FC2ブログ

DVTの相棒。

おはようございます。

昨日は初のmSRXの屋外飛行を目論んでいたのですが、生憎の天気でした。午後には雨は上がったものの、寒い1日でした。というわけでmSRXの屋外飛行は本日の午後辺りへと延期。唐突ですが鉄道模型ネタを始めます(笑)。

鉄道模型ネタでも本ブログでは初の記事となる「英国型Nゲージ」の話題です。

そもそも英国でも、鉄道模型といえば日本のHOゲージ(16番)に相当するOOゲージが主流で、Nゲージはかなりマイナーな部類に入ります。主なメーカーも2社しかありません。老舗のGraham Farish社とここ数年製品を増やしてきている新興のDapol社です。本国でもマイナーな英国型Nゲージ、日本で手を染めている人は一体どれくらいいるのかわかりませんが、日本語の英国型NゲージのWebコンテンツの少なさから見て、せいぜい100人くらいじゃないかという気もします。

さて、そんな英国型Nゲージですが、数日前にある方のブログのコメントで「DVT」と呼ばれる車両を話題にしたことから、私の普段の意識の中での優先順位が急浮上しました。「DVT」とは何ぞや?とお思いの方も多いと思いますが、これです。

DAPOL Mk3 DVT

機関車?違います。模型はもちろんそうですが、実車も動力装置はついていません。日本の先頭車(クハ)みたいな運転台つきの車両?運転台はついていますが、乗客は乗れません。運転台だけの車両です。DVTはDriving VAN Trailerの略です。

一体何に使うかなんですが、英国でも列車の主流はヨーロッパと同じく客車を機関車が牽引する列車です。このDVTはその最後尾に連結されます。で、終点に着いたらどうするか?機関車の付け替えを行わないで、そのままDVTで機関車を遠隔コントロールして反対方向へ運転開始、機関車が列車全体を押す推進運転を行います。そんなので大丈夫なのかと言う気もしますが、特急などはこの状態で160km/h以上の速度を出してます。Wikipediaの英語版ですが、下記のページの右、2番目の図版を見ていただければイメージがつかめると思います。

Push–pull train(Wikipedia英語版より。関連項目:「プッシュプル方式」)

さてこのDVT、新興の模型メーカーDapol社の製品で、1年半ほど前に手に入れたものです。英国の鉄道模型は、日本以上に限定生産的色彩が強く、一度生産すると二度と生産しないか、10年以上も生産しない・・・というのが当たり前の世界です。あるときに買っておかないと後では手に入りません。これの相棒となるべき機関車は同時には発売されていませんでしたが、そのうちにリリースされると踏んで購入しました。

実車のDVTは1988年、新型の電気機関車Class 90のデビューとほぼ同時に登場しており、Class 90は最初からDVTによる遠隔コントロールが出来るように設計されています。後にClass 86、Class 87といった旧型の電気機関車もDVTとペアが組めるように改造されましたが、私はこのClass 90の新作模型がDapolからリリースされるのでは・・・と期待していました。Class 90は以前、老舗のGraham Farish社がリリースしたことがあるのですが、今や手に入れようもありません。また、ヘッドライトが印刷で表現されているなど、現在のレベルからすると模型の出来にかなり難があります。以下の画像はデビュー直後の実車のClass 90です(Wikipedia英語版より引用)。

Class 90 90001 at Crewe

DVTとデザインを揃えてあるのがわかります。

ところが、待てど暮らせど新規のClass 90はリリースされません。どうやら、DapolとしてはこのDVT、それよりも前にリリースしたClass 86機関車の英国国鉄塗装(インターシティ・スワロー)モデルと組ませるつもりでリリースしたようです。先述の「ある方のブログ」へのコメントをきっかけにして、「今更ながらClass 86のインターシティ・スワロー、どうやって手に入れよう・・・」というのが気になりだしました。

気になりだすとすぐに行動に移したくなります。早速昨日の午後、練馬区にある恐らく日本唯一の英国型鉄道模型の専門店、メディカル・アートさんまで行ってきました。

実のところを言うと、これに先立って英国内のショップを何軒か見て回ったのですが、若干ながら在庫のあるところもあるようです。価格は64ポンド(英国国内消費税を除く)ほど。送料込みで80ポンド、今のレートで10,400円くらいでしょうか。ただ、英国の鉄道模型は最近では大分改善されましたが、一時は動かないのが当たり前というくらい不良品率が高かったので、無動力の客車ならともかく、機関車はあまり個人輸入したくありません。リスクヘッジの意味も兼ねてメディカル・アートさんに取り寄せを依頼しようと思ったわけです。

さて、石神井公園近傍のお店を訪ね、探し物を告げると店主さんも難しそうな顔をしています。リリースされてから時間が経っているので、仕入れ先のリストにはもう残っていないとか。それならば仕方がない、リスク覚悟で個人輸入するか・・・と思い始めた矢先、店主さんが「あ!」と言って「Class 86のインターシティ・スワロー、1本だけ残っていたかも・・・」とか言ってストッカーの中を探し始めました。

図星でした。Dapolの品番ND-099B、1本だけ残っていました。もちろん動作には問題ありません。価格は12,000円。日本のNゲージの感覚からするとかなり高価ですが、一時はあまり出来の良くない機関車でも日本国内で買うと18,000円くらいが当たり前、でしたから割安に感じます。個人輸入した場合とでも1,600円しか違いませんし、リスクヘッジとしたら安いものです。

さて、買ってきた機関車はかくの如し。

DAPOL Class 86 Loco

客車、DVTと連結してみました。実際には機関車とDVTの間に客車が8両くらい入りますが、撮影の都合で1両だけです。

DAPOL Class 86 & Mk3 DVT with Graham Mk3 Coach

youtubeには英国の撮り鉄の皆さんによる実車の映像が山ほどアップされています。その中に、Class 86機関車+客車+DVTの映像もちゃんとありました。DVTが先頭になって、ウェスト・コースト本線(ロンドン・ユーストン駅-スコットランド・グラスゴー駅)のクルー駅に入ってくる様子です。

82102 + 86251 Crewe

こちらは同じくウェスト・コースト本線のランカスター駅にて。2両編成のローカル線の映像を挟んで、Class 86+DVTの牽引、DVT+Class 87の推進運転が見られます。

CLASS 86 AND 87 AND A DMU AT LANCASTER

こちらは今回買った模型と同じナンバー(86213)の機関車が客車を牽引している姿。こちらにはDVTはついていません。

86213 "Lancashire Witch", Norton Bridge 25/7/1997

スポンサーサイト



テーマ : 鉄道模型
ジャンル : 趣味・実用

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
只今の時刻
※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR