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【藪 丈二さん寄稿】クラッシュ後の飛行前点検(チェック・オフ・リスト)。

こんばんは。

RC Fan誌に興味深い記事を掲載された藪 丈二さんから、またまた記事のご寄稿を頂きました。最近はブログ主の私が鉄道模型ネタばかりなので、藪さんがすっかり当ブログのRCヘリ担当のようになっていますがご容赦を(笑)。

今回の記事はクラッシュ時のチェックポイントについて、米国にお住まいのMojappaさんの記事を本人ご了解の上で翻訳されたとのことです。なるほど、このようなチェックポイントをリストアップして収納ケースの裏にでも貼り付けておくと役に立ちそうですね。精神衛生上甚だ宜しくない墜落も、大分気が楽になるかもしれません。



mCPX・フライヤーの皆さんこんにちは。
標題について、超初心者が愛機をクラッシュさせた時のショックは大変なものです。どこが壊れたんだろう、修理後の飛行前点検はどうすればいいのだろう等々、極めてナーバスになります。

そんな中、有益なアドバイスをネット(HeliFreak.com)で見つけることができました。筆者は、米国ヴァージニア州ウィンチェスター在住のMojappaさんです。
 先般、Mojappaさんの記事を日本語に翻訳し、引用・投稿したい旨のお願いメールを出して、快諾を得ましたので、私の拙い体験を交えて以下に紹介します。
 なお、今回はスワッシュ・プレートのレベリング調整及びスロットルスティックのMidポイントにおけるゼロ・ピッチ調整は割愛します。




クラッシュの程度がどんなものであれ、素早くチェックできるリストを作ろうと考えていたところです。例えば、Blade MSRのガイド・ピンが反転防止ブラケットから外れていないか等、フライトに重大な影響を及ぼすような、いくつかのカギとなるエリアがありますから、以下にそれらを羅列してみましょう。

1 ヘッド周り

(1)ブレード・グリップとスワッシュ・プレートを繋ぐ2本のリンケージが正常な状態であることを確認します。
この個所が、機体の他の個所を破損から守る、いわゆる「ブレーク・ポイント」です。

(2)ブレード・グリップが左右方向、或いは上下方向にアソビやガタがないことをチェックします。
もし、アソビヤガタが或る時は、ブレード・グリップ内のベアリングが悪くなったか、フェザリング・シャフトの締め具合が不十分な場合です。
機体が新品の時の、ブレード・グリップのアソビやガタの感じを記憶しておくことをお勧めします。

(3)メイン・ローターハブが、メイン・シャフトにしっかりとネジ止めされているかをチェックします。
片方の手でメイン・ギヤを押え、もう一方の手でメイン・ローターハブを左右に回してみます。

(4)フェザリング・シャフト/スピンドルが曲がっているかもしれません。曲がりの有無をチェックするには、メイン・ブレード1枚を外し(フェザリング・スピンドルをプラスネジで止めてある方が望ましい)、スクリュー・ドライバーでフェザリング・シャフトを(うっかりネジを緩めないように)右回転させます。
もしシャフトが曲がっていなければ、もう一方のメインブレードは動かないはずですし、もしブレードが円運動をするようであればシャフトは曲がっています。

2 スワッシュ・プレート周り

3本のサーボ・リンケージがスワッシュ・プレートに接続されているかどうかをチェックし、同時にスワッシュ・プレートのリンケージ・ボールが折損したりしていないことを確認します。

3 メイン・ギヤ

(1)大半のヘリのメイン・ギヤは、メイン・シャフトにネジ止めされていますが、mCPXの場合、クラッシュ時の衝撃を吸収できるよう、メイン・シャフトにはネジ止めされていません。
そのため、クラッシュ時の衝撃を受けた際、メイン・ギヤは、取付場所からよくスリップしてずれ落ちます。

(2)したがって、まず最初にすべきことは、メイン・シャフト末端部とメイン・ギヤ・ソケットとが正しく嵌っているかどうかを確認することです。
メイン・シャフト末端部とメイン・ギヤ・ソケットは、それぞれD型に成形されており、正しく嵌っている場合は、メイン・ギヤ・ソケットのスリット部からメイン・シャフトの平らな部分が見えていればOKです。

(3)メイン・ギヤとメイン・シャフトの嵌り具合を調整する場合、左手(もしくは右手)の人差し指をメイン・シャフト上部へあてがい、右手(もしくは左手)で鉛筆キャップ等を利用してメイン・ギヤ中央部を押しあげます。

(4)メイン・ギヤは、メイン・シャフト下部のベアリングにきっちりと接触していることが大変重要で、この個所に隙間があると、機体のバイブレーションの原因になります。
メイン・ギヤがきっちり嵌ると、メイン・シャフトの末端が約1/16インチほど顔をのぞかせているはずです。

(5)ヘリを離陸させる際、通常よりもスロットルを上げなければならなかったり、バイブレーションが発生した場合には、このメイン・ギヤとメイン・シャフトのはまり具合を疑ってみてください。

4 ランディング・スキッド周り

(1)ランディング・スキッドが、メイン・フレーム取付ホールにしっかりと嵌められているかどうか、折損部の有無などをチェックします。
mCPXのランディング・スキッドは、mSRのランディング・スキッドよりもタフになったと言われていますが、ハード・ランディングやクラッシュで、メイン・フレームに差し込む「突起」がよく損傷します。

(2)バッテリーはちゃんと挿入されているかどうかを確認します。
このチェックを怠ると、重心位置のずれに気付かずフライトすることになります。

5 テール・ローター周り

(1) テール・ローターの中心部に白色のストレス痕があるかないかをチェックしましょう。
ストレス痕があるとローターは簡単に曲がってしまい、テールを保持できなくなってしまいます。もし、テール・モーター中心部のストレス痕を発見した時は、新しいローターに交換するのが最良です。

(2)また、テール・ローターを交換する際、テール・ブームもチェックしましょう。
テール・ブームに裂け目がないかどうか、慎重に少し撓めて見て、裂け目の有無をチェックしてください。もし、裂け目が見つかった場合、瞬間接着剤で簡単に修理できます。

6 サーボのチェック

(1)もし、ここに掲げたリストに従ってチェックをしてもなお、異常なバイブレーションやスティックの入力に対して正常な動きをしないなど、ヘリが思うようなフライトをしない場合は、サーボ・シャフトの天辺にある「キーパー」のような形をした小さな真鍮が緩んでいないかどうかをチェックしてください。サーボ・リンケージが自由に上下運動できるようにしておかなければなりせん。この真鍮の緩みが原因で、クラッシュするとは思えませんが、その他の個所すべてのエリアのガタや遊びも検査しましょう。ピンセットや小型の直型プライヤーでこの真鍮の締め付けを調整することができます。

(2)前項までに掲げたチェック項目をすべてこなしても依然としてバイブレーションが残っているようだったり、フライト回数が40回を超えるような場合、サーボを開き、スライダーの汚れを綺麗にするのがよいでしょう。やり方は、次のYouTubeが参考になります。
http://www.youtube.com/watch?v=juGB4HoMjic

終りに

それでも駄目なら、バインドし直してみてください。問題が一挙に解決するかもしれません。

以上です。
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テーマ : ラジコン・空物
ジャンル : 趣味・実用

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Soft Startの体験

徒骨亭さん おはようございます。

本朝の訓練で、Soft Startを体験しました。
当初危惧したほどのことはなく、極めてスムーズに出来ました。
従来の離陸法との比較を兼ねて4ホップのうち1ホップ目は従来どおりノーマル・モードで離陸、その後スタント・モードに切り替えました。
2ホップ目からはSoft Startによる離陸を訓練しましたが、違和感はなく、以前は離陸時にノーズを右へ回転させる振舞があったのですが、Soft Startの場合はこのような振る舞いが軽減されるような感じを受けました。

ヘリの離陸法には、どれが正しい方法だということはなく、あくまでも個人の好みですが、
Soft Startの利点を敢えて申し上げれば、ノーマル・モードからスタント・モードに切り替えるのを忘れてしまって、インバートに入ってしまうポカを防ぐことができることでしょう。

念のため、私のSoft Startのやり方及び現在のスロットル、ピッチカーブセッティングを紹介しておきます。
1 Soft Start
(1) バインディング
ア モード・スイッチはノーマル・モードでTxをオン、その後スロットル・
  ホールド・スイッチをオンにする。
イ ヘリにバッテリーを接続し、初期設定の完了を確認する。
(2) 飛行前点検
ア エルロン、エレベーター、ピッチの動作をチェックする。
イ メイン・ギヤ、ランディング・スキッド、キャノピーの取り付け具合をチェックする。
(3) 離陸前セッティング
ア タイマーをオン
イ フライトモードをスタント・モードに切り替え
ウ スロットル・スティックを50%付近(ピッチ角0°)にセット
(4) 離陸
スロットル・ホールドをオフとし、メインブレードが回転を開始したらスロットル・スティックを徐々に上げる。

2 スロットル・カーブ(スタント・モード)
90%のフラットセッティング

3 ピッチ・カーブ(スタント・モード Low,1/4,Mid,3/4,Highの順)
-10°(11.5%)、-5°(30.8%)、0°(50%)、+5°(69.2%)、+10°(88.5%)

以上です。

Re: Soft Startの体験

藪 丈二さん、こんにちは。

Soft Start、実際に試されてみたんですね。私の場合はスロットル・ホールド・オン、スタントモードのまま離陸しようとして慌ててホールド解除したところから離陸を始めた経験はありますが、意識してSoft Startにしたのではないため、Soft Startになっていたかどうかが定かではありません(笑)。通常ではスタントモードへの切り替えはすべて上昇してから行っています。

今日の午後あたり、天気がよく風も無いので久しぶりにヘリに復帰する予定です。ただし、腕慣らしに今日はmSRXのみにしておくつもりです。
プロフィール

徒骨亭主人

Author:徒骨亭主人
「むだぼねていしゅじん」です。「とこつ」ではありません。
主な関心事は電子工作、鉄道模型、空モノラジコン。その他、オーディオ、銀塩カメラ、クラシック音楽、映画などなど・・・何のことはない。どれも皆、昔ながらのオヤジ趣味ですな。最近は13年11月から始めた山歩きに熱中しております。
女房に頭の上がらない、小学生の息子を持つ父親です。

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