久しぶりに四国へ【後編】
こんばんは。
前回、「久しぶりに四国へ【前編】」の記事をアップしてから、またまた間が開いてしまいました。このところの雨続きで、8月に入ってから殆ど山歩きに行く機会がないんですが、子供が夏休み中ということで家族サービスに動員されるケースが増えています。それに加えてお盆休みも例年ごとく返上(!)になってしましましたので、かなりフラストレーションが溜まっています。秋になって、仕事も落ち着いたらまた山歩きを再開したいと思います。
で、今回は前回の後編ということで、7月の三連休に甥っ子の結婚式に参加がてら瀬戸内海地方を家族旅行してきた話の続きです。

こちらは7月16日の午後、愛媛県新居浜市で行われた甥っ子の結婚式のひとコマ。これからブーケトスをやろうとしているところですね。正面には四国山地の山々が見えています。正面、一番奥に見えている山並みの右端が笹ヶ峰(1,859m)のようです。その右手前の山の向こうに、ちょっと頭を覗かせてるギザギザの稜線の山が見えますが、こちらは黒森山(1,679m)のようですね。四国と言えば石鎚山ですが、残念ながらこの位置からは見えません。
この四国山地、手前の平地からいきなり産地が立ち上がっていますが、この境目が日本最大の断層、中央構造線です。九州の八代付近から四国の北部、紀伊半島の付け根を横断して豊橋あたりから北東方向に曲がって伊那山地と南アルプスの間を取って諏訪に抜け、八ヶ岳の北側を大きく東へ回って群馬県南部で関東平野に入り、筑波山の南を通って鹿島灘に抜けている大断層です。
さて、結婚式の翌日。早朝に新浜市を出発、松山自動車道を西へ向かいました。

途中、石鎚山SAに立ち寄り。このSAからは石鎚山が見えるようなのですが、この日は雲が多くてそれらしい山は見ることができませんでした。見えるときは左奥のほうに見えるらしいのですが、同じ石鎚山SAでも見えるのは上り線のみという話もあり、詳しくはわかりません。


いよ小松ジャンクションから今治小松道に入り、今治で一般道を経由して西瀬戸道、いわゆる「しまなみ海道」に入りました。こちらは入ってすぐの来島海峡SAからの眺め。
前回、「久しぶりに四国へ【前編】」の記事をアップしてから、またまた間が開いてしまいました。このところの雨続きで、8月に入ってから殆ど山歩きに行く機会がないんですが、子供が夏休み中ということで家族サービスに動員されるケースが増えています。それに加えてお盆休みも例年ごとく返上(!)になってしましましたので、かなりフラストレーションが溜まっています。秋になって、仕事も落ち着いたらまた山歩きを再開したいと思います。
で、今回は前回の後編ということで、7月の三連休に甥っ子の結婚式に参加がてら瀬戸内海地方を家族旅行してきた話の続きです。

こちらは7月16日の午後、愛媛県新居浜市で行われた甥っ子の結婚式のひとコマ。これからブーケトスをやろうとしているところですね。正面には四国山地の山々が見えています。正面、一番奥に見えている山並みの右端が笹ヶ峰(1,859m)のようです。その右手前の山の向こうに、ちょっと頭を覗かせてるギザギザの稜線の山が見えますが、こちらは黒森山(1,679m)のようですね。四国と言えば石鎚山ですが、残念ながらこの位置からは見えません。
この四国山地、手前の平地からいきなり産地が立ち上がっていますが、この境目が日本最大の断層、中央構造線です。九州の八代付近から四国の北部、紀伊半島の付け根を横断して豊橋あたりから北東方向に曲がって伊那山地と南アルプスの間を取って諏訪に抜け、八ヶ岳の北側を大きく東へ回って群馬県南部で関東平野に入り、筑波山の南を通って鹿島灘に抜けている大断層です。
さて、結婚式の翌日。早朝に新浜市を出発、松山自動車道を西へ向かいました。

途中、石鎚山SAに立ち寄り。このSAからは石鎚山が見えるようなのですが、この日は雲が多くてそれらしい山は見ることができませんでした。見えるときは左奥のほうに見えるらしいのですが、同じ石鎚山SAでも見えるのは上り線のみという話もあり、詳しくはわかりません。


いよ小松ジャンクションから今治小松道に入り、今治で一般道を経由して西瀬戸道、いわゆる「しまなみ海道」に入りました。こちらは入ってすぐの来島海峡SAからの眺め。
この後、橋を渡って大島、伯方島・・・と進んだのですが、しまなみ海道って殆ど山道なんですよね。島と島との間で短い間だけ海の上に出るんですが、後は中央自動車道みたいに山の中を走っている印象です。橋を渡っている間は潮が渦巻く(鳴門海峡のようなそれではありませんが、潮目が渦を巻いているのが肉眼でもはっきりわかります)芸予瀬戸が眺められて壮観なんですが、残念ながら私がハンドルを握っているので写真を撮影することができません(笑)。

大三島で一旦インターから下りました。こちらは道の駅「多々羅しまなみ公園」から見た生口島との間の多々羅大橋。

大三島で下りたのはこちらへの参拝が目的です。山の神様を祀る「大山祇神社」。祭神は大山積神(オオヤマヅミノカミ、大山津見神)で、富士山の山神、木花開耶姫命(コノハナノサクヤビメノミコト)の父神にあたります。山の神様が海の真ん中に祀られているのも興味深いですよね。ちなみにご神体は大三島の最高峰、鷲ヶ頭山(ワシガトウサン、436m)ですが、こちらへのハイキングコースも整備されているようです。今回は歩く支度をしていなかったので行きませんでしたが。

こちらは総門。


総門の先には「乎知命(オチノミコト)御手植の楠」があります。この神社を創建した乎知命が御手植えしたという伝承があるそうですが、樹齢はズバリ、2600年。神社の周辺にはこれを含めて何本かの楠の巨木があり、国の天然記念物に指定されているそうです。ちなみにこの木の周りを息を止めて3周すると願いが叶うらしいのですが、それを知ったのは帰ってきてからでした(笑)

こちらは神門。この先が拝殿・本殿になります。

まずは拝殿で参拝。拝殿の右には上津社、左には下津社があり、それぞれ雷神(イカヅチノカミ)、高籠神(タカオカミノカミ)が祀られています。

正倉院風の倉庫がありますが、神輿庫のようです。

上津社に雷神を祀ってありますので、雷除けの御守りがあります。社務所でこちらを戴いてきました。
この後、大三島をノンビリと一周してふたたびしまなみ海道に乗りました。

因島の大浜PAから因島大橋を望みます。実はこのすぐ先には尾道行きのバスのバス停があるのですが、バス停に向かってすごい勢いで走ってくる男性が居たのでどうしたのかな?と思って向かっている先を見ると・・・ちょうどバスが出て行くところでした。たぶん、あと2時間くらいはバスがないんでしょうね。
この橋の向こうが向島、しまなみ海道最後の島になります。相変わらず私がドライバーなので走行中の写真はありません(笑)。

尾道に到着。国道2号線バイパスから尾道市内に入るところで道を間違えて右往左往しましたが、尾道市の真ん中にある千光寺山の頂上、千光寺公園展望台までやってきました。こちらは西方向を望んだところ。手前にある大きな建物は尾道市立美術館です。今年の春ごろ、美術館に入ろうとする黒猫とそれを阻止する警備員さんの攻防の動画が話題になりました。ちなみに動画に登場する黒猫は美術館のすぐ手前に見えるクリーム色の建物のレストラン、「プティアノン」で飼われているケンちゃんです。本日のお昼はこのレストランで頂きました。

こちらは南方向。尾道の市街地は対岸の向島との間の水路を挟んで広がっているのがよくわかります。この水路には確認できただけで3箇所のフェリーが走っていました。客が乗るとすぐに出向して対岸を行き来しています。フェリーがエレベーター並みの使われ方をしているのがよくわかります。

こちらは東方向。

展望台からちょっと下の方にある千光寺まで移動します。このあたりには巨岩がたくさんあります。こちらはその巨岩に松が食い込んだ「岩割の松」。

こちらは「鼓岩」。叩くと鼓みたいないい音がするそうです。尾道が舞台の朝ドラ「てっぱん」ではこの上で踊るシーンがあったそうですが、私は見ていなかったのでよくわかりません。

千光寺に到着。

千光寺の境内には「石鎚山」があります。本当に鎖場があって登れる(戦時中に鎖を供出して以来途絶えていたものを最近復元したそうです)らしいのですが、何せ足元が結婚式向けのドレスシューズなので断念。もっとも、この日の半端ない暑さに二の足を踏んだ、というのもあります。

このお寺、巨岩と一体化していますね。

千光寺から「猫の細道」を目指して下って行きます。早速、猫が登場♪

猫の細道はこの先を左に入ります。



今年生まれたっぽい子猫達が走り回っていました。

千光寺から大分下りてきました。

ここから「猫の細道」

曲がりくねった路地に猫がらみのものが一杯。丸い石の猫があっちこっちにあります。先を行くのはうちの倅。今年、中学生になりました。

こじんまりとしたカフェがあったり、猫の小物を売る店があったり。こちらでは猫の写真展をやっています。

猫の細道を抜けました。古い町らしく、お寺が多いですね。

風格のある、藁葺き屋根の門。

路地と石垣が続きます。

そろそろ終点かな?奥に山陽本線の線路が見えてきました。この路地の終点を左に折れて千光寺山ロープウェイ乗り場に向かいます。レンタカーは山頂の駐車場に置いてあるので戻らなければならないのですが、とんでもない暑さでその元気はありません。ロープウェイでショートカットすることにしました。
束の間の時間、ロープウェイでの尾道の空中散歩をお楽しみください。なお、周囲の人の話し声とかがかなり入っているので、プライバシー保護のため音は消してあります。
この後、山頂近くにある駐車場まで戻り、千光寺山を後にしました。帰りの新幹線は本数の多い岡山から乗る予定でしたので、レンタカーも岡山で返却するようにしてあります。再び国道2号線バイパスに乗り、さらに山陽自動車道に入って岡山を目指しました。
ただ、岡山近くまで来るとまだ返却時刻まで1時間半ほどあります。それならば・・・と言うことで、特に予定はなかったのに立ち寄ったのがこちら。

ご存知岡山県倉敷市・美観地区です。レンタカーを美観地区のすぐ南側の公営駐車場に停め、小一時間散策をすることにしました。この道路の向こうからが美観地区になります。

私は子供の頃を含め、倉敷には何回か来たことがあります。何せ、高松からだったらアクセスしやすいですからね。ただ、女房と子供は初めてです。

野球の星野仙一さんは倉敷出身なんですよね。星野仙一ファンの女房がこの記念館を見つけて狂喜乱舞していました。ただ、中に入る時間はありませんでしたが。




たまたま人のいないときを狙って撮影していますが、実際は結構な人出です。


大原美術館の前までやってきました。もちろん私は何回か入ったことがありますが、今回は寄る時間がありません。女房が口惜しそうにしていました。星野仙一記念館を含め、またの機会と言うことで。


美観地区の反対側の端っこまで行ったので、対岸を元の駐車場まで戻ります。この後、岡山駅でレンタカーを返却。帰りの新幹線は三連休最終日で席がぜんぜん空いていなかったので、グリーン車のバラバラの席に座って戻って来ました。ちなみに女房と子供は名古屋で降りて女房の実家へ。私一人が千葉まで帰ってきました。

大三島で一旦インターから下りました。こちらは道の駅「多々羅しまなみ公園」から見た生口島との間の多々羅大橋。

大三島で下りたのはこちらへの参拝が目的です。山の神様を祀る「大山祇神社」。祭神は大山積神(オオヤマヅミノカミ、大山津見神)で、富士山の山神、木花開耶姫命(コノハナノサクヤビメノミコト)の父神にあたります。山の神様が海の真ん中に祀られているのも興味深いですよね。ちなみにご神体は大三島の最高峰、鷲ヶ頭山(ワシガトウサン、436m)ですが、こちらへのハイキングコースも整備されているようです。今回は歩く支度をしていなかったので行きませんでしたが。

こちらは総門。


総門の先には「乎知命(オチノミコト)御手植の楠」があります。この神社を創建した乎知命が御手植えしたという伝承があるそうですが、樹齢はズバリ、2600年。神社の周辺にはこれを含めて何本かの楠の巨木があり、国の天然記念物に指定されているそうです。ちなみにこの木の周りを息を止めて3周すると願いが叶うらしいのですが、それを知ったのは帰ってきてからでした(笑)

こちらは神門。この先が拝殿・本殿になります。

まずは拝殿で参拝。拝殿の右には上津社、左には下津社があり、それぞれ雷神(イカヅチノカミ)、高籠神(タカオカミノカミ)が祀られています。

正倉院風の倉庫がありますが、神輿庫のようです。

上津社に雷神を祀ってありますので、雷除けの御守りがあります。社務所でこちらを戴いてきました。
この後、大三島をノンビリと一周してふたたびしまなみ海道に乗りました。

因島の大浜PAから因島大橋を望みます。実はこのすぐ先には尾道行きのバスのバス停があるのですが、バス停に向かってすごい勢いで走ってくる男性が居たのでどうしたのかな?と思って向かっている先を見ると・・・ちょうどバスが出て行くところでした。たぶん、あと2時間くらいはバスがないんでしょうね。
この橋の向こうが向島、しまなみ海道最後の島になります。相変わらず私がドライバーなので走行中の写真はありません(笑)。

尾道に到着。国道2号線バイパスから尾道市内に入るところで道を間違えて右往左往しましたが、尾道市の真ん中にある千光寺山の頂上、千光寺公園展望台までやってきました。こちらは西方向を望んだところ。手前にある大きな建物は尾道市立美術館です。今年の春ごろ、美術館に入ろうとする黒猫とそれを阻止する警備員さんの攻防の動画が話題になりました。ちなみに動画に登場する黒猫は美術館のすぐ手前に見えるクリーム色の建物のレストラン、「プティアノン」で飼われているケンちゃんです。本日のお昼はこのレストランで頂きました。

こちらは南方向。尾道の市街地は対岸の向島との間の水路を挟んで広がっているのがよくわかります。この水路には確認できただけで3箇所のフェリーが走っていました。客が乗るとすぐに出向して対岸を行き来しています。フェリーがエレベーター並みの使われ方をしているのがよくわかります。

こちらは東方向。

展望台からちょっと下の方にある千光寺まで移動します。このあたりには巨岩がたくさんあります。こちらはその巨岩に松が食い込んだ「岩割の松」。

こちらは「鼓岩」。叩くと鼓みたいないい音がするそうです。尾道が舞台の朝ドラ「てっぱん」ではこの上で踊るシーンがあったそうですが、私は見ていなかったのでよくわかりません。

千光寺に到着。

千光寺の境内には「石鎚山」があります。本当に鎖場があって登れる(戦時中に鎖を供出して以来途絶えていたものを最近復元したそうです)らしいのですが、何せ足元が結婚式向けのドレスシューズなので断念。もっとも、この日の半端ない暑さに二の足を踏んだ、というのもあります。

このお寺、巨岩と一体化していますね。

千光寺から「猫の細道」を目指して下って行きます。早速、猫が登場♪

猫の細道はこの先を左に入ります。



今年生まれたっぽい子猫達が走り回っていました。

千光寺から大分下りてきました。

ここから「猫の細道」

曲がりくねった路地に猫がらみのものが一杯。丸い石の猫があっちこっちにあります。先を行くのはうちの倅。今年、中学生になりました。

こじんまりとしたカフェがあったり、猫の小物を売る店があったり。こちらでは猫の写真展をやっています。

猫の細道を抜けました。古い町らしく、お寺が多いですね。

風格のある、藁葺き屋根の門。

路地と石垣が続きます。

そろそろ終点かな?奥に山陽本線の線路が見えてきました。この路地の終点を左に折れて千光寺山ロープウェイ乗り場に向かいます。レンタカーは山頂の駐車場に置いてあるので戻らなければならないのですが、とんでもない暑さでその元気はありません。ロープウェイでショートカットすることにしました。
束の間の時間、ロープウェイでの尾道の空中散歩をお楽しみください。なお、周囲の人の話し声とかがかなり入っているので、プライバシー保護のため音は消してあります。
この後、山頂近くにある駐車場まで戻り、千光寺山を後にしました。帰りの新幹線は本数の多い岡山から乗る予定でしたので、レンタカーも岡山で返却するようにしてあります。再び国道2号線バイパスに乗り、さらに山陽自動車道に入って岡山を目指しました。
ただ、岡山近くまで来るとまだ返却時刻まで1時間半ほどあります。それならば・・・と言うことで、特に予定はなかったのに立ち寄ったのがこちら。

ご存知岡山県倉敷市・美観地区です。レンタカーを美観地区のすぐ南側の公営駐車場に停め、小一時間散策をすることにしました。この道路の向こうからが美観地区になります。

私は子供の頃を含め、倉敷には何回か来たことがあります。何せ、高松からだったらアクセスしやすいですからね。ただ、女房と子供は初めてです。

野球の星野仙一さんは倉敷出身なんですよね。星野仙一ファンの女房がこの記念館を見つけて狂喜乱舞していました。ただ、中に入る時間はありませんでしたが。




たまたま人のいないときを狙って撮影していますが、実際は結構な人出です。


大原美術館の前までやってきました。もちろん私は何回か入ったことがありますが、今回は寄る時間がありません。女房が口惜しそうにしていました。星野仙一記念館を含め、またの機会と言うことで。


美観地区の反対側の端っこまで行ったので、対岸を元の駐車場まで戻ります。この後、岡山駅でレンタカーを返却。帰りの新幹線は三連休最終日で席がぜんぜん空いていなかったので、グリーン車のバラバラの席に座って戻って来ました。ちなみに女房と子供は名古屋で降りて女房の実家へ。私一人が千葉まで帰ってきました。
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