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スコットランドの廃城。

こんばんは。

ストラクチャー・・・直訳すれば「構築物」。鉄道模型の世界では、レイアウト(ジオラマ)上に配置する、鉄道模型と縮尺を合わせた建物のことを指します。鉄道を模型として再現しようとすれば、鉄橋や信号・標識なのどの鉄道施設、駅舎や構内建築物、駅前に広がる商業施設・・・と実際の鉄道の周囲に存在する様々な建物・施設が必要になります。当然、日本型でもKATOやTOMIXのみならず、幾つものメーカーからHO(16番)ゲージ、Nゲージの様々なストラクチャーが発売されており、内容も完成品からプラスチック・キット、紙のキット、金属キットにいたるまでバラエティーに富んでいます。

外国型ではドイツのFALLER社の製品が有名です。HOゲージ・Nゲージ・Zゲージのそれぞれに対応したプラモデルのような組み立てキットですが、出来上がりのカラフルな遊園地の観覧車やメリーゴーランドは、別売の電飾やモーターを組み込むと点灯しながら動かすことが可能です。鉄道模型はやらないけどこれらの遊園地シリーズは集めている・・・という方もいるようです。

さて、英国型Nゲージですが、当然それ用のストラクチャーが存在しています。FALLER社のドイツ型などを流用しても良いのですが、欧州と英国ではNゲージのスケールが微妙に異なる(欧州1/160、英国1/148)のと、建物などのデザインも結構異なりますので、できれば英国型の専用ストラクチャーを使いたいところです。英国型の世界では元々は紙製のキットが主流だったらしいのですが、最近は樹脂製の完成品も数多くリリースされるようになってきました。

そのような英国型の樹脂製ストラクチャーのメーカーの一つが、車両も作っているGraham Farish社です。車両ではNゲージ専業ですが、ストラクチャーは「Scenecraft」のシリーズ名でOOゲージ(「ダブルオー」ゲージ、日本のHO/16番ゲージに相当。縮尺1/76)、Nゲージ双方の製品を展開しています。ただ、私はGraham Farishの車両は色々と持っていますが、ストラクチャーはまだ買ったことがありません。いずれ英国型のレイアウトも製作してみたい・・・と思っていますので、そのうち手を広げることになると思いますが。

私が持っている数少ない英国型樹脂製ストラクチャーは、Hornby社の製品です。Hornby社はGraham Farish社と反対で今のところ車両はOOゲージしか作っていませんが、ストラクチャーに関してはこちらもOOゲージ・Nゲージの両方で展開しています。それぞれにシリーズ名が付けられており、OOゲージは「Skaledale」、Nゲージは「Lyddle End」と呼ばれています。ただ、最近は製品数が減って来ており、今後も継続するのかどうかが不安ではあります。

そのようなLyddle Endシリーズの中に、ひときわ異彩を放つ製品があります。如何にも英国的というか、他の国ではあまり例を見ないようなストラクチャーですが、取りあえずはまず画像をご覧ください。

Hornby 廃城シリーズ

ご覧のとおり、荒城・・・というか廃城です。「Ruins Castle」、文字通り「廃城」という製品名がついています。スコットランドの方へ行くと朽ち果てた城跡があっちこっちにありますが、このような廃城を模型化したものです。この模型に、モデルとなった実在の城があるかどうかは分かりません。一応、Lyddle Endシリーズの製品ということで、「Castle de Lyddle」というのが城の名前のようです。16世紀頃のイングランド-スコットランド-フランスの微妙な関係に基づいたのか、しっかりフランス語風の名前になっているところがミソですね(笑)。

このストラクチャーは、以下の4つの製品から構成されています。
 N8699 Ruins Castle Corners
 N8724 Ruins Castle Walling
 N8725 Ruins Castle Joints
 N8726 Ruins Castle Tower
全部並べると、30cm×15cmくらいのスペースになるでしょうか。Nゲージのストラクチャーとしてはそれなりにボリュームがあります。しかしそれ以上に、畳一枚分くらいのベニヤ板に黄緑色のジオラマ用草原シートを貼り、レールを敷いてこの廃城を置くだけで英国の風景らしいものが出来上がってしまうというような、奇妙な説得力があります。

この廃城以外に私が所有しているHornby社のストラクチャーには次のようなものがあります。色のくすみ具合が絶妙と言うか、微妙に煤けているところが如何にも英国的です。

Hornby ストラクチャー

右下から左へ信号所、駅舎、ボイラー小屋、教会、そして後方が跨線橋です。何だか駅を作るにも町を作るにも中途半端過ぎますね。ボイラー小屋は本来町工場のような小さな工場の付帯設備なんですが、これだけ単独であっても持て余します。もっとも、これは以前の買い物のときにおまけにつけてもらったものだったりするんですが。

これらを使った英国型レイアウト、一体いつ出来上がるんでしょうね。それ以前に、日本型レイアウトをまずは完成させないと・・・あ、ラジコンヘリの練習もそろそろ再開しなきゃ(笑)。
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テーマ : 鉄道模型
ジャンル : 趣味・実用

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まとめtyaiました【スコットランドの廃城。】

こんばんは。ストラクチャー・・・直訳すれば「構築物」。鉄道模型の世界では、レイアウト(ジオラマ)上に配置する、鉄道模型と縮尺を合わせた建物のことを指します。鉄道を模型と...

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No title

徒骨亭さん、こんばんは (~O~)

「Ruins」繋がりですが、少し前に「廃墟」ブームがあったと記憶しています。本屋さんでも廃墟関連書籍のコーナーがあったり、今でも廃墟=心霊なんて話題はちょくちょく見聞きしたりしますが。

また、未曽有の鉄道事故として知られているJR福知山線の旧線路跡が、「武田尾廃線跡」と呼ばれ、ハイキングやウォーキングとして有名です。私も何度か訪れたことがあり、懐中電灯を灯しながら、真っ暗のトンネルを歩行するのはスリリングでもありました。

あと、私の住む神戸は異人館の街として有名ですが、実は西の異人館と呼ばれる「ジェームス山」と呼ばれるところにも、昔は「廃墟」がありました。私も若かりし頃は、友達と8mmの映画を撮影したり、デートで訪れたりしていました(^_-)

ちなみに、そこは名取裕子主演の「ジェームス山の李蘭」のモチーフともなった場所で、たまにサスペンスのドラマのロケ地にも使用されていました。名前の由来は、イギリス人の貿易商の名で、昭和5年に自邸を含めて、イギリス人のための住宅地を約60棟以上ほどを開発したということ。

現在も外国の方が多く住んでおられますが、入り口に多数のゲートが作られており、昔のように一般の人が気軽に立ち入ることが出来なくなってしまっています(ちなみに私の自宅からは徒歩圏内の場所でもあります)

どちらにしても、鉄道模型の世界もRCヘリ同様、"奥の深さ"を感じます。もちろんどシロウトながらに・・・で恐縮ですが(汗)

長々と大変失礼いたしましたm(__)m

Re: No title

nekotakunさん、こんばんは。

そういえば、結構廃墟がブームになっていましたね。九州の軍艦島とか、ドラマの撮影なんかで相当数メディアに出たんじゃないかと思います。鉄道趣味でも昔から「廃線探訪」というジャンルがあるんですが、最近は鉄道関係にあまり興味がなかった人も取り組んでいるみたいですね。

鉄道関係以外では、旧軍関係の施設の廃墟なんかも結構残っています。私の地元は元々軍都と呼ばれたくらい軍関係の施設が多かった場所(今でも自衛隊が一杯います)なので、その手の廃墟がかなりあります。今では道端にわずかにコンクリートが露出してるだけなので何が何だか分かりませんが、日露戦争直後に陸軍が旅順要塞を参考に要塞の構築技術を研究した跡とかがあって、戦後しばらくはコンクリートで固めた半地下の要塞がそのまま残っていたそうです。宅地開発される際に取り壊そうとしたもののあまりに頑丈で壊せず、結局埋めてしまったとか。その上に建っている家はさぞや地震には強いんじゃないかと思います。

ところで、nekotakunさんは神戸にお住まいだったんですね。異人館のあたりはもう30年近く前、当時神戸に住んでいたガールフレンドに案内してもらったことがあります。三宮の辺りも震災後はかなり変わったと聞きますが、その後久しく行く機会がありません。是非もう一度行ってみたいですね。
プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

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