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Graham Farishの新カタログ。

こんにちは。

晴れましたね。風も穏やか(少なくとも私の地元では)で、絶好の外ヘリ日和。
ですがウチのチビが数日前から風邪気味です。女房は仕事なので、チビの看病は私の役目。「ええい、お前は寝ておれ、父は遊びに行くぞ。」とほっぽらかし、ヘリを飛ばしに行くほど鬼畜な父親にはまだ(?)なっていませんので、今日は大人しく家にいます。

というわけでまた、誰が読んでいるか全く見当の付かない、需要があるとは到底思えない英国型鉄道模型の話題です(笑)。

先日、英国型鉄道模型の老舗Graham Farishから今年の新作カタログがリリースされました。日本のKATOやTOMIXに製品掲載数では及ばないものの、Graham Farishも毎年製品カタログをリリースしていて、新製品の予告もこのカタログ上で行われます。ちなみに新興のDapolの方はこのような総合カタログは持たず、新製品の予告パンフレット程度のものしかリリースしていません。

私は2007年以降、このGrahamのカタログを毎年買っています。昨年は震災直後でドタバタしていてカタログを買い損ねたので、今回は昨年版・今年版を同時に購入しました。

Graham Farish 2012-2013 Catalogue

表紙には書いてありませんが、背表紙には「GRAHAM FARISH CATALOGUE 2012/13」とあります。当然と言えば当然ですが、「CATALOGUE」と綴りが英国式になっています。余談ですが、「centre」だの「cheque」だのの英国式の綴りをMicrosoft Wordで使おうすると、全てスペルミスとして勝手に修正しようとするので頭に来ることがあります。

このカタログ、以前は「2007年版」のように単年度の表示でしたが、昨年から「2011/12年度版」「2012/13年度版」と年度を2年にまたがって表示するようになりました。コスト削減でカタログのリリースも2年に1度にしたのではないかと思っていたのですが、杞憂だったようです。

Graham Farish カタログ-蒸気機関車

Graham Farish カタログ-客車

カタログの内容は以上のような感じです。製品写真は結構綺麗で、現物を手に入れたときに「騙されたッ」と頭に来ることもしばしばです(笑)。上は蒸気機関車のページ。最近英国で有志の手により新規に製造された(!)蒸気機関車、Class A1「Tornado」も既にNゲージ模型化されています。また、右側のページにあるように製品番号が赤くなっているのは今年度リリース予定の新製品です。日本でも同様ですが、予告だけされて結局リリースされずじまい、なんてのも結構あります。

下の画像は客車のページです。実車の写真が掲載されていますが、これはまだ試作品も出来ていない新製品です。新たに「CCT VAN」という2軸の客車が製品化されるようですが、これは小包輸送などに使われた荷物車で、客車の後ろなどに連結されていたようです。日本でも最近、従来はマイナーだった郵便車・荷物車の製品のリリースが活発になっていますが、英国でも似たような状況みたいですね。昨年はTraveling Post Office (TPO)と呼ばれる、移動しながら郵便物の仕分け作業を行う車両(日本のオユ10みたいな車両です・・・あ、オリジナルは英国の方かも)も発売されました。

Graham Farish カタログ-時代区分

こちらは裏表紙を折り返した部分に印刷されている、「Era(時代区分)」シンボルの説明です。ヨーロッパ型鉄道模型に詳しい人なら、「Epoch」の英国版といえばわかりやすいでしょう。カタログ中の製品には1から9までのEraを示すシンボルマークが付けられており、機関車と客車、貨車などの選択時に時代の違うもの同士を選ばないように考慮されています。

ただこのEraシンボル、肝心の製品パッケージには付けられていません。秋葉原の某店の地下売り場にはGrahamの貨車が結構置いてありますが、手に取ったときに自分の持っている機関車に合った貨車かどうか、咄嗟に判断できないので苦労します。スマホでHattonsのサイトなんぞを呼び出して確認したりしてますが。

時代区分は以下の通り。

Era 1 1804~1875 鉄道のパイオニアの時代。ただ、1875年と言う区切りがどういう理由で付いているのかよくわかりません。
Era 2 1875~1922 鉄道会社の群雄割拠の時代。各地に多くの鉄道会社が作られ、互いにしのぎを削っていました。
Era 3 1923~1947 四大鉄道会社の時代。鉄道会社は国策により4つの会社に集約されます。英国の鉄道が一番カラフルで多くの名作機関車が登場した時代です。
Era 4 1948~1956 英国国鉄発足。四大鉄道会社は再び国策により統合され、英国国鉄が誕生します。
Era 5 1957~1966 英国国鉄の紋章が車輪に乗ったライオンから車輪を持つフェレット(?)に変更され、塗装も変わります。ちなみにこの時期、当時の国鉄総裁ビーチングによる改革の嵐が吹き、多くのローカル線が廃止されます(「ビーチング・アックス」)。
Era 6 1967~1971 蒸気機関車廃止。紋章も廃止され、ダブルアローのログマークになります。また、塗装も青を基調としたものに再び変更。
Era 7 1971~1982 車両番号体系の一斉変更実施。
Era 8 1982~1994 セクター制導入。運用形態により異なる塗装に変更。英国国鉄の末期です。
Era 9 1995~現在 分割民営化後。あまりに細かく分割しすぎ、車両の塗装はバリエーションがありすぎてわけがわからなくなりました(笑)。

Era 1は何と1804年から始まっています。流石は鉄道発祥の国、リチャード・トレビシックが最初に蒸気機関車を完成させた年です。ドイツでもEpoch Iの始まりは1835年頃ですから古さが際立っています。日本に至ってはどうあがいても1872年以降です。佐賀藩がペリーの持ち込んだライブスチーム鉄道模型をコピー製造したのは1855年ですが、そこまで無理して古さをアピールしても見苦しいのでやめましょう(笑)。

以後、大規模な鉄道会社の統合があったり、国鉄が発足したりなどの節目ごとに時代区分が切り替わります。要はこのような節目には車両の塗装が変わったり、ナンバー体系が変更されたりして模型的な違いが発生するので時代分けしている、ということなんです。なお、この区分はGraham Farish独自のものです。Dapolは特にこのような時代区分を採用していません。また、あくまでこれは区分けだけの話で、製品が存在するかどうかは別問題です。これまで、NゲージでEra 1と2の模型を見たことはありません(OOゲージならロケット号なんかの模型もあります)。

途中、Era 6が1967年から1971年とやたら短いですが、1967年に大規模な機関車・客車のカラーリングの変更(機関車が茶・緑から青、客車が茶から青・・・ってどっかの国の国鉄と同じですね)があった後、1971年にTOPSコードと呼ばれる新車両番号体系への一斉変更があったため、このような短い端境期が発生しています。

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テーマ : 鉄道模型
ジャンル : 趣味・実用

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No title

こんばんは。

鉄道模型、面白そうですね。(^.^)

私はその方面はまったくの素人ですが、時々、森博嗣さんの鉄道ブログは拝見しています。
http://www.ne.jp/asahi/beat/non/loco/loco00.html

こういうのをやってみたいという気持ちはありますが、場所と時間と何よりお金がありません。(^^ゞ

Blade 130 X が発売されますが、こちらの方のレポートも期待しています。

Re: No title

tiger22さん、こんばんは。

リンク先のブログは私も拝見したことがありますが、鉄道模型のジャンルの中でも庭園鉄道は時間・お金・場所が半端じゃなくかかります。機関車もライブスチーム、すなわち実際にアルコールや石炭で蒸気を作って走らせたりするものが多く、1台手作りするのに10年や20年とかのスパンで活動されている方も多いですね。

完成し、試運転に成功したときの満足感・達成感は最高であろうことは想像できますけど。
プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

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