、以前はこのようなことはありませんでした。千葉県内ではこのほか、印旛沼に大量のカミツキガメが生息していますが、困ったものです。
しかし・・・カワセミさん、いませんね。以前はこのあたりで何羽か見た記憶があるんですが、アカミミガメに小魚を食われてしまったので他へ移住してしまったんでしょうか?


こちらには何故かガチョウが一羽。でも、手前の地面の上には誰かがえびせんをばら撒いていて、それを食べています。こんな塩分の強いもの、鳥にやったらいかんて~。あれ、何故か美濃弁(笑)。

お。このあたりはなんだかカワセミがいそうな感じ・・・と思ったら、本当にいました。ただし、流石にiPad miniでは撮影は無理。普段使っているコンデジも、ズームの倍率が低いので撮影は厳しいですね。やはり、一眼に大型の望遠レンズか、フィールドスコープにコンデジを直結してコリメート撮影でないと姿を捉えるのは難しいです。

こちらには再びカタクリの群生。駐車場近くまで戻ってきました。


駐車場へ戻る階段の脇には可憐な青い花が咲いていました。何の花でしょうか?

駐車場に到着。1時間半ほどのお散歩でした。
この後、雨が降り出した中を外房方面にドライブ。お腹が空いたので、私が何の気なしにヒョイと車を入れた道端のラーメン屋、よく見ると若干の行列が出来ています。一瞬しまった、と思いましたが、2組6名ほどで10分経たずに中に入れました。結構美味しかったので、後で調べてみたら外房方面ではかなり有名なお店だったようです。女房にまた「リアル仙台四郎」と言われてしまいました。
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