久し振りの山歩きは両神山。
あけましておめでとうございます。
ついに新しい年が始まってしまいましたが、このブログは相変らず記事の執筆が遅れて、何ヶ月も前からの課題が溜まってしまっています。本当は年を越す前に2016年の山行記事をすべてアップしてしまいたかったんですが、これまで遅れているものがいきなり劇的に改善するわけもなく、正月休みに入っても出勤して仕事の残りを片付けていたりで全然新しい記事が書けていません。というわけで、今更ながら昨年9月分の話になります(笑)。
前回アップした山行記事は昨年8月7日の黒斑山の話でしたが、実はその後2ヶ月近く、仕事が多忙なことと天候不順が重なって山歩きができないでいました。今回の話はその後の昨年9月25日日曜日、久し振りの山行となった奥秩父・両神山の記録です。
今回の両神山、実はお誘いがあって便乗させていただいたものなのですが、山行の1週間ほど前、お馴染みアルパインベルさんのトレッキングミーティングのメンバーであるポンキチさんからLINEで連絡が入りました。やはりトレッキングミーティングのメンバーであるKさんが、両神山への山行を計画しているので一緒に行かないか、というお話です。
私は両神山は未踏ですし、アクセスが良くないところなのでなかなか手が出せないでいましたが、今回は西武秩父駅に早朝集合、Kさんが車で駅前まで来ているのでそれに皆で便乗して登山口に向かうという計画です。使うルートは有料の登山道として知られる白井差新道。両神山自体もそうですが、白井差新道もこういう機会がないとなかなか利用することもないだろうと思い、参加させてもらうことにしました。忙しかった仕事も、この頃には一段落着いていましたし。
当日、Kさん以外の参加メンバー4名が全員千葉在住(但し路線はバラバラ)と言うことで、まずは池袋駅に集合、それから特急レッドアローで西武秩父駅に向かうことになりました。ちなみにKさん以外のメンバーは、昨年雲取山に登った面々。ポンキチさん、TOMOさん、Chiemiさん、それに私です。

というわけで、昨年9月25日日曜日、地元駅を朝5時過ぎの総武線快速電車で出発。この後、東京駅で地下鉄丸の内線に乗り換え、池袋を目指します。

西武池袋駅改札前。6時過ぎには着いてしまいました。乗る予定のレッドアローは6時50分発なので、当然まだ誰も来ていません。そのうちポンキチさんが到着、さらにTOMOさん・Chiemiさんが到着してメンバーが出揃いました。

特急レッドアローに乗車。3年前、山歩きを始めて間もない頃に飯能から帰ってくるときに使ったことがありますが、その時がはじめての利用でした。今回は2回目になります。千葉県民は、山でも登らない限り本当に西武線に縁がないですよね。

8時過ぎ、西武秩父駅に到着。既に駅前は観光客や登山客でごった返しています。この後、駅前まで来ていたKさんの車に乗車。ちなみにKさんは多摩地区在住です。羨ましいですよね。

山道を1時間ほど走って白井差新道登山口に到着。まずはこのルートを管理している山中さんのお宅(この場所のすぐ左側)にお邪魔して車を停める場所を確認します。駐車場はここだけではなく、手前のほうにも用意してあるそうですが、この日は登山口に近い、この奥の駐車場に停めることができました。本日車を停めているのは6組くらいかな?団体さんがマイクロバスで乗り付けてくることもあるそうです。

山中さんのお宅の猫。ちょっと警戒していますね~。すぐに姿が見えなくなりました。
今回のルートとタイムの詳細もヤマレコに登録してあります。そちらもあわせてご覧ください。

出発準備後、山中さんの奥様から防水ケースに入った地図を受け取り(これが入山証の替わり)ルートの状況について説明を受けます。それによると、この前の週まで台風などが続けてやってきていて天気の良くない日が続いていたのですが、その影響で途中の木橋が滑りやすくなっているそうです。また、若干損傷した箇所はすでに修復済みとのこと。後でわかるのですが、ここで受けた説明が非常に的確でした。なお、一人1,000円の入山料ですが、登山開始時ではなく、下山後、地図を返却するときに支払うのだそうです。そのようなこともあって、このルートを利用する際はピストンのみ可能となっています。
9時30分過ぎ、登山開始です。

最初は林道のような道をしばらく歩きます。

10分足らずで登山道の入口に到着。

沢沿いの道を歩いていきます。傾斜はなだらかで歩き易い道です。

木橋がありました。なるほど水をタップリ含んでいて、ちょっと滑りやすくなっていますが、気をつけて歩けばどうと言う事はありません。

滝の横に出ました。「昇竜ノ滝」です。

なかなか立派な滝ですね。落差は10mちょっとでしょうか。



滝の先も沢沿いの道が続いています。木橋や桟道が何箇所かあって、一見足元が悪そうに見えますが実はしっかりしています。出発前の説明にあった、「滑りやすい」ということさえ気をつければ全く問題ありません。

このあたりは沢登りみたいですね。

沢から離れたり、また沢沿いになったりしながら道が続いています。

行く手に大きな岩があり、沢自体が大きくこれを巻いています。

またもや木橋。

最初のなだらかな道が、だんだん険しくなって来ました。

こちらは岩に地層がはっきり見えていますね。このたりはいわゆる「秩父帯」のど真ん中なので、ジュラ紀に太平洋の海底に積もったマリンスノーが、長い時間をかけてこのような模様を作り出しているのだと思います。

「オオドリ河原」に到着。ここから先は川を離れ、左手の尾根上に上がります。このあたりから急に傾斜がきつくなります。


尾根に乗り上げました。この先、しばらくの区間が「水晶坂」。
しかし、情けないことに山歩きをしばらくサボっていたので完全に体が鈍っています。息が上がってペースがどんどん落ちていきます。このあたりから、他の皆さんには先に進んでもらい、後からゆっくり歩き始めました。とりあえず1本道のピストンなので、他の方が引き返してきて出会ったところで私も引き返すことにしました。


水晶坂を越えると、両神山の南に延びる梵天尾根の東側斜面を九十九折れに登っていくようになります。道は結構急です。

途中、ちょっと緩やかになったところが「ブナ平」。

ブナ平の先は再び急斜面の九十九折。

木々の向こうに北側の尾根が見えます。両神神社ルートの富士見坂のあたりだと思います。


尾根の天辺が近いのか、斜面が少し緩やかになって来ました。

おっと、トリカブトの群生です。

道は折り返し、北向きに進み始めます。さらに緩やかになっています。

尾根上に乗り上げました。実はこのちょっと手前あたりで前方からポンキチさんの声が聞こえてきていました。雲取山のときもそうでしたが、ポンキチさんの声は山の中では非常によく通ります。やっぱり間に合わなかったか、とこの時点で山頂は諦めました。とりあえず、先行しているメンバーに出会うところまでは進みます。

尾根に乗り上げた箇所からは、木々の間に奥多摩の山々が見えています。これは雲取山と芋ノ木ドッケですね。


梵天尾根沿いに山頂方向に進みましたが、なかなか先行しているメンバーと出会いません。ようやく出会った箇所は両神神社からの一般登山道との合流点。ここから引き返そうかと思ったんですが、意外にも山頂はもうすぐ目の前だそうです。山頂が狭くて昼食が取れず、先ほどの梵天尾根に乗り上げたあたりで昼食を取ろうと引き返してきたとのことで、とりあえず私も山頂まで行ってくることにしました。


山頂まではちょっと岩の多い道がつづいています。

山頂直下の鎖場が始まりました。

ここを登りきると山頂です。人が多いと通行が大変そうな場所ですね。

両神山(剣ヶ峰)山頂(1,723m)に到着。誰もいない瞬間を狙ったつもりでしたが、帰ってみてから写真を確認したら左端に他の方が写り込んでいました。

山頂から、奥多摩方面の山々。

こちらは奥秩父の山々。


山頂の北側、八丁尾根方面。岩場のアップダウンが激しくて通過が大変らしいですが、ここから見ても容易に歩けそうもないことがよくわかります。

奥秩父、甲武信ヶ岳方面。雲がかかってしまっています。左端が破風山あたりじゃないかと思います。

南方向には富士山の姿。山頂付近に雲がかかってしまっていて、ちょっと残念な姿です。

こちらは先ほども見えていた雲取山と芋ノ木ドッケ。右側が雲取山です。

こちらは飛龍山・・・かと思っていたんですが、見えているのは飛龍山の北側にある和名倉山(白石山)で、飛龍山はその背後に隠れてしまっているようです。和名倉山もアクセスが難しい山ですよね。

こちらは奥多摩・長沢背稜。中央の尖った峰が日向谷ノ頭じゃないかと思います。で、その右側が酉谷山。今年はここも再訪してみたいですね。

そうそう、両神山は百名山でした。これで百名山は幾つ目だっけ?南関東の低山専門だと百名山が全然増えませんね(笑)。
一通り撮影が終わったので他のメンバーが食事をしている梵天尾根へ乗り上げた地点まで引き返します。

先ほど通った、梵天尾根との分岐点。梵天尾根側にはトラロープが貼ってあります。

他のメンバーと合流しました。私はとりあえず寝そべって木漏れ日を撮影。

昼食を終え、一息ついたところで下山開始です。

下山途中で鍬を持った方と一緒になったのですが・・・実はこの方がこの登山道を所有、管理している山中さんです。この後話をしながら一緒に下山したのですが、多いときは1日に自宅から山頂付近まで3往復することもあるそうです。その他、登山道整備の裏話も色々と伺ったんですが、私のほうでここに書くわけにはいきません。このルートを使うと高確率で遭遇すると思いますので、是非ご本人に聞いてみてください(笑)。

こちらは土管に見えますが、実はオオドリ河原付近に散らばっている炭焼窯の煙突の残骸です。

途中でちょっと一休み。この先、沢沿いの道になりますが、私は山中さんから川の中の岩魚の見つけ方を教わりながら下りたので、再び他のメンバーから置いてきぼりを食らいました(笑)。岩魚も慣れないとどこにいるのか全然わかりませんが、「あそこにいる」と教えてもらうのを繰り返していると、そのうちに何となく分かるようになってきますね。

登山道の終点。皆さん、待ってくれています。

林道を歩き、駐車場まで戻ってきました。ここで山中さんの奥様に地図を返却して入山料を支払いました。その際に・・・。

これ。いつもあるわけではなく、在庫があるときだけ、らしいのですが、両神山の山バッチを戴きました。あれだけ登山道を整備してあって、しかも山バッチまで貰ってしまうと、1,000円の入山料だと赤字にならないかこっちが心配になってしまいます。
この後、再び西武秩父駅までKさんの車で戻り、レッドアローで池袋まで戻りました。
ついに新しい年が始まってしまいましたが、このブログは相変らず記事の執筆が遅れて、何ヶ月も前からの課題が溜まってしまっています。本当は年を越す前に2016年の山行記事をすべてアップしてしまいたかったんですが、これまで遅れているものがいきなり劇的に改善するわけもなく、正月休みに入っても出勤して仕事の残りを片付けていたりで全然新しい記事が書けていません。というわけで、今更ながら昨年9月分の話になります(笑)。
前回アップした山行記事は昨年8月7日の黒斑山の話でしたが、実はその後2ヶ月近く、仕事が多忙なことと天候不順が重なって山歩きができないでいました。今回の話はその後の昨年9月25日日曜日、久し振りの山行となった奥秩父・両神山の記録です。
今回の両神山、実はお誘いがあって便乗させていただいたものなのですが、山行の1週間ほど前、お馴染みアルパインベルさんのトレッキングミーティングのメンバーであるポンキチさんからLINEで連絡が入りました。やはりトレッキングミーティングのメンバーであるKさんが、両神山への山行を計画しているので一緒に行かないか、というお話です。
私は両神山は未踏ですし、アクセスが良くないところなのでなかなか手が出せないでいましたが、今回は西武秩父駅に早朝集合、Kさんが車で駅前まで来ているのでそれに皆で便乗して登山口に向かうという計画です。使うルートは有料の登山道として知られる白井差新道。両神山自体もそうですが、白井差新道もこういう機会がないとなかなか利用することもないだろうと思い、参加させてもらうことにしました。忙しかった仕事も、この頃には一段落着いていましたし。
当日、Kさん以外の参加メンバー4名が全員千葉在住(但し路線はバラバラ)と言うことで、まずは池袋駅に集合、それから特急レッドアローで西武秩父駅に向かうことになりました。ちなみにKさん以外のメンバーは、昨年雲取山に登った面々。ポンキチさん、TOMOさん、Chiemiさん、それに私です。

というわけで、昨年9月25日日曜日、地元駅を朝5時過ぎの総武線快速電車で出発。この後、東京駅で地下鉄丸の内線に乗り換え、池袋を目指します。

西武池袋駅改札前。6時過ぎには着いてしまいました。乗る予定のレッドアローは6時50分発なので、当然まだ誰も来ていません。そのうちポンキチさんが到着、さらにTOMOさん・Chiemiさんが到着してメンバーが出揃いました。

特急レッドアローに乗車。3年前、山歩きを始めて間もない頃に飯能から帰ってくるときに使ったことがありますが、その時がはじめての利用でした。今回は2回目になります。千葉県民は、山でも登らない限り本当に西武線に縁がないですよね。

8時過ぎ、西武秩父駅に到着。既に駅前は観光客や登山客でごった返しています。この後、駅前まで来ていたKさんの車に乗車。ちなみにKさんは多摩地区在住です。羨ましいですよね。

山道を1時間ほど走って白井差新道登山口に到着。まずはこのルートを管理している山中さんのお宅(この場所のすぐ左側)にお邪魔して車を停める場所を確認します。駐車場はここだけではなく、手前のほうにも用意してあるそうですが、この日は登山口に近い、この奥の駐車場に停めることができました。本日車を停めているのは6組くらいかな?団体さんがマイクロバスで乗り付けてくることもあるそうです。

山中さんのお宅の猫。ちょっと警戒していますね~。すぐに姿が見えなくなりました。
今回のルートとタイムの詳細もヤマレコに登録してあります。そちらもあわせてご覧ください。

出発準備後、山中さんの奥様から防水ケースに入った地図を受け取り(これが入山証の替わり)ルートの状況について説明を受けます。それによると、この前の週まで台風などが続けてやってきていて天気の良くない日が続いていたのですが、その影響で途中の木橋が滑りやすくなっているそうです。また、若干損傷した箇所はすでに修復済みとのこと。後でわかるのですが、ここで受けた説明が非常に的確でした。なお、一人1,000円の入山料ですが、登山開始時ではなく、下山後、地図を返却するときに支払うのだそうです。そのようなこともあって、このルートを利用する際はピストンのみ可能となっています。
9時30分過ぎ、登山開始です。

最初は林道のような道をしばらく歩きます。

10分足らずで登山道の入口に到着。

沢沿いの道を歩いていきます。傾斜はなだらかで歩き易い道です。

木橋がありました。なるほど水をタップリ含んでいて、ちょっと滑りやすくなっていますが、気をつけて歩けばどうと言う事はありません。

滝の横に出ました。「昇竜ノ滝」です。

なかなか立派な滝ですね。落差は10mちょっとでしょうか。



滝の先も沢沿いの道が続いています。木橋や桟道が何箇所かあって、一見足元が悪そうに見えますが実はしっかりしています。出発前の説明にあった、「滑りやすい」ということさえ気をつければ全く問題ありません。

このあたりは沢登りみたいですね。

沢から離れたり、また沢沿いになったりしながら道が続いています。

行く手に大きな岩があり、沢自体が大きくこれを巻いています。

またもや木橋。

最初のなだらかな道が、だんだん険しくなって来ました。

こちらは岩に地層がはっきり見えていますね。このたりはいわゆる「秩父帯」のど真ん中なので、ジュラ紀に太平洋の海底に積もったマリンスノーが、長い時間をかけてこのような模様を作り出しているのだと思います。

「オオドリ河原」に到着。ここから先は川を離れ、左手の尾根上に上がります。このあたりから急に傾斜がきつくなります。


尾根に乗り上げました。この先、しばらくの区間が「水晶坂」。
しかし、情けないことに山歩きをしばらくサボっていたので完全に体が鈍っています。息が上がってペースがどんどん落ちていきます。このあたりから、他の皆さんには先に進んでもらい、後からゆっくり歩き始めました。とりあえず1本道のピストンなので、他の方が引き返してきて出会ったところで私も引き返すことにしました。


水晶坂を越えると、両神山の南に延びる梵天尾根の東側斜面を九十九折れに登っていくようになります。道は結構急です。

途中、ちょっと緩やかになったところが「ブナ平」。

ブナ平の先は再び急斜面の九十九折。

木々の向こうに北側の尾根が見えます。両神神社ルートの富士見坂のあたりだと思います。


尾根の天辺が近いのか、斜面が少し緩やかになって来ました。

おっと、トリカブトの群生です。

道は折り返し、北向きに進み始めます。さらに緩やかになっています。

尾根上に乗り上げました。実はこのちょっと手前あたりで前方からポンキチさんの声が聞こえてきていました。雲取山のときもそうでしたが、ポンキチさんの声は山の中では非常によく通ります。やっぱり間に合わなかったか、とこの時点で山頂は諦めました。とりあえず、先行しているメンバーに出会うところまでは進みます。

尾根に乗り上げた箇所からは、木々の間に奥多摩の山々が見えています。これは雲取山と芋ノ木ドッケですね。


梵天尾根沿いに山頂方向に進みましたが、なかなか先行しているメンバーと出会いません。ようやく出会った箇所は両神神社からの一般登山道との合流点。ここから引き返そうかと思ったんですが、意外にも山頂はもうすぐ目の前だそうです。山頂が狭くて昼食が取れず、先ほどの梵天尾根に乗り上げたあたりで昼食を取ろうと引き返してきたとのことで、とりあえず私も山頂まで行ってくることにしました。


山頂まではちょっと岩の多い道がつづいています。

山頂直下の鎖場が始まりました。

ここを登りきると山頂です。人が多いと通行が大変そうな場所ですね。

両神山(剣ヶ峰)山頂(1,723m)に到着。誰もいない瞬間を狙ったつもりでしたが、帰ってみてから写真を確認したら左端に他の方が写り込んでいました。

山頂から、奥多摩方面の山々。

こちらは奥秩父の山々。


山頂の北側、八丁尾根方面。岩場のアップダウンが激しくて通過が大変らしいですが、ここから見ても容易に歩けそうもないことがよくわかります。

奥秩父、甲武信ヶ岳方面。雲がかかってしまっています。左端が破風山あたりじゃないかと思います。

南方向には富士山の姿。山頂付近に雲がかかってしまっていて、ちょっと残念な姿です。

こちらは先ほども見えていた雲取山と芋ノ木ドッケ。右側が雲取山です。

こちらは飛龍山・・・かと思っていたんですが、見えているのは飛龍山の北側にある和名倉山(白石山)で、飛龍山はその背後に隠れてしまっているようです。和名倉山もアクセスが難しい山ですよね。

こちらは奥多摩・長沢背稜。中央の尖った峰が日向谷ノ頭じゃないかと思います。で、その右側が酉谷山。今年はここも再訪してみたいですね。

そうそう、両神山は百名山でした。これで百名山は幾つ目だっけ?南関東の低山専門だと百名山が全然増えませんね(笑)。
一通り撮影が終わったので他のメンバーが食事をしている梵天尾根へ乗り上げた地点まで引き返します。

先ほど通った、梵天尾根との分岐点。梵天尾根側にはトラロープが貼ってあります。

他のメンバーと合流しました。私はとりあえず寝そべって木漏れ日を撮影。

昼食を終え、一息ついたところで下山開始です。

下山途中で鍬を持った方と一緒になったのですが・・・実はこの方がこの登山道を所有、管理している山中さんです。この後話をしながら一緒に下山したのですが、多いときは1日に自宅から山頂付近まで3往復することもあるそうです。その他、登山道整備の裏話も色々と伺ったんですが、私のほうでここに書くわけにはいきません。このルートを使うと高確率で遭遇すると思いますので、是非ご本人に聞いてみてください(笑)。

こちらは土管に見えますが、実はオオドリ河原付近に散らばっている炭焼窯の煙突の残骸です。

途中でちょっと一休み。この先、沢沿いの道になりますが、私は山中さんから川の中の岩魚の見つけ方を教わりながら下りたので、再び他のメンバーから置いてきぼりを食らいました(笑)。岩魚も慣れないとどこにいるのか全然わかりませんが、「あそこにいる」と教えてもらうのを繰り返していると、そのうちに何となく分かるようになってきますね。

登山道の終点。皆さん、待ってくれています。

林道を歩き、駐車場まで戻ってきました。ここで山中さんの奥様に地図を返却して入山料を支払いました。その際に・・・。

これ。いつもあるわけではなく、在庫があるときだけ、らしいのですが、両神山の山バッチを戴きました。あれだけ登山道を整備してあって、しかも山バッチまで貰ってしまうと、1,000円の入山料だと赤字にならないかこっちが心配になってしまいます。
この後、再び西武秩父駅までKさんの車で戻り、レッドアローで池袋まで戻りました。
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