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小金沢連嶺、秀麗富嶽を巡る道。

こんばんは。

先日の記事でちょっと触れた、iPod touch(第5世代)のOS(iOS 8.3)のバグでGPSロガーの位置情報を「山と高原地図」アプリ上に反映できなくなっている問題。実は未だに解決していません。致命的な問題ではないものの、似たような地形のところを延々歩く縦走型の山歩きの際にはちょっと不便です。

Apple関係の情報サイトを調べてみると、4月9日のiOS 8.3のリリース以後、後続のiOS 8.4 Beta1が開発者向けに4月14日にリリースされているようです。このバージョンでは私が陥っている、外部のGPSアクセサリからBluetooth経由でGPSデータを拾えない問題(MFi GPSアクセサリのサポート問題)は解決していないようですが、4月28日リリースのBeta2では解決した模様。現在、5月12日にBeta3が公開されているそうですが、本番のiOS 8.4のリリースは来月始め頃になる予定のようです。

なんでも、次回のiOS 8.4からミュージックアプリのインターフェースが全面的にリニューアルされるらしく、その最後の追い込みにかかっているようです。が、私の場合はiPod touchでミュージックアプリなんか殆ど使いませんから(おいおい・・・笑)、iOS 8.3のバグ修正を8.31のリリースとかで先にキッチリやっておいて欲しいところです。まあ、iOSユーザーの大半はGPS内蔵のiPhoneでしょうから、外部GPSの問題なんかどうでもいい扱いなんでしょうけどね。困ったものです。

さて。今回のお話は、ちょっと遅くなってしまいましたがゴールデンウィーク中の山行記です。ゴールデンウィーク中、最も天気がよい予報が出ていたのは初日の5月2日。前週からこの日をターゲットに山行計画を練っていましたが、予報によると天気がいいだけでなく、かなり気温も上がるようです。昨年のゴールデンウィークは雲取山に登りましたが、暑いとなると雲取山以上の標高のところに行きたい。でも、雲取山だと人出も凄そうです。近場で2,000m超えてて人の少ないところって・・・あ。ありました。大菩薩嶺の南、小金沢山から連なる山々が2,000m前後の標高です。でも、ゴールデンウィークだと流石に人が増えているかも。まあ、それでも大菩薩嶺や雲取山ほどではないでしょうから、ひとつ歩きに行ってみますか。というわけで、昨年、大菩薩嶺から足を延ばした石丸峠まで行って、続きを歩いてみることにしました。

5月2日土曜日、いつものように始発電車で地元駅を出発。御茶ノ水で中央線の各駅停車高尾駅に乗り換え、さらに八王子駅で6時35分発の松本行きに乗り換えます。7時38分、甲斐大和駅に到着。ある程度予想はしていましたが、100人以上の登山客が下車しています。皆さん、殆どが上日川峠行きのバスに乗車するんでしょうか?この先、トイレがありませんので、駅のトイレで用を済ませて駅前に出ます。男と言えど、出来るだけ小キジは避けたいですからね(笑)。

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朝、7時40分過ぎの甲斐大和駅。

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8時10分発の上日川峠行きバスはすでに満杯です。慌てて行列に並びましたが、私の後ろにも凄い勢いで行列が延びて行きます。この後、停車しているバスは発車していきました。この路線、客が多くて臨時便が出る時には満員になり次第発車するんですよね。すぐに2台目のバスが来たので乗り込みます。恐らく、2台目も満員になり次第発車かと思っていたら・・・図星でした。7時45分、私の乗りこんだバスも出発です。

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8時25分、上日川峠の一つ手前、小屋平のバス停に到着。10人ほどが下車しましたが、先行していた第一便のバスから降りた人たちも10人ほどいました。恐らく、半分は大菩薩峠・大菩薩嶺に向かう人たちでしょうから、小金沢連嶺方面に向かうのは後から来る人を含めても20人いないと思われます。

県道を横切るように登山道がついていますが、右手が石丸峠方面、左手が上日川峠方面です。昨年、大菩薩嶺に上ったときは、石丸峠から下りてきてここを横切り、上日川峠方面に向かいました。8時35分、身支度を整え、石丸峠に向かって出発です。

今回の詳細なルート・タイムもいつものようにヤマレコに登録してあります。そちらも併せてご覧ください。

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のっけからちょっと急な道です。この道、こんなに急だったっけ?ウォーミングアップなしにいきなり登り始めると結構きついですね。あっという間に息が上がります。バス停にいたメンバーの中では一番遅く歩き始めたのですが、前を歩いていた人たちにはすぐに引き離されてしまいます。

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林道に到着。ここから右へ200mほど進みます。

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再び登山道の入口。先行していたグループの人たちがここで休憩していたので、何人か追い越しました。

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おお。富士が見えてきました。今年の春は霞が多いですが、それなりに綺麗な姿を見せてくれていますね。一気にテンションが上がります。

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道が緩やかになりました。この先は石丸峠まで緩やかな巻き道が続いています。

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落葉松林に突入。昨年はゴールデンウィークの1週間後くらいに歩いたんでしたっけ?落葉松の新緑が目に染みましたが、今年はまだちょっと早いようです。

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右手の展望が一気に開けました。中央奥に富士山、左にこれから向かう小金沢山、右下には大菩薩湖(上日川ダムの人造湖)が見えます。

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あたりは一面の笹原。石丸峠が見えてきました。陽射しは強めですが、時折冷たい風が笹原の上を吹き抜けて、大変気持ちがよいです。

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石丸峠に到着。最初からへたばっていたので、1時間近くかかってしまいました。

下世話な話で恐縮ですが、実はこの石丸峠、本来の名前は「石マ○峠」だったとか。その昔は大きな、斜めに立った石の柱ががあり、子授けの神様として近隣の女性の信仰を集めていたそうです。各地で金精様とか呼ばれている、アレですな。

この石の柱、いつの頃か折れてしまい(!)、地名のほうも昭和の始め頃に当時の参謀本部陸地測量部(国土地理院の前身)が名前があんまりだ、ということで「石丸峠」に変えてしまったのだそうです。卑しくも帝国軍人たるもの、そのような地名を地図に記載できるか!ということでしょうか。ちなみにここにあった石の一部かどうかはわかりませんが、今でも上日川峠の近くに子授けの神様があるそうです。

この石丸峠で数分間休憩。いよいよ、未踏の小金沢連嶺方面に向かいます。予想通り、ここまで来た人たちの半分くらいは大菩薩嶺方面に向かうようです。

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石丸峠を出てすぐの山道。多少木はありますが、相変わらず陽当たりのよい笹原が続いています。

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牛ノ寝通りへの分岐。ここを左へ進むと、鶴峠を挟んで三頭山の向かいにある奈良倉山までつながっています。さらにその先を尾根伝いに進むと権現山。いずれはこちら方面へも進んでみたいですね。鶴峠まで歩けば、奥多摩方面と大菩薩方面の足跡をつなぐことが出来ます。

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石丸峠から10分も歩かないうちに天狗棚山山頂(1,957m)に到着。ここ、物凄く眺めがいいです。大菩薩峠から石丸峠まで足を延ばしたなら、是非こちらへ立ち寄られることをお勧めします。

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東には奥多摩三山が見えます。中央奥が大岳山、左に御前山、右に三頭山。左手前から右奥に延びている尾根が、先ほど触れた牛ノ寝通りです。

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北には熊沢山。そしてその右奥に見えているのが妙見ノ頭から大菩薩嶺方面だと思います。このあたりの山、どれも北側が樹林帯で南斜面が笹原というのが特徴のようですね。

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南西には秀麗富嶽十二景のNo.1、雁ヶ腹摺山が見えています。このあたりはアプローチが難しいので、歩きに行けるのは大分先になりそうですが。

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こちらは大菩薩湖。その向こうに甲府盆地。薄っすらと見えている低い山は兜山方面でしょうか。そして一番奥には南アルプスの山々。昨年は御嶽山1座で挫折した3,000m級の山々、今年は何座登れるでしょうか。

この天狗棚山山頂で休憩していた、30前後のご夫婦とちょっと会話。ご夫婦とも写真が好きらしく、気合の入った一眼をぶら下げています。何でも、これから米背負峠まで歩かれるとか。私と一緒ですね、とか何とか話をしていたのですが、結局最後まで抜きつ抜かれつすることになりました。

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天狗棚山の山頂からちょっと行った先がまた眺めのよい岩場です。が、岩場自体の写真を撮り忘れました(笑)。こちらの中央が権現山。右手に浅川峠を経て扇山がちょっと見えています。

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こちらは進行方向の小金沢山方面。この天狗棚山、眺めは大変よいのですが、唯一残念なことは小金沢山の陰に隠れて富士が見えないことですね。

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天狗棚山から笹原を下ると、小金沢山との鞍部にあたる狼平です。

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狼平。ここでノンビリしていても気持ちがよさそうなところです。先が長いので、歩みを止めずに通過します。

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小金沢山の北側斜面に入りました。

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やっぱり、大菩薩嶺の北側斜面と雰囲気が似ています。人工林ではありませんが、展望はよくありません。「山と高原地図」にあるとおり、木の根と岩場が多く、笹原の道よりは歩きにくくなります。ただ、倒木はそれほどありませんし、踏み跡を見失うほどわかり難くもありません。雪が積もっていると難しいルートだとは思いますが。

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でも、こういう道も風情があっていいですね。やはり自然林は歩いていて気持ちがいいです。

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あまり綺麗に写っていはいませんが、このあたりは苔のオンパレード。

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小金沢山の手前には鞍部があって、一旦下ります。せっかく登ったのに(笑)。

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ふたたび登り道。小金沢山への最後の登りです。

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道が緩やかになり、多少陽当たりがよくなってきました。なんとなく、北八ヶ岳の蓼科山周辺に感じが似ています。

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小金沢山山頂(2,014m)に到着。秀麗富嶽十二景のNo.2にして最高峰、昨年は標高と年が一致した「標高年の山」でした。ちなみに再来年、2017年は雲取山が標高年の山ですね。雲取山ブームとかが起きそうな気がします。静かなうちに何回か登っておくかな。

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山頂からは、まるで絵に描いたような富士が見えます。今年の富士は雪がなくなるのが早く、大分山肌が見えてきていますね。

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東側を広角で一枚に納めてみました。中央が奥多摩三山、左手のほうは鷹ノ巣山あたりの石尾根です。右奥には権現山、そして手前には牛ノ寝通りから権現山まで連なる尾根が一望できます。私の好きな山々が全部見えます。

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秀麗富嶽十二景の山名標。最近設置されたものなのでしょうか?やたらと綺麗です。

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小金沢山を後にして先へ進みます。小金沢山もやっぱり南側は気持ちのいい笹原が続いていますね。

先ほど天狗棚山でお話したご夫婦、小金沢山までの道のりで追い越されたのですが、ここで再び私が先に出ました。

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このルート、ウットリするくらい気持ちのいい道が続いています。時折冷たい風が吹き抜けて、まるで天然のクーラー。鼻歌で中国民謡の「草原情歌」なんぞを口ずさみながら歩いていました。

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おっと、ここも見晴らしがよいですが・・・。

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富士山がばっちり。ここだけでなく、このルートは随所で富士の絶景が楽しめます。最高です。

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ちょっと木が多くなってきました。

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小さなピークを超えて行きます。このあたりはちょっとの間、樹林帯の中。

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ピークを超えると再び草原の道。しかも、延々続いています。何なんだ、この気持ちのいい道は。どうしてこのルート、こんなに素晴らしいのに人が少ないんでしょうね。間違いなく、奥多摩・高尾から大菩薩方面に連なる山域の中で、最高のルートだと思います。やっぱりアプローチが長めなのがネックなんでしょうか。

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再び緩やかに登って・・・。

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牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂(1,994m)に到着。「うしおくのがんがはらすりやま」と読みます。なんでも、日本で一番長い山の名前だとか。ここも秀麗富嶽十二景、小金沢山と同じNo.2です。この付近には他に「雁ヶ腹摺山」「笹子雁ヶ腹摺山」があり、どれも秀麗富嶽十二景に入っています。雁ヶ腹摺山、というのは山を越えようとした雁が腹をこすり付けてしまう山、という意味らしいのですが、何でそんな名前が付いたんでしょうね?しかもこのあたりに3座も。

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ここの富士も絵に描いたような見え方をしていますが・・・残念なことに若干雲がかかってしまいました。

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山名標はやっぱりピカピカ。この山頂でお昼にしました。先ほど小金沢山にいたご夫婦も追いついてきますが、こちらは例によって5分ほどで食事が終わるので再び先行します。

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牛奥ノ雁ヶ腹摺山の山頂から行く手を望みます。やっぱり気持ちのいい笹原。

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この先、一旦鞍部に下ります。ちなみに小金沢山から牛奥ノ雁ヶ腹摺山、この鞍部を経て川胡桃沢ノ頭、黒岳と2,000m前後の山々が連なっていますが、このグループを総称して「小金沢連嶺」と呼ぶそうです。さらには大菩薩嶺から小金沢連嶺、その南の大蔵高丸から滝子山、または笹子雁ヶ腹摺山に至る山並みを「大菩薩連嶺」、あるいは「甲州アルプス」と呼ぶこともあるとか。

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鞍部まで下りて来ました。かなりの急坂でした。この鞍部、「賽の河原」という名前が付いていますが、別に荒涼としているわけではありません。一見左右に登山道がありそうですが、こから下山できるルートは一切ありません。

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東には奥多摩三山・・・ですが、大岳山は姿が見えなくなってしまいました。

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西には南アルプス。ちなみにこちら側には薄い踏み跡がありますが、登山道ではなく、10分ほど先に水場があるそうです。

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賽の河原からは登り返します。今日はあまり登りがなかったので、いきなりの登り道はちょっと堪えます。

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若干傾斜が緩やかになりました。このあたりで先ほどのご夫婦に追い越されます。

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木々が少なくなって、草原っぽくなってきました。

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川胡桃沢ノ頭(かわくるみさわのかしら)山頂(1,934m)に到着。山頂には風景画を描いている方がいました。邪魔をしないようにそっと後ろを通り過ぎます。

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ここも富士がそれなりに見える場所ですが・・・先ほどよりもさらに雲がかかってしまいました。残念。

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川胡桃沢ノ頭から次の黒岳までのルートは、一転して樹林帯の中。しかも、尾根がかなり痩せ気味です。

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大きな岩もあります。右下の岩との間を抜けて行きます。さらに右側を巻く道もありましたが、そちらを通る必要はありません。

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こちらはちょっと岩場風。ちなみにこのルート、岩場と呼べるレベルのものは一切ありません。

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地味にアップダウンが続いています。このルートでは一番消耗する箇所かもしれませんね。

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左側に分岐。ここが雁ヶ腹摺山、姥子山方面への分岐のようです。

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大峠への指導標は折れて地面においてありました。黒岳と雁ヶ腹摺山の間にある峠が大峠です。

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黒岳山頂<1,987m)に到着。山頂には先ほどのご夫婦がいましたが、ここまでの道で完全に消耗しきったようで、声をかけてもほとんど返事がありませんでした。

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黒岳の先は痩せ尾根の急坂です。このタイプの下りは本日初めてですね。ここまでの山と違い、黒岳は南側斜面も樹林帯に覆われています。遠くから見ると他の山より険しく、黒っぽく見えるから「黒岳」なんでしょうね。

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急坂を下りきると広葉樹林帯に入ります。バイケイソウでしょうか、そこいら中に大ぶりの葉が芽吹いています。なんとなく御前山を思い出させる風景です。

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突然前方の展望が開けました。白谷丸山頂(1,920m)に到着したようです。

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ここがまた絶景。富士がちょっと残念なことになっていますが、天然の展望台です。しかも、左下にはもう一つ天然の展望台があります。登山道は右手のほうへ進んでおり、左下のピークは一旦横道に入らないと行けないようです。が、ちょうど下から登ってきた女性が「あっちもいいですよ~」と強く勧めていたので立ち寄ることにしました。女性に弱い徒骨亭です(笑)。

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ここが「下の展望台」の入口。距離はいくらもありません。

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こちらが「下の展望台」。名前がよくわからないらしく、ヤマレコでは仮称として「白谷小丸」の名前がつけてありました。標高は1,890m。日向山のように真っ白ではありませんが、風化した花崗岩が綺麗な砂になっていますね。そこから黒っぽい岩が突き出していてなかなか風情があります。

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こちらは左が権現山、右が扇山。その手前が百蔵山ですが、百蔵山には甲武信ヶ岳みたいなザレ場があるんですね。初めて気が付きました。

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こちらはちょっと霞がかかっていますが、中央が前週まで、2週続けて歩いていた前道志の山々。その向こうに道志の山並み、そして一番奥が丹沢山塊です。

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こちらは雁ヶ腹摺山。もう目の前に見えています。

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白谷小丸から元のルートに戻ります。すぐに急坂の下り道になりますが、岩と、それが風化したザレ場が続いていてかなり歩き辛いです。山と高原地図上で「白ザレガレ場」となっている箇所のようです。

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途中から虎ロープでルートが変更してあり、右手の笹薮の中を新たに切り開いたと思われるルートに入ります。こちらもかなりの急坂で、さらに崩れるのを防止するために笹の根元の部分が残してあります。皆が踏みつけるので殆どは横倒しになっていますが、それでも場所によっては小さな竹槍を立てたような状態です。万が一転倒すると深傷を負う可能性がありますので、慎重に下ります。

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やっとなだらかなところまで下りてきました。

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湯ノ沢峠に到着。13時55分です。ここで14時を過ぎるようだったらそのままエスケープして天目山温泉方面に下りるつもりでしたが、14時前ですので計画通り米背負峠まで歩くことにしました。

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鹿の防護柵です。かなり厳重です。

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続いてもうひとつ。念が入っていますね。

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「湯の沢峠のお花畑」という場所に出ました。どうも、ここの植生を保護するための厳重なゲートだったようです。まだあたり一面枯れ草で、花はまったくありませんでしたが。

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お花畑の先は小さなピーク。ここが地図上の1,687mのピークのようです。

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先ほど下りてきた白谷丸方面を振り返ると・・・ザレ場が目立ちますね。あのまま下まで降りてくると危険なので笹薮を開いて新道を作っていたようです。

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こちらは進行方向。目の前に聳えているのが大蔵高丸です。ここを登ってしまえば、あとはほとんど登りがないはず。気合を入れて最後の登りにかかります。ちなみに、この大蔵高丸から滝子山までの山並みを「南大菩薩」と呼ぶそうです。

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直登する登山道ではなく、緩やかに登れるように一度西のほうへ大きく巻いています。でも、かなりへたばっていますね。なかなか早くは歩けません。

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道がターンして今度は東に向かって巻き始めました。ここまでくると、山頂まであといくらもありません。

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目の前が開けてきました。

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大蔵高丸山頂(1,781m)に到着。ここは秀麗富嶽十二景、No.3になります。初めて1日で秀麗富嶽を2つ、制覇しました。大分標高が下がってきましたが、まだここでも鷹ノ巣山より標高が高いんですね。山頂では撮影機材一式を持った方が寛いでいました。これから山頂の夕日を狙うそうです。今夜は湯ノ沢峠の避難小屋に泊まる予定だとか。ちなみにこの方、山名標に付けられているQRコードを携帯で撮影していましたが、「圏外なので何の役にも立たないな・・・」とボソッと漏らしていました。この時初めてQRコードが付いていることに気が付きましたが、一体何に使うつもりなんでしょうね。

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ここからの富士は・・・まだ辛うじてお姿を拝めます。

ここで15分ほど休憩。流石に疲れてきています。例のご夫婦が追いついてきましたが、またもや私のほうが先発しました。

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最後の目標、ハマイバ丸に向かいます。

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こっちは塔ノ岳から丹沢山を思わせる道です。ただ、相当に疲れてきているのであまり感動できなくなっています(笑)。

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ここも草原の道。左右には植生を保護するための柵がつけられています。こんなところも丹沢っぽいですね。かなり手を入れているのにマイナーなような気もしますが。

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20分ちょっとでハマイバ丸山頂(1,752m)に到着。山名標は「ハマイバ」になっています。実はこの山頂に到着する直前、ハマイバ丸の山名標を小脇に抱えた方とすれ違ったんですが、どうも山名標をQRコード付きのものと交換していたようです。ここも大蔵高丸とセットで秀麗富嶽十二景、No.3になっています。

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ハマイバ丸は、漢字で書くと「破魔射場丸」なんですね。難読と言うほどではありませんから、カタカナで書く必要もないような気がしますが。

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ここからも富士が見えますが、秀麗富嶽の割には眺めは今ひとつかも。ちなみにこのあたり、メマトイが多くて閉口しました。どうも、メマトイは標高1,600mから1,750mあたりで大量発生しているような気がします。石尾根の鷹ノ巣山周辺は、モロにその範囲内ですよね。

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ハマイバ丸を早々に退散。気持ちのよい道を進みますが、立ち止まるとメマトイが大量に寄ってくるので立ち止まれません。

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ちょっとガレた場所に出ました。ここでもメマトイ軍団多数。この先、ザレた急坂があり、滑るのでかなり下りるのに難儀しました。

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ザレ場の先は広葉樹林帯。

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天下石を通過。何で天下石なんでしょう?

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天下石の先には・・・まさかの登り。見落としていました。地図上、1,626mのピークのようです。

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やっとのことでピークの上まで登りました。この先、お約束の急下り。最後に滑ったりしないよう、かなり慎重に下りました。

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米背負峠(コメショイダル峠、またはコメッショイ峠)に到着~。この時、16時10分。グズグズしないですぐに下山。右手方向、天目山温泉方面へ下ります。

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山と高原地図では「荒れている場合あり」となっていますが、確かに踏み跡がわかり辛いです。沢筋の道なので、尾根みたいに間違った方向へ進むことはありませんが、沢の合流とかが多いので、間違ったところを歩くと先へ進めなくなりそうです。ただし、かなり念入りにテープなどがつけてあるので、それを見ながら歩けば大丈夫です。ただし、テープの色がまちまちなので最初は戸惑いましたが。

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橋・・・のつもり?当然渡れませんので沢を跨ぎます。何の目的で木を渡してあるんでしょうね?

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このあたりは特に踏み跡がわかり辛いですね。例のご夫婦が後方100mくらいのところを歩いているんですが、当然追い越されると思っていたのに追いついてきません。どうも、道がわかりにくいようです。気になるので、時々後ろを見て付いてきていることを確認していました。

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こっちはちゃんとした橋ですが、老朽化していて私みたいな重量物が載ると大きくたわみます。折れないかとヒヤヒヤしました。横木の上に足を置けば大丈夫なんですが、その横木が少ないんですよね。

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杉林の中に入りました。もうそろそろ林道に出る頃ですね。

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大蔵沢大鹿林道に出ました。16時46分、あとは林道歩きで県道218号まで出るだけです。ご夫婦も無事下りてきていましたので、私のほうはここから全速力で下りにかかります。何せ、これから甲斐大和駅まで歩きますからね。このご夫婦、天目山温泉に入ってから帰ると仰っていましたが、姿を見たのがここが最後になりました。

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林道をハイピッチで下りて行きます。舗装道路には強い徒骨亭です(笑)。

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あれ?左へ分岐する道があり、甲斐大和駅への指導標が立っています。実はこの林道、このすぐ先に200mほどのトンネルがあり、照明などが一切ないのでヘッドライト必須だったんですが、ここを左に行けばトンネルを回避でき、なおかつ甲斐大和駅への近道になるみたいです。天目山温泉に寄る場合はトンネルを突破しないと遠回りになってしまいますが。

地形図で確認すると、ここから下の沢近くまで下りたところにもう一本の林道があり、どうやらそこまでショートカットするルートのようです。ちょっと先が読めませんが、こちらに行ってみますか。山梨県の指導標は結構信頼できるみたいですし。

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近道に入ってすぐ、かなり道が荒れ気味だったので「日暮れ間近になって知らない道に入るんじゃなかった」と後悔しかけたのですが、すぐにご覧のような幅の広い登山道になりました。どうも、もともとは作業道だったみたいです。ただ、あまり歩く人がいないのも確かなようで、この先倒木があったりしてちょっと通過が大変でした。

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10分ちょっとで目論見どおり下の林道に出ました。

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数分歩くとすぐにゲートです。

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ゲートの先は県道218号線。かなりの近道になりました。ここからちょっと行ったところに日川渓谷レジャーセンターがあります。レジャーセンター前のバス停で確認すると、18時20分頃に塩山駅行きのバスが通るようですが、ちょっと間が開くので予定通り歩くことにしました。

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県道218号をサクサク歩きます。集落の中に出てきました。

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景徳院前を通過。このあたりが武田勝頼終焉の地です。

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国道20号まで出てきました。この直前、塩山駅行きのバスに追い越されました。

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18時45分、もう暗くなってきていますが、甲斐大和駅に戻ってきました。バスと較べても数分の差しかありませんでした。この後の上りの電車は19時7分高尾行き。荷物を片付けて電車を待ちます。流石にこの時間だと他の登山者はいません。高尾・東京と乗り継いで、21時半過ぎに自宅に戻りました。
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No title

こんばんは、徒骨亭さん!

あらま、小金沢連嶺に行かれたのですね!
実は私、去年の北岳の前の週に、牛奥ノ雁ヶ腹摺山~石丸峠をKちゃんと歩いています…記事はアップしておりません(^^;
あの時は、高所慣らしのため比較的ゆっくりと滞在しました。
本当にいい道です!
また行きたいので、人は少ないままでいいです、ゆっくりしたいから(笑)

それにしても随分と歩きましたね~。
私は1日ではできません(^^;
やっぱり徒骨亭さんは、体力あります!
みんな体力いっぱいあって、いいなぁ~。
私ももうちょっと、どうにかしたいな~(^^;

Re: No title

悠さん、こんばんは♪

おお、既に秀麗富嶽十二景のNo.2は制覇済みでしたか。そう言えば、昨年の北岳の記事の時に、コメントの中で高所順応で登って来たって話が出ていましたね~。あの時は「あれ?そんな山行の記事あったっけ?」と思った記憶があるんですが、実はそれが小金沢山・牛奥ノ雁ヶ腹摺山だったんですね。でも、確かにこのあたりはコンスタントに2,000m前後の標高が続いていますから、高所順応のために使うには最適だと思います。同じくらいの高度だと、あとは乾徳山あたりとか。ただ、あちらは黒金山方面へのルートは藪漕ぎが酷いらしく、奥のほうへ行ってしまうと下山してくるのも大変ですけど。

牛奥ノ雁ヶ腹摺山から回ったというと、すずらん昆虫館前から取り付いたんでしょうか?牛奥ノ雁ヶ腹摺山から北は比較的アプローチがしやすいですが、南側の黒岳、湯ノ沢峠、南大菩薩方面は取り付くのも撤収してくるのも大変です。今回、エスケープポイントを湯ノ沢峠に設定していましたが、車でやって来れる峠とは言え人里から遠く離れています。タクシーを呼ぼうと思っても携帯が全く通じないみたいですよ。私も最悪途中でビバークするつもりで、ツェルトにペグ、張り綱、簡易シュラフに防寒シート数枚、2日分くらいの食料を持ち歩いていました。

でも・・・このルート、やっぱり凄くいい道ですよね!季節を変えて何度でも歩いてみたくなります。ゴールデンウィークであの程度なら、普段は静かな山域だと思いますよ。

No title

徒骨亭さん、こんにちわ。

小金沢連嶺ですか~。本当に大菩薩嶺の雰囲気に似ているお山ですね。見晴らしのいい背の低い笹原の向こうには富士山~。確かに、ウットリする景色ですね~。

富士山の雪解けもすっかり進みましたね。そろそろ富士山に登っている人っているのかな?と調べたら、富士宮口から登られる方がそこそこいらっしゃるみたいです。富士宮か・・・遠いな。。。

ゴールデンウィークの大菩薩嶺周辺は、始発のバスが満杯になる程の人でだったんですね。そう思うと、更に都会に近いお山は酷い混雑ぶりだったでしょう~。

No title

こんばんは♪

小金沢連嶺というんですね。
随所随所で富士山が見えて、すごくいい所ですね。
山頂から見える富士山は、本当に絵に描いたみたいに見えます。
それにしても、随分長いコースですね。
10時間くらい歩かれてます?(^^;)
距離にしたら何キロくらいあるのでしょう?
徒骨亭さん、体力半端ないですね(*^^*)

Re: No title

青レンジャーさん、こんばんは♪

小金沢連嶺、本当にいいですよ~。大菩薩嶺の雷岩から大菩薩峠まで、見晴らしのいい尾根道が続いていますが、あそこから岩場を除いて笹原の連続にしたような感じです。そんなところが延々続いているんです。昨年、大菩薩峠からさらに熊沢山を越えて石丸峠まで来ていたんですが、その先にいい感じの道が連なっているのを見て、歩きたいと言う誘惑を断ち切るのが大変でした。今回、昨年の思いをやっと実現した形です。

このあたりですが、地図で見てもらえばわかるんですが、一度入り込むと戻ってくるのが大変なんです。車でアプローチしていたりすると、どんどん車を置いてある場所から離れてしまいますしね。バスの通っている道まで出ても、奥多摩と違って早い時間に最終が行ってしまうし、皆さん車を置いてから予約してあったタクシーで移動したりとか、かなりあの手この手でルートを考えているようです。なかなか難しいところではありますが、機械があれば是非!歩いてみてください。

富士は5月だとまだ山頂付近はアイスバーンの急斜面でしょうね。3年位前かな、スロバキア人の観光客が金環食を見ようと無謀にもジーンズにスニーカー姿で登ってしまったらしいんですが、一人は日本人の登山者に見つかって救援を呼んでもらえたものの、もう一人は1000mくらい滑落してそのまま宝永噴火口に転落して亡くなっていたそうです。

GWの関東周辺、出来るだけ人の少ないところに行きたかったんですが、今回の選択は大当たり!でした。

Re: No title

mokos619さん、こんばんは♪

甲府のほうまでいらしたことはないかもしれませんが、甲府盆地から見ると東のほうに衝立のように2,000m級の山並みが南北に伸びています。これが大菩薩連嶺。百名山の大菩薩嶺が一番北の端にあります。この大菩薩嶺から南下して、石丸峠を越えると2,000m前後の山があまりアップダウンもなく連なっているんですが、これが小金沢連嶺になります。大菩薩連嶺の一部で、ちょうど中央部にあたる場所ですね。

このあたり、富士山が本当によく見えます。写真では広角レンズで撮影しているせいもあって実際の大きさがわかりにくいんですが、実はかなり大きく見えています。もう富士までそんなに距離のない地域ですからね。mokos619さんは岩倉具視の500円札・・・ってあまり覚えていないかもしれませんが、これの裏にあった富士の絵はこの山域の雁ヶ腹摺山の山頂から撮影した写真を元に描かれていました。とにかく、よく見えるだけじゃなくて形もいいんですよね~。「絵に描いたように」見えるのはそのせいもあるかと思います。

私は足が遅いので、時間をかけている割には移動距離があまりありません。出発地の小屋平バス停から尾根筋を通って再びバスの通っている県道まで戻ってきたところで19キロ半、ゴールの甲斐大和駅までで23キロ半くらいです。トレランななんかやっている方は、35キロとか40キロとかをもっと短い時間で移動してしまいますから、ああいった人たちには敵わないですよね。
プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

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