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上野原トレッキング、まずは要害山から。

こんにちは。

先週末、1月最後の土日となった30日・31日。前週の中頃から天気予報は土日とも雨模様ということでしたので、早々に山行を諦めていました。土曜日は元々歯医者の予約が入っていて、出かけられないのは既定でしたから問題なかったのですが、日曜日は女房も休み。さてどうしたものかと思っていたら、女房が見たい映画があると言い出しました。だったら映画でも観に行くか、と早いうちから決めてあったのですが・・・いざ日曜日になってみたら、若干曇りがちではあるものの、一応は晴れ。しまった、と思いましたが後の祭りです。山の準備もしていなかったし、予定通り映画鑑賞に出かけました。ちなみにチビは友達と遊びに行くと言うことで別行動です。

で、女房の見たい映画が何だったかと言うと・・・竹内結子さん、橋本愛さん主演のホラー映画「残穢(ざんえ)」。私はあまりホラー映画を見ないのですが、原作が「十二国記」シリーズの小野不由美さんということで、それなりに期待できそうなので付き合うことにしました。小野不由美さん、構成力のある作家なので、原作から大きく逸脱しない限りそこそこ面白い作品に仕上がっているんじゃないかと思ったわけです。

で、観終わった感想ですが、詳細はネタバレになるので書きませんが、それなりに面白い映画に仕上がっていたと思います。ただ、一言で言うと「余計な想像」をしてしまった中に恐怖がある、という趣の映画なので、そもそも余計な想像をしないタイプの人だと怖くないどころか全く面白くないかもしれません。あと、残念なのは演出過剰なところが数箇所あった点です。私がホラー映画を見ない理由の一つに、観客を怖がらせよう・・・という制作者の意図が見えてしまうとその時点でシラけてしまうというのがあるんですが、今回の映画もそれが透けて見える演出が数箇所あったのは残念でした。もっとぐっと抑制を効かせた方が恐怖感が倍増すると思うんですけどねぇ。

映画を見てから某サイトの映画評を見てみたんですが、こちらも「怖い、面白い」という評価と「全然怖くない、面白くない」という評価にきっちり二分されていました。面白くないという意見の人の中に、私が邪魔だと思ったシーンを指して「唯一怖かったホラー映画らしいシーン」と評価している人がいて、なるほど、と思ってしまいました。本当に人それぞれですね。

肝心の女房は、映画が終わって明かりがついたときには「ひ~」とか言って硬直状態だったので、「大丈夫、これくらいの話、そこいら中にあるから」と言ってフォローしておきましたが・・・全然フォローになってないですね(笑)。私は原作のほうを無性に読みたくなったので、帰りに本屋で原作本もGETしてきました。一昨日読み終わりましたが、こちらは傑作。映画はかなり原作に忠実に作ってあったみたいですが、私が邪魔だと思ったシーンはすべて、原作にはありませんでした。監督と脚本家による、文字通りの「蛇足」だったようです。



さて。のっけからかなり脱線しましたが、今回は1月16日、土曜日の山行のお話。前回、1月3日の初詣登山でヘロヘロになってしまった反省から、この日は低山で軽めのメニューをこなしましょう・・・ということで検討した結果、思いついたのが上野原周辺で最近整備されてきているトレッキングコースです。

上野原市街は、JR中央線の上野原駅から北西方向へ桂川(相模川)支流の鶴川に沿って伸びていますが、この両岸に500m級の里山がいくつか並んでいます。東岸には市の中心部に近い、南から順番に八重山、能岳、聖武連(しょうむれ)山。西岸には同様に要害山、尾続(おずく)山。これらの山々ですが、近年JR東日本、富士急山梨バスや上野原市民の皆さんが協力してハイキングコースの整備に力を入れており、当ブログからリンクさせていただいている悠さんも昨年1月に能岳・八重山、2月に要害山・尾続山を歩かれています。私もその記事を読んで以来、一度歩いてみたかったのですが、冬枯れで里山を歩きやすい時期というのもあって、今回歩いてみることにしました。

で、問題はこれらのうち、どの山に登るかですが、手始めに要害山から始めてみることにしました。この要害山、戦国時代は相模方面を見張る小山田氏の砦(大倉砦)が置かれていたという話ですし、権現山から連なる権現山稜(正式名称はわかりませんが、こう呼んでいた人がいたので仮にこの名で呼ぶことにします)から南に突き出た支尾根の末端にあたる山でもあるので、権現山稜までのルートを確認してみたいと言うのもありました。

それと、要害山と並んで登ってみたかった山に不老山があります。この山は要害山のさらに西のほうにある800m級の山ですが、前々から一度登ってみたい山でありました。都内から中央道の下りに乗って談合坂SAで一休みすると、下り線SAのほぼ真向かいにポッコリした小山があるのが目に付きますが、これが不老山です。談合坂SAは徒歩だと自由にSAから出入りできるので、車をSAに置いて登りに行く方もいるようです。

問題はこの不老山、要害山と直接尾根で繋がっていないことです。要害山は権現山稜の二本杉山の南に伸びる支尾根の末端、不老山は同じく権現山稜の雨降山から南に伸びる支尾根の末端。仕方がないので、一度権現山稜に登って二本杉山・雨降山を迂回して不老山に向かうことにしました。つまり、500mや800mの山をハシゴするために1,200m近い山を迂回していくというわけですね。なんだか、本末転倒のような(笑)。

それと、今回はダイエットを兼ねてバスを使わずに要害山の登山口まで上野原駅から徒歩、不老山の下山口から四方津駅までも同様に徒歩にしました。まあ、平地の舗装道路歩きなので大してダイエットにはならないですけどね。

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というわけで、1月16日土曜日、地元駅をいつもの始発電車で出発。御茶ノ水で高尾行きに乗り換え、さらに八王子で6時35分発の普通電車松本行きに乗り換え。6時59分、上野原に到着です。

今回のコース・タイムの詳細も、いつものようにヤマレコに登録してあります。そちらも併せてご覧ください。

ホームにあるトイレで用を済ませ、駅前へ。時間が早い上にシーズンオフなので、まだ登山客は一人もいません。ここで身支度をしていると、バス案内所の名物おじさんが声をかけて来ました。
「きょうはどちらまで?」
「要害山のハイキングコース、歩いてみようと思っています。そこから雨降山まで足を伸ばして、不老山経由で下りてくる予定です。」
「だったら、7時23分の新井行きバスがありますよ。新井から要害山登山口まで15分くらいです。」
今日はバスに乗るつもりはなかったので時刻を調べてきていなかったのですが、7時23分のバスがあるなら確実に徒歩より早く現地に着きます。一瞬歩く覚悟が揺らぎかけたのですが、そこはぐっと堪えて、
「・・・ごめんなさい。今日は登山口まであるく心算だったので、歩いていきます。」

本当に御免なさいです。こちらの案内所が山歩きガイドに力をいれているのも、基本はバスの利用者を増やしたいということのはずですから、バスを使わないのは申し訳ない話です。これからもこの界隈のバスは利用させさて戴きますから、今日のところはご勘弁を。名物おじさんも「そうですか」とは言ったものの、ちょっと残念そうです。それでも要害山登山口である鏡渡橋(きょうどばし)バス停までは徒歩だと50分だとか、不老山周辺はまだ指導標の整備に手を付けていなくてちょっと分かりにくいとか、色々と教えていただきました。不老山周辺、これから整備していく予定だそうです。

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身支度を整え、7時15分、出発です。案内所の前に停まっているのが7時23分発の新井行きバス。徒歩で新井方面に向かうには、最初に案内所の左奥の階段を登って斜面の上にある県道まで出ます。

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県道に出て来ました。すぐ近くに中央道上野原ICの入り口がありますが、その前を通って道なりに歩いていきます。

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中央道の上を渡ります。

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さらに1kmほど歩くと、T字路になっていて国道20号線(甲州街道)に突き当たります。ここを左へ折れます。

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こちらが上野原市のメインストリート。上野原駅は、市の中心から外れたところにあります。明治時代に最初に鉄道が通った頃、火の粉で火事になるとかいう理由を付けて鉄道駅を町外れに作ることが多かったそうです。ここもそうかもしれませんが、それとは別に地形的な制約があったのかもしれません。

ここで先程駅前にいた新井行きバスに追い越されました。

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右手に県道33号線が分岐しているので、そちらへ折れます。この県道33号線、ここから鶴川沿いに北上していって、鶴峠をこえて奥多摩湖近くの小菅村まで通じています。

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新井バス停に到着。バスよりは15分遅れくらいのようです。バスを使っても身支度その他で5~10分程度はロスすると思いますから、そう大きな差はないのかもしれません。

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バス停からさらに先へ進みます。行く手に見えているポッコリした山が要害山。要害山には「おっぱい山」の異名もあるそうですが、なるほどこの辺りから見るとそう見えますね。

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こちらは右手に見える八重山・能岳方面。一番左奥が聖武連山かな?

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鶴川を渡ります。このあたりから正面に見えているのは尾続山だと思います。

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8時ちょっと前、鏡渡橋バス停に到着。タヌキの変な影が映ってしまっているのはご勘弁を。ご覧の通り「要害山入口」の指導標があります。ここでちょっと休憩、いい具合に体も温まってきたので、着ていたファイントラックのミッドレイヤーを脱いで長袖シャツ1枚になりました。8時5分、再出発です。

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最初はしばらく集落の中の農道のようなコンクリート舗装の道を歩いていきます。

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道が未舗装になってちょっと行ったところが登山道の入口。一番左は今歩いてきた農道の延長、一番右は神社の入口。真ん中の道を進みます。

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この山、作業道らしい道が一杯あります。指導標が整備される前は道に迷う人が多かったんじゃないかと思います。ここは左に折れます。

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ここも、ちょっと指導標が小さくてわかり辛いですが、右後方に鋭角に折れます。

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山容から予想していた通り、中腹付近はかなりの急斜面です。

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少し傾斜が緩やかになりました。それと、植林を出て広葉樹林に入りました。写真からはわかり辛いですが、ここで道は大きく右に曲がっています。踏み跡ははっきりしていますので、迷うようなことはありません。

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この先で今度は左後方に曲がります。

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そろそろ山頂かな?

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と思ったら、ここは山頂ではなくてさらにもう一段ありました。なるほど、かつて砦があったことが分かるような地形ですね。この段差も人工的に作ったものでしょう。上に見えている木は乳首・・・じゃなくて山頂の目印にもなっている杉の大木です。

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要害山山頂(536m)に到着。山頂には秋葉大権現のお社があります。

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大倉砦を解説した案内ボードがありました。こうやってイラストで描いてくれると砦だったころの地形がよくわかりますね。

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真新しい山名標。

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山頂の周囲は木が多くて展望はあまりよくありません。ただ、結構広いので(砦なんだから当然か)グループや家族連れでやってきてお弁当を広げるには最適かも。

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山頂で10分弱休憩してから先へ進みます。

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日当たりのよい、いい感じの道が続いています。このあたりはまだ砦の上ですね。このあたりで、冬の匂いを久しぶりに嗅ぎました。いや、実は冬の匂いは冬になればいつもしている筈なんですが、もう慣れっこになってしまって何も感じなくなっていたんですね。この日は、ここを歩いていて、久しく忘れていた冬の匂いを思い出すことができました。私は冬に向かう頃に山歩きを始めたので、最初の頃は山へ入る度に冬の匂いを感じていたんですが・・・初心を忘れているな、とちょっと反省。

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ここが砦の端のようです。かなりの急坂で、しかも落ち葉が積もっていて滑りやすいので、用心しながら下ります。

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鞍部まで来ました。ここから右の登下(とっけ)集落、左の大倉集落へ下りることができるようです。

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再び登り。

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小さなピークに出ました。

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再び小さなピーク。このあたり、細かいアップダウンを繰り返しながら道が続いています。

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右手には権現山から用竹方面への尾根筋が見えます。中央ちょっと左の肩の部分がこれから向かう二本杉のあたりだと思います。

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尾根が痩せ気味になって来ました。

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さらに痩せ尾根。いい感じですね。

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痩せ尾根の突端部のピークに到着しました。なかなか私好みのピークです。ここが「風の神様」山頂(540m)。ヤマレコでは「仮称・祠山」になっていましたが、私は「風の神様」の方が好きですね。この岩峰が、波を切る船の舳先のように西風を二手に分けている、そんな感じがしますから。それと、昨年亡くなった水木しげるさんの短編に「風の神」という印象的な作品があり、それも思い出します。

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ピークの先、西側はこのとおりの急斜面ですが・・・やっぱり踏み跡がありますね。指導標が整備される前、まだこの界隈がマイナールートだった頃は、ここを直進してこの斜面を下りてしまって道迷いする方が多かったそうです。

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正しいルートはこちら。風の神様の祠の手前で右に直角に折れ、北側の斜面を下ります。こちらも結構急ですが、ロープがつけられています。

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この風の神様、富士方面の展望が開けていて、この日は若干霞がかかっていたものの、富士が綺麗に見えていました。

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風の神様から北へ下ります。急斜面にロープが張ってありますが、ロープの付いている木があまり頑丈そうではないので、体重をかけるようなことはしないほうがいいと思います。あくまで補助ということで。

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鞍部を過ぎ、ふたたび登り。

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小さなピークを通過。

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ちょっと痩せ気味のところを過ぎると・・・。

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コヤシロ山山頂(600m)に到着。山頂には木のベンチがあります。60代と思われる男性がひとり休憩していましたが、私と入れ違いに御林峠方面に歩いていきました。

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山名標。

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ここも、富士の眺めがいいですね。なんだかこの界隈だけでミニ秀麗富嶽十二景を作れそうな気もします。

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悠さんは昨年2月にお友達のKちゃんとこちらへ来て、ここから右の尾続バス停方面に進みましたが、私は権現山稜へのルート探査のため、左の御林峠方面に進みます。指導標は「用竹」「権現 墓村」となっていますが、どちらかというと「権現」「用竹 墓村」というくくりの方が正しいかも。この先の分岐で権現山方面は左、用竹、墓村方面は右に折れますから。

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しばらくは、日当たりのよいなだらかな道。

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と思ったら、杉林の中に入って急下り。

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下っている途中、何故こんな形に育ったのか悩むような木がありました。奥多摩の、三ツドッケにへ登るヨコスズ尾根にも、同じように不思議な育ち方をした杉の木がありますね。

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その先は再びなだらかな登り。

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分岐に出ました。というより、用竹・墓村方面から御林峠に続くルートに合流した、と言ったほうが正しいでしょう。ここを右に折れると用竹・墓村方面、左に折れると御林峠を経て権現山稜の二本杉方面に向かいます。

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御林峠は先の合流地点からひとつ西側の尾根にあります。一旦北側に切れ込んだ谷筋を経て隣の尾根に向かいます。

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御林峠に到着。ここを右に折れて尾根を登ると二本杉、左に折れて尾根を下ると芦垣・大倉方面。直進すると権現山稜の南斜面の作業道・林道を延々と歩いて、雨降山から下ったところにある和見峠に出ます。単に不老山に行くだけならこちらへ行ってもいいんですが、林道歩きをしても面白くなさそうなのと、権現山稜へのルート確認という目的のために本日はパス。

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御林峠で一休みしたら二本杉へ向かって登り始めます。最初はちょっと急です。

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最初はこんな感じで杉林と広葉樹林の境目の尾根を登っていきます。

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そのうち尾根の西側を巻くようになって道も若干緩やかになります。二本杉は杉林の中のなだらかな山頂の山ですから、そろそろ山頂が近いのが分かります。

このあたりで60代くらいの男性に追い越されましたが、ふと顔を見て「あれぇ?先程コヤシロ山にいた方じゃありませんか?」と思わず訊いてしまいました。そうしたら、やはり先程の方。私より先にこちらに向かった筈なのに、何故後ろから?と思い、それも訊くと、御林峠から作業道を少し先のほうまで歩いて様子を見てきたんだそうです。このあたりの山を歩き回って、知らない道があると歩いてみるんだとか。5分ほど立ち話をして、その方は先に行かれました。健脚ですね。

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見覚えのある指導標が見えてきました。二本杉に到着、1年ぶりです。ここで用竹から権現山へ続く道に合流します。昨年1月に歩いた道です。これで上野原駅から大菩薩嶺まで足跡を繋ぐ事ができました。二本杉山頂(908m)はここからさらに登ったところの杉林の中なんですが、登山道は山頂を通っていません。

ここで、お腹が空いてきたので短い食事休憩にしました。日陰なので、歩いていないとシャツ1枚ではかなり寒いです。でも、ザックからジャケットを引っ張り出すのが面倒くさいので上に羽織ったりしませんが(笑)。

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休憩後、雨降山方面に向けて再出発。休憩中、誰一人ここを通りませんでした。昨年もそうでしたが、用竹から雨降山の間は本当に歩く人が少ないですね。

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しばらくの間、杉の植林が続いています。右手側、尾根の北側斜面は自然林なので、冬枯れた木々の間から並行して走っている笹尾根が見えています。

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緩やかな道が続いていましたが、傾斜が急になって来ました。このあたりは寺ノ入山の手前になります。

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登りきったところが寺ノ入山山頂(1,028m)。前回はこの小さな山名標には気が付かずに通過してしまったような気がします。ピークと言うより、尾根の突端部といった感じの山頂です。

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寺ノ入山から先は再び緩やかな植林。

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再び急になって来ました。いよいよ雨降山が近づいて来ました。この手前で2組、5人ほどのMTB乗りの人たちとすれ違いました。この日誰かと会ったのは、先程のコヤシロ山と二本杉への登り道でお目にかかった方以来です。2組目の人たちとちょっとお話をしましたが、この日は浅川のバス停から登ってきて、用竹まで下っていくそうです。もちろん権現山までの急坂はMTBを担いで登ってきて、山頂を一旦巻いて大ムレ権現のところにMTBをデポ。山頂まで徒歩で往復してからMTBに乗って一気に下ってきたそうです。

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前夜あたり、霰が少し降ったみたいですね。まだ溶けずに落ち葉の上に積もっていました。

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急坂を登りきると明るい広葉樹林に入ります。気持ちのいい道ですが、残念なことに雨降山の山頂周辺は植林なので、もう一度暗い杉林に入ることになります。

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言っているそばから行く手に杉林。

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再び杉林の中を歩いていきます。

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杉林の中を10分弱歩くと雨降山山頂(1,177m)に到着。山頂には中継塔が何基か建っているので、登山道は北側を巻いています。

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初戸(はど)バス停からの玄房尾根ルート(右手方向)と合流。昨年11月にはそちらから登って来ました。ここへ来るのは通算で3度目です。一応、ここが雨降山の山頂ということになっていて、指導標の柱には「雨降山」の表記があります。

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来た方向からすると左手、南方向に入り込む小径があり、「観測所」の表示が出ています。ちょっとそちらに進んでみました。画像で奥に伸びている道は、今私が歩いてきた用竹方面からの道です。

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中継施設の裏側に出ました。このあたりが実際の山頂かな?小径はさらに奥に続いていますが、きりがないのでこのあたりまでにします。

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上の画像からちょっと右手(南方向)に入ったところが展望台っぽくなっていましたが、ご覧の通り眺めはよくありません。中央奥に見えているのは扇山です。

再び登山道に戻り、権現山方面に向けて歩きます。ここで2人ほど、他の登山者の方に会いました。雨降山を越えると途端に人が増えますね。

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この右手のピークが「すみれの丘」かな?5月初旬頃にはすみれの群生が見られるそうです。昨年5月、来ようと思っていながら来そびれてしまいました。

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和見分岐に到着。ここでも、権現山から下ってきたと思われる登山者の方がさらに2人。

今日はここから左に折れて不老山方面へ下ります。ここから権現山まで40分足らずでいけますが、権現山まで往復するとちょっと時間的にタイトになってしまいます。それと、こっちに戻ってくるのが面倒になってしまう恐れもあったので、予定通りここから下ることにしました。ここで10分ほど小休止。

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休憩後に気が付いたんですが、権現山への道には注連縄っぽいのが付けられています。やっぱり、山全体が神域のようですね。取り敢えずここからお参り。

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これがすみれの丘への入口。

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これが棚頭・不老山方面へ下る道の入口です。こちらへ進みます。

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最初は雨降山の南西斜面を斜めに下っていきます。道が細く、右手は急斜面なので足を滑らせないように注意して下ります。

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落ち葉がかなり積もっているので、踏み抜いたりしないように気をつけながら下りていきます。ちなみにこのあたりで左側の急斜面を下りてくるプラスチック製の階段があって何だろう?と思っていたんですが、どうやら雨降山からの近道だったようです。先程の中継施設裏の道のどこから下りてこられるようなんですが、詳しいことはわかりません。

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雨降山から南に伸びている尾根に乗ると、今度は尾根上をどんどん下っていきます。このルート、登りで使うとかなりの急登ですね。

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下りきったところが和見峠。左に分岐する道がありますが、事実上廃道となっているみたいです。

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和見峠から尾根上を進んで行くと、やがて左側に下り始め、尾根を横切る林道に出ました。林道を通すときに尾根に作った切り通しの分、高度を下げています。

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林道を渡ると反対側でまた尾根上まで登ります。流石に疲れて登り道がきつくなって来ました(笑)。

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尾根上に戻ると、切り通し越しに今下りてきた雨降山がよく見えます。なるほど、ここから見ても急坂だったのがよくわかります。

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ゴウド山の西側を巻いているあたり。山頂まで登れなくはなさそうですけどね。

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高指山・不老山方面への分岐に出ました。このまま直進すると棚頭の集落まで下ってしまうので、ここを左折します。

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高指山までは、あまり標高差のないなだらかな道が続いています。

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途中、ちょっと藪っぽい箇所。夏場とかはどうなるんでしょうね?ちなみに、道を見失うほどではありません。

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高指山の手前まで来ると、道は若干登り気味になります。緩やかですが、そろそろ疲れてきているのでペースが大きく落ちます。

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こんな感じの登り道がしばらく続きます。山頂はもうすぐ。

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14時10分、高指山山頂(911m)に到着。山頂はほとんど展望がありません。ここで10分休憩。

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休憩後、不老山に向けて出発。確かにこのあたりは指導標の整備がまだ進んでいないようです。山名標だけは新しいのですが、山頂には倒れかかった古い指導標の他、このような小さな指導標しかありません。実はここは南の不老山方面への道と西の瀬淵山方面への道の分岐になっているんですが、瀬淵山方面は表示が全くありませんでした。

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一旦下っていきます。

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その次は登り。アップダウンを何回か繰り返すので、疲れた体には堪えます。そろそろ歩くのが嫌になってきた(笑)。

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またまた下ります。

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そして長い登り。そろそろ不老山かな?

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14時42分、本日最後のピーク、不老山山頂(839m)に到着。

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この山頂は南東方面に大きく展望が開けています。左奥は上野原の市街地ですね。その先は相模原市方面。眼下には中央道が走っており、中央右下あたりには中央道の談合坂SAが見えます。これは下り車線側のSAですね。ご存知の方も多いと思いますが、談合坂SAは上り車線と下り車線では2kmほど離れています。

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談合坂SA付近をズーム。写真ではちょっと分かり難いかもしれませんが、不老山の南側はかなりの急斜面なので、見下ろすと結構な高度感があります。疲れた体だと「いまからあそこまで下りるのか」とゲンナリする感じ。画面上のほうに見えるのは、四方津駅の北側の山の上に広がる住宅地、「コモアしおつ」です。今日はこれからこの向こうまで歩くわけですね。

ちなみにコモアしおつ、すぐに名前を忘れてしまって、無理に思い出そうとすると「コモエスタしおつ」だの「コモドールしおつ」だの、何だかわけのわからない単語ばかり出てきます(笑)。

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山頂を後にして下ります。山頂から南西方向へ伸びている尾根上を下りていきますが、全体的に歩きやすい、割と緩やかな下りが続いています。登りに使っても楽そうです。

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1箇所、倒木がそのままになっているところがありました。あまり手入れはされていないようです。これは倒木を乗り越えてから振り返ってみたところ。

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右側が開けて、お社が見えてきました。金比羅大権現に着いたようです。讃岐の金比羅さんの門前町で幼い頃を過ごしたせいか、金比羅神社の類があるとやはりホッとします。ここは、お社の裏が展望台になっているようです。

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展望台からの眺め。惜しいことに、あまり眺めはよくありません。晴れていれば富士が見えそうなところですが、今日は霞んでしまって何も見えません。

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金比羅大権現にここまでの無事のお礼と、最後の行程の安全を祈願。地元の方がこまめに手入れされているようで、お社も真新しいものに更新されています。

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金比羅大権現から先は参道なので、さらに歩きやすくなります。

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ちょっと悩んでしまった古い指導標。なんて書いてあるのか、咄嗟に読めませんよね。左が「中風呂」、右が「西不老」のようです。不老下バス停方面がどちらなのか一瞬戸惑ったのですが、よく見ると「不老下バス停」という小さな指導標が打ちつけてありました。

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コンクリート舗装された道路にでました。このあたりは地元の方々の墓地のようです。あまり日が暮れてから下りて来たくないかも。

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アスファルト舗装された道路に出たら、左に鋭角ターン。左上から来ているのが、今歩いてきた道です。

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集落の中を結構歩きます。ようやく、下に県道が見えてきました。この県道、左後方に進むと上野原方面、橋を渡って左奥へ進むと談合坂SAの脇を通って四方津方面です。

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県道に出ました。道の反対側、右手のほうにバス停とバスの転回所があります。

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四方津駅まで歩くつもりですが、時刻表を見ると・・・次は16時13分。現在、15時48分。ちょうどいい頃合ですが、やっぱり歩きます(笑)。

バス停から四方津方面に進みます。途中、iPod touchのバッテリーが切れかかったので、ザックから予備のリチウムバッテリーを出して繋いだりしていて10分ほどロス。長らく使ってきたiPod touchですが、12月に充電ケーブルを繋がずに1週間ほど放置して完全放電させてしまい、内蔵リチウム電池にダメージを与えてしまったようです。それ以前は1日使ってもバッテリーが半分も減ることはなかったのですが、現在では夕方には切れかかるようになりました。そろそろ買い替え時かも。もう3年以上使っています。

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突き当たりに出ました。ここは昔の甲州街道のようですね。現在の甲州街道(国道20号)は四方津の山並みを越えたJR中央線沿いを走っていますが、旧甲州街道がこんなに北のほうを通っていたとは知りませんでした。

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ちょっと行ったお寺のところで左折して中央道をくぐります。このお寺も旧街道筋にふさわしい、堂々とした構えのお寺です。

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中央道の先はちょっと変則的な十字路。四方津は正面奥なので、方向的には直進なんですが、この道は直進するとすぐに左に曲がってあさっての方向に進んでしまいます。正解はここで右折。ちなみに、ここを左折すると談合坂SAの裏手に出るようです。

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右折するとこんな感じで立体交差しています。

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もう夕暮れ時です。これは恐らく左が倉岳山、右が高畑山ですね。

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25分ほど歩くと大野貯水池に着きました。ここから国道20号との合流点まで1.8kmだそうです。合流点のすぐ脇がJR四方津駅なので、駅まで1.8kmということですね。私の舗装道路の歩行速度はほぼ時速6kmなんですが、1kmだと10分。すなわち、1.8kmなら18分ということになります。

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ちょっと大野貯水池に寄ってみました。ここは冬鳥の飛来地のようですが、近くに全く鳥がいないので何が飛来しているのかよく分かりません。

この後、再び道路に戻って四方津駅に歩き始めました。このとき16時42分。計算では17時ジャストに国道20号に出るはずです。

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四方津までの間にまさかの上り勾配。疲れていますし、ちょっとペースが落ちます。17時ちょうどには着けないかな?

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17時2分、国道20号に合流。予定より2分遅れです。やはり疲れていますね。合流点の先の横断歩道を渡ると四方津駅です。

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17時4分、四方津駅に到着。上野原周辺で軽くハイキング・・・のつもりだったんですが、今日もガッツリ歩いてしまいました。本日の総歩行距離、23.4km。ただし、舗装道路歩きが長いので、山道ばかりの20km越えに較べれば遥かに楽です。この後、17時20分頃の高尾行きで高尾、さらに高尾から中央線の特別快速に乗り換え、東京駅経由で帰宅しました。

そうそう、高尾駅ではいつも通り、ホームの立ち食い蕎麦屋さんでカレーライスをかきこんでいます。
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No title

続けてこんばんは!

上野原の要害山に行かれたのですね!
それにしても、陽だまりハイキングどころの話ではないようですが(^^;
私とKちゃんは、減量の為のハードなトレーニングはしてませんよ~!e-330

徒骨亭さんの山行は、コンプリート系の感じがしますね。
一つ一つを積み重ねて、大作に仕上げていく感じ??
私は雑食系かな、気分で決めますから(笑)
その時一番心が惹かれる山域に、行くようにしています。
呼ばれて行く感じかな、本当に呼んでくれているかはわからないけど(苦笑)

自然の中で感じる感覚は一人でないとじっくり味わえないので、人が多い山域を避ける傾向がありますが、あまりにも人に会わないのも怖いので、こういう山行を見ると正直男性が羨ましいです。
ホント、自然や熊よりも、生きた人間の方がはるかに怖いです(^^;

Re: No title

悠さん、おはようございます♪
昨日の朝書ききれなかったお返事、昨夜中に書こうと思っていたのにまたもや寝落ち。引き続き朝の慌しい時間に書いています(笑)。

最初は本当に上野原周辺の陽だまりハイクで済ませようと思っていたんですが、コースを検討しているうちに「要害山・尾続山から能岳・八重山連続走破していみようか」「いやいや、コヤシロ山からの権現山ルートも気になるぞ」なんてエスカレートし始めて、結局ご覧のような結果となりました。以前からそうなんですが、折角交通費を使って現地まで行くんだから、たっぷり歩きまわらなければ損、というしみったれた根性が長丁場に繋がっているみたいです(笑)。

コンプリート系というか・・・以前は「奥多摩の登山道を歩き尽くす」、という動機でコースなんかを決めていましたが、最近はまだ歩いていない奥多摩エリアの登山道が少なくなってしまったので、「関東平野と甲府盆地の間を歩き尽くす」にシフトしてきました。エリア的には秩父山地南部、と言ったところでしょうか。流石にこっちはまだまだ長い年月がかかりそうです。ただ、その時々にどこを歩くかはやっぱり「山が呼んでいる」で決めていますよ。コース取りのときに既に歩いたルートとどう繋げるかを考えるくらいです。

権現山周辺は昨年から重点的に歩いてきましたけど、本当に人が少ないですね。人がいるのは雨降山から浅川峠の間くらい。このエリア以外では、丸一日誰にも会わないくらいに人が少ないです。確かに女性の一人歩きはお勧めできないのですが、Kちゃんとかはハード系の山行にはあまり付き合ってくれないんでしょうか?
プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

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